再販時期を見誤ってるとしか思えない

今更ながら、明けましておめでとうございます。
何だか放置してしまいました。

最近はもっぱらDD関連でボークスに関わっていますが…。
今回の限定を見て、ふと思ったこと。

眠ナナ、2005年以前に出してくれてれば（名古屋で出た怒りナナは表情が違うので別）、きっとお迎えしただろうなということ。
いや、うちにはオクで迎えた1st眠ナナがいるけれど…。
あのころ出してくれてれば、オクで購入せずにボークスで買おうとしたと思う。

ボークスはいつも、限定限定で飢餓感を煽っておいて、突然再販してくる。
憶測すれば、会社が資金繰りに苦しくなると？過去の限定を再販してくるような…。
特に最近は。
以前は、肌色が違うとか表情を変えるとか、再販じゃないしそれ、ってことばかりだった。

飢餓感を煽る、というのは、ひとつの有効な商法ではあると思う。
でも、時期を見誤れば、完全に売り時を逃す。
実際、私はボークスのとあるSDが欲しくて、京都まで行ったことがある。
…買えなかった。受注もなかった。
ボークスとは関わったばかりで、いつもこんなのだと知らなかった（なまじ、その前のイベント時には全受注がかかったので、売り切れたら受注するんだと思いこんでいた）。
…冷めた。
そのSDは、後に天使の里とやらが出来てから、通常販売されているらしい。
でも、私が買うことはもうない。

SRで、売れ残った眠ナナを眺めながら、そんなことