つれづれごと。

SD他、管理人葉月の日常の中で思うことを綴ります。※SDに関しては、必ず5/29「はじめに」をお読み下さい。

啓蒙漫画…だから仕方がないのか?(※辛口です)

2009-02-24 23:43:00 | 子宮内膜症
最近のミセス向け漫画雑誌には、子宮筋腫や子宮内膜症の早期発見・手術啓蒙のためと思われる漫画を見かけます。
が、先日読んだそれが酷かった。
というか、「検査は受けた方がいい」「手術は早い方がいい」と勧めるためのものなので、ある種のハッピーエンドはまぁいいんですが…。

その漫画のヒロインは、卵巣が腫れ上がり、私と同じくらいの状態。
生理痛も酷く、夫や姑はそういったことに無理解であったが、いろいろあって手術を受けることに。
夫は子供も欲しいが、再発防止のためには子宮も卵巣もとった方がいいというならそうしようと思う。が、ヒロインは子供も欲しいので、駄目な卵巣だけとることにする。
再発の可能性もあるが、ヒロインの意見通りにすることに。
内視鏡による手術で、傷も小さく、悪いところはすべてとれてよかったね☆という内容。

…なんだかなぁ。
内視鏡を使った手術にしたいなら、それなりの症状にしておけばよかったのに。
私と同じくらい腫れたら、そんな簡単な手術ではすまない。
「やりたければ」内視鏡にしてもいいけど、とりきれなければ結局開腹するから、傷が増えるよと言われた身としては、これは無理だと言いたい。
内視鏡を使った手術は、医師が直接見られない分大変で、傷は小さいけれど三カ所できる。
あまりに腫れていれば、そこで開腹に切り替えるので、傷が四カ所になる。

また、漫画の中では簡単に子宮もみなとってしまおうかと夫が考えているが、そんな簡単な手術じゃない(いや、他の病気と比較すればそうでもないらしいです。消化器等、生存に関わる臓器じゃないので)。
それでも、みなとってしまえば術後も長いし大変。輸血も可能性があるし。

…啓蒙漫画だろうとは思っていますが、だからと言って、あまり楽になんとかできるように描くのはどうかと。
今は、手術の時期や方法などかなり患者の意見を聞き入れてくれますが、駄目なときは駄目としっかり言われます。
で、手術しますか、しませんか?と言われるうちなら、内視鏡もいけます。
でも、自分が、痛み等で日常生活に支障が出てくるレベルになると、「どうしても」本人がやりたいというなら、内視鏡でいいけど、開けて駄目そうなら切り替えますと言われます。

私も内視鏡ですませたくて、セカンドオピニオンしましたが。
そちらでは8㎝以上も腫れていると、開腹しかできません、と言われました。

わりとポピュラーな状態なのかもしれませんが、あまりにも手術を軽く描くあたり、これを信じる人がいたら悲劇だなと、何かやりきれなくなりました。
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手術後丸一年たちました

2008-10-18 15:36:56 | 子宮内膜症
書こう書こうと思ってのびのびにしていましたが、昨年の手術からまる一年と一ヶ月(←おい)経ちました。早いですね。

おかげさまで元気です。
たまに手術の傷跡に爪をあてちゃったりすると、普通の皮膚より敏感に痛みを感じるかな?程度(昨日偶然あててしまって、痛かったもので)。
傷そのものはもうなんともありません。

半年使った薬のおかげで、筋腫も落ち着いていますし、検診もこの次は半年後となりました。
なにより、初潮以来ずっとだった生理痛が、手術と薬を使用後はまったくなくなり、とても嬉しいです。
まぁ、もともと酷い生理痛持ちだったのですが、内膜症を発症したらバファリンですら痛みを止められず、吐き気がして、腰にホッカイロか湯たんぽをあてていないといけない状態が続きましたからね…(手術日の関係ですが)。今の楽さが本当にありがたいです。
内膜症持ちの方は、必要ならば早めに手術された方が楽です。ほんとに。
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術後について

2007-12-04 21:57:01 | 子宮内膜症
術後ですが、一ヶ月検診では、私の場合実質三週間目に受けたのもあるかもしれませんが(ホルモン注射とのかねあいでこの時期)、まだ痛いです。
おなかの傷は気を遣うのでよくわかりませんでしたが、内診が痛かった。
でも、経過さえよければここでふつうに生活していいと許可が出ます。
私の場合は帯状疱疹が出たので、自主的に(?)もう一月のんびりしていましたが。

