つれづれごと。

SD他、管理人葉月の日常の中で思うことを綴ります。※SDに関しては、必ず5/29「はじめに」をお読み下さい。

ものって、増える。

2015-06-25 22:30:50 | 日常雑記

雑貨好き。本好き。

この二要素が入ると、ものは増える。さらに、「コレクター気質」なんてものもあると、際限なく、増える。

なぜか?出会ったときに手に入れておかなくては、二度と出会えないことも多いから。

なので、収納スペースが限界に来ても、どれも捨てられない…なんて、今までずっと思っていた。

…子供の頃、親に無理矢理捨てられた反動もあるかもしれない。親は、親が好きなものをとっておかせて、私の好きなものは捨てさせることが多かった。

確かに大人からみたら、くだらないものだったのかもしれない。でも、これいらない、と言っても、「もったいない」といって、捨てさせてくれないものもあるのに、好きなものを無理矢理捨てられるのは、苦痛だった。

学校に行っている間に、こっそり捨てられたりして(きっちり抵抗したし、拾えるものは拾った。捨てたことすら隠されるようになったけど)。

 

ひとに見せる、より、自分がほしいものを持ち続ける方がいい。

そう思って、今まで生きてきた。

でも。

ある時気づいた。

増えすぎたものは、圧迫感を与える。

自分の好きなものに囲まれている、というのは幸せだけど、ある特定の状態ー精神的に参ってきたりーすると、「自分の好みに囲まれている」ことが辛くなる。

けれど、私には掃除というか、片づけというか、ものの取捨選択ができなくて。

だってみんな好きだから。

 

…そう思っていたのだけれど。

カウンセリングにかかるようになってから、「いらないものを片づける」ことが出来るようになってきた。

捨てる、というのは悪いこと、辛いことだと思いこんでいたので、要らなくても捨てられなかった。

というか、いらなくても、「もったいない」「まだ使えるのに」という発想がしみ込んでいたので、結果、要らないもの、好きでないものも、多く手元にあるのだ。気づかなかったけど。

 

でも、「自分が好きか否か」だけで、捨てるかどうか決めてもいいのだ、と気づいて。

どさどさ捨てた。捨てるのも気持ちよいのだと、初めて気づいた。疲れたので今日は終わりにしたけど。

しかし。

ゴミの量は結構ある(七袋くらい)のに、まだ全然片付いてない。

…ものって、増えるんだなぁ。

 

また頑張ろう。

 

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気分は低調だけど

2015-06-22 20:18:32 | 乳癌

あんまり考えない、方がいいみたいです。

どうも、私は「言葉」に影響されるようで。

例えば、嫌いな人がいたとします。で、その人を「嫌い」と言葉でくくってしまうと、より、嫌いになる…っぽい。

「ちょっと…」としか考えないでおけば、「嫌い」まではぎりぎりランクアップしないようです。

 

で。

ホルモン治療、投与から足かけ二ヶ月め。まだばりばり不眠です。

不眠、なら活動できるか、というと、食べるのも面倒だったりするので(何を食べるかと考えるとか、買い物とか、調理とか)、実に適当なことしかできません。ここ一年くらい、こんな状態です。

でも、最近、開き直りました。

実際、薬が切れてくると、ちょこちょこ何かやり出すんです。

薬が効いているうちは、じっと座っていたいというか…誰かつきあってくれれば動けるんですが…なかなか行動できない。

趣味のダンスのレッスンの予約を入れるのも、余裕持って、気合い入れて、みたいな状態。

これが嫌で嫌でしょうがなかったのですが…どっちみち、できないのなら、もういいやと。

昔なら、親が怒ったでしょうが、今は誰も怒る訳ではない。夫は、治療中だからと言ってくれている。私だけが、私自身を受け入れられなくてじたばたともがいている。

でも、受け入れようと受け入れまいと、私自身の状況は変わらない訳で。

なら、少しでも気分が楽な方を選ぼう、と思えてきました。

不思議なことに、諦めると、少しは以前より動けたりして。意外です。

 

考えすぎる人は、考えるよりも行動するべき、だそうです。

…私にぴったりかもしれない…。

少しずつ、やってみます。

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今更ながら…PSP『花帰葬』をプレイしました(※ネタバレあり)

2015-06-21 15:48:08 | ゲームレビュー

『アルトネリコ』シリーズで志方あきこさんの声に惚れて、こちらのCDも買って聴き、思いっきりはまったというのに、ゲームは未プレイでした。

暗そうなストーリーで、ハッピーエンドになるんだろうか、という心配と、絵柄が少々苦手なタイプに属するので。

PS2に移植された当時、それでやらなかったのですが、PSPにも移植されているのを見つけ。

こちらは外伝含めて入っている、ということで、初めてプレイしました。

…いやー、いいです。志方さんの声と音楽、切ないけれど読後感の清涼感、不思議なゲームです。

人が人殺しの罪を重ね、それが限界に達した時、玄冬が生まれる。彼が生まれると、世界は永遠の冬になる。いったん生まれてしまえば、玄冬はなにもしなくても、世界は勝手に消滅していく。雪に降り込められたまま。

つまりは、玄冬が望まなくても、彼が存在するだけで、勝手に世界は壊れていくのです。

で、玄冬が生まれると、救世主も生まれる。救世主だけが、玄冬を殺せる。…救世主の意志は関係なく。

「本人には悪意がないのに、悪と呼ばれる」というあたりで、「フェイト/ホロウアトラクシア」を思い出しました。あちらは、悪と呼ばれたものはその通り、悪に染まっていってしまいますが。

この玄冬と、救世主たる春白の友情(友情というよりは、愛情、でしょうか。運命共同体?です。しかし、恋ではない)が繊細に描かれます。

このお話が、二人の恋物語だったら、話は簡単ですが、感動もしなかったでしょう。恋が身勝手な側面を持つのは当たり前なので。

 

ボリュームは、真面目にプレイすれば1~2日でクリアできるくらいで、ちょうどいいです。長すぎると、これだけ濃い内容の話はきつく、プレイしている側も内容を忘れがちになります。

今どきの大容量のゲームと比べれば短い部類に入ると思いますが、これくらいだと繰り返しプレイしたくなりますね。

 

個人的には、黒鷹が好きです。井上さん、やっぱりいいお声。キャラクターとしても、ストーリーを進める狂言回しでもあり、エンドによっては主役?という感じでもありました。

「主」と黒鷹や白梟に呼ばれている「彼」は、カトリックの私としては呼び方が馴染まず、また、もともとの私自身の「神」にたいする考え方とも違うので、ちょっと驚きでした。これはこれで、ありだとは思いますが。エンド15か16を見ると、それでも世界に対する愛着のようなものが黒鷹の言葉で表現されるので、ほっとしました。

ひさびさに、いいゲームに出会えました。嬉しいです。

 

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