二ヶ月めの検診。普通は三ヶ月検診だと思いますが、私は注射のために行きました。
…この時点でさえ、お腹を押されたり内診で診られたりするときは痛いです。
でも、腹筋もしていいという許可が出ました。傷そのものは、医療的にはふさがっているようです(入院中、三ヶ月でかさぶた、六ヶ月で完治、と言われましたけどね)。

三ヶ月目。二ヶ月検診で内診をしたので、今回はなし。問診後、三ヶ月後に予約を入れ(これが六ヶ月検診。何かこのとき異常があれば、MRIを撮るそうです)、注射して終了。注射も今回で終わりです。

お腹の傷そのものは、二ヶ月くらいまでは押さえると痛みました。下着とか、あたると痛いです。
今でもたまに痛みます。まる三ヶ月経ったら、また違うかも?
後は、角度によってたまにひきつるような感じがありますが、これは皮膚を引っ張るからだそう。

この痛みがとれたら、個人的には完治といえそうなんですが。
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帯状疱疹について

2007-12-04 14:31:14 | 子宮内膜症
帯状疱疹についてのことを書こうと思っていて、そのままになってしまっていたので。

帯状疱疹は、水疱瘡の菌が、免疫の低下や体力の低下にともない、再び活動することから起こる病気です。
神経を伝わって移動するので痛みが激しく、早期に治療を受けないと、痛みが後遺症として残ることがあります。
体の右側に出る場合が多いそうです。

私の場合、術後三週間になる数日前から、右胸が痛み出しました。
乳房の下にそって痛みがある感じ。
びりびりと、という形容詞があうタイプの痛みで、痛まない時もありますが、痛いときはひどく痛みました。
お風呂に入って温めると、なぜか痛みが軽快するので、最初はなんだかわからないままでしたが、日が経つにつれてひどくなるので、術後一ヶ月の検診の時に聞いてみようと思っていました。

検診で、痛みのことを話したところ、「湿疹は出てる?」と聞かれました。
前日主人にみてもらったときはなにも出ていなかったので、出ていないと答えると、見てみましょう、ということになり、見てもらったところ、出たばかりの湿疹が!
間が悪いことに、私のかかっている病院にある皮膚科はその日は新患の受付をしていない日だったので、一度帰宅後に近所の皮膚科に行くようにと指示され、帰宅。
帯状疱疹は早く行けば行くほど治りがいいのだそうで、あまり放っておくと後遺症が残るから、といわれました。

原因は、おそらくは手術のストレス、免疫低下、体力低下によるものだろうとのこと。

これにかかったおかげで、二週間ほど、安静時期が延びました。
…これ、痛いんです。痛んでいるうちは、まったく動けないほど。
私の場合、痛み止めだけで三種類出ました。でもこの痛み止めのおかげで、夜眠れました。

湿疹はかゆいですが、帯状疱疹に効く塗り薬は一日一回塗ればいいので(その後は一日ほとんどかゆくない)、その点は楽でした。

しかし、人間の体って複雑ですね。
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症状について

2007-09-22 18:31:38 | 子宮内膜症
子宮内膜症の症状ですが、私はもともとかなり生理痛が酷く、痛み止めは必須でした。
が、内膜症とわかってからはそれよりも酷い生理痛が来るようになりました。
腹痛でなく腰痛で、痛み始めると脂汗がでて吐き気を催す痛みで、痛み止めもどこへやら。
ふと手を当てたところ、温めると痛みがひくことに気づき、湯たんぽを使って(ホカロンやホッカイロなどは外出時に使いました)温めることで対応しました。

思えばこの痛みがあったからこそ、手術するなら早くした方が、と思えたのかもしれません。

他に目立った症状はたまにある腰痛くらいでした。
あ、内診でお尻の方から痛む場所を探られた時、左腰にツキッとした痛みを感じ、これが結構尾を引いて、二三日痛んだのが辛かったですね。

ホルモン注射を始めると、生理が止まるので生理痛や腰痛はなくなりました。

ちなみに注射の効果ですが、手術前々日、エコーで見てもらったところ、やや小さくはなっていますが、それほど劇的に小さくはなっていませんでした。
これは六ヶ月を使用の限界とし、私の場合は手術後に三回やりたいということで(筋腫対策)、術前は三回しただけですので、こういう結果だったのかもしれません。
なお、癒着は注射の効果ではがれるということはないようです。…ちょっと期待したんですが(私はかなり癒着がひどかったそうなので)。

蛇足ですが、内膜症で手術を勧められた場合、絶対に早く手術した方がいいです。
自然治癒はありえないとのことでしたし、癒着がひどくなる一方ですから。
癌の可能性も出て来るし、いいことないです。

…後のことを考えるとためらいますが、でも私も、早くしておけばと思うことがあります。
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手術について(3)健康でないと手術も危険度アップ?

2007-09-18 21:54:33 | 子宮内膜症
私の場合、手術すると決めてから実際の入院まで三ヶ月ほどありました。
これは、病院の都合。最速でこの日数でした。
まぁ悪性でないからと待たせられていたのですが(悪性だと緊急ということで来月に手術予定を入れるらしい)。

この間、ホルモン治療で内膜症・筋腫を小さくするため、月に一度、お腹に注射をしてもらいに通いました。
これが一回約一万円(ちょっと出ます)かかります。
これは骨粗鬆症を引き起こすことがあるため、骨密度のレントゲンと、貧血かどうかの血液検査もありました。

その後、術前検査で心電図、肺活量、採血、肺や腎臓(尿管を巻き込んで癒着していないかどうか見る)のレントゲン。
この時、手術のための必要品一覧と、大体の入院から退院までの流れを書いた説明書きをもらいました。

手術のための必要品は、
・病衣(私はこれは病院から貸し出しがあるので借りました)
・吸い飲み
・紙おむつ三枚
・T字帯二枚
・腹帯(ベルト式)二枚
・白バスタオル二枚
・タオル三枚
・履物(かかとがないもの、スリッパ)
・洗面用具
・ショーツ
・テイッシュペーパー

でした。

後は手術のための健康チェック…でしょうか。アレルギーはないかとか(薬、食べ物)、視力、飲んでいる薬、生活習慣(起床・就寝時間、排便の回数など)、歯の健康についての項目もありました。
虫歯やぐらついている歯があると危険なのだそうです。
麻酔をかける時、私は下半身麻酔と全身麻酔だったのですが、最初は背中から注射され(これは少し痛いですが、ここから術後の痛み止めが入ったようです。この痛み止めは強力で、後で書きますが、術後一日目夜、これが切れた時は、飲み薬の痛み止めを入れていても我慢できず泣いてしまったほどです)、お腹をさわって感覚を確かめ(下半身麻酔が効くとだんだん感じなくなります)、その後腕に注射(私はこれが痛かったです。腕から染み渡る感触が不快で、でもそれが消えると身体が熱を持ってきます)、ここで意識がとぎれた後、気管に管をいれての麻酔になるのだそうですが、この時、口を閉じないよう金具で固定するそうです。
が、固定の際、歯が抜けていたりして隙間があいていると、ひっかかって歯が折れるなどいろいろ問題がおきることがあるそうで…。

このほか、起きてはならないことですが、副作用というか後遺症というか、手術・輸血(実際はしませんでしたが、子宮全摘など大きな手術になった場合、しなければならなくなるので)・麻酔の危険性について説明され、正直怖くもありましたが、入院までくればまな板の上の鯉、先生にさばいてもらうしかない、と冗談口(言い方だけ。覚悟としては本気)でおりました。
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手術について(2)

2007-09-17 17:52:35 | 子宮内膜症
病院によってもいろいろあると思いますが、うちはこういう流れでした。

術前二日前に入院→術前一日前に胃腸をからにする(手術の際、吐いて喉に詰まって窒息という事態を避ける、術後腸の動きが悪くなるので、腸に負担をかけないため)→手術→術後一日目の午後、ベッドに座り、立って歩く練習→術後二日目にも歩く練習→術後三日目から五分粥開始→術後四日目五分粥、集中治療室から一般病棟へ、シャワー許可→術後五日目普通食→術後六日目普通食→術後七日目退院。

術後一週間のうちに何らかの異常を起こさない限り、一週間目に退院です。
動けるのか?と思いましたが、五日目あたりから、一日経つ毎にぐんぐんと痛みが減っていきます。
それでも私は結構痛み止めを使いましたが(笑)、病院の痛み止めはよく効くので(バファリンの数倍は効く。さすが処方箋の薬)それほど辛くはないです。

術後すぐに歩くのは、傷の回復を早めるため。
深呼吸をすることもいいそうで、勧められました。
麻酔から覚めた後も深呼吸をするように言われました(気づいたら、でいいそうですが)。
こちらは肺炎を予防するため。

手術って、大変です…。
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手術について(1)

2007-09-17 17:33:53 | 子宮内膜症
私の場合は卵巣の腫れからでした(もともと筋腫持ちで、病院に検査に通っていました)。

卵巣は5㎝以上腫れると、卵巣癌の可能性が出て来るそうです(私は7㎝以上ありました)。
MRIで癌細胞は見つかっていなかったものの、腫れた卵巣の中に初期の癌があることもあるので、手術で病理検査をするため、時間がかかるとのことでした。
卵巣癌は進行はそれほどではないけれど、転移はリンパ節を通るので早いこと、なので癌か境界悪性(癌でもないが良性でもない)の場合は子宮、卵巣、リンパ節など全て摘出すること、を勧められ、了承しました。

治療には子どもを望んでいるか等でいろいろ選択肢がありますが、確実に治すなら全摘だそうです。
この場合、更年期障害も引き起こしますが。
私の場合はとらずにすむならとりたくないので、駄目なところだけ、それでも開けてみなければ分からないところが多いということなので、執刀医の先生の判断に最終的には任せる、ということにしました。
最優先は、主人とも話し合い、生きること、でした。

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子宮内膜症について

2007-09-17 17:28:15 | 子宮内膜症
子宮内膜症、とは、生理の際子宮の中で起こるメカニズムが、子宮以外の場所で起こる病気です。
卵巣などに出来て腫れた場合、内臓を圧迫し、あちこちで癒着を起こし、酷ければ尿管等を巻き込んでしまうこともあるそうです。

治療法は手術。薬などではなくなることはないそうです。

手術には開腹と腹腔鏡手術があります。
腹腔鏡手術は(私が手術を受けた病院では、お腹に1㎝ほどの傷を三箇所開け、そこから器具を入れてカメラで見ながらするということでした)小さな傷ですむものです。この場合は術後五日程度で退院できるようです。
うちの病院お勧めは開腹手術でした。こちらは下腹(おへその下あたり)から約10㎝くらいの傷ができます。

なので腹腔鏡手術を望む方も多いと思いますし、私もそれを希望していたのですが、これはいろいろと制約があります。
・スリムであること(私はぽっちゃり体型ですが、こういうタイプはやりにくいそうです)。
・症例が軽いこと(開けてみて、MRIなどで予測したより症状が進んでいると、腹腔鏡ではとりきれず、開腹に切り替えざるを得ないこともあるそうです。この場合、傷は四箇所できます)。

私の場合は左卵巣が腫れ、一月の時点で手術していれば腹腔鏡でも何とかいけたかも、といわれました(…これは言ってくれなかった。「手術したくないですよね」と聞かれただけ)。が、どうしても、と頑張れば腹腔鏡でもいいですよ、と言われました。条件付きで。
腹腔鏡の場合患部がとりきれず再発の可能性がより高いこと(子宮内膜症は再発率の高い病気です)、間に合わないと判断すれば開腹に切り替えることになるので、傷が増えることを言われ、開腹手術を決めました。

お医者さんの方も、実際に開けた方が確実に治療できるようです。
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退院してきました。

2007-09-16 17:48:06 | 子宮内膜症
またまたお久しぶりです。
退院してきました。…って、入院したこと書いてませんでしたね。
実は私、子宮内膜症で、今年に入ってから急激に悪化したため、手術して左卵巣を摘出してきたのです。
幸い経過もよく、約一週間で退院できました。
とはいえ、ひと月は安静に、といわれているのですが。

せっかくなので、ここで入院体験記など書いてみようと思います。
合間にDSゲームの批評も織り交ぜて。


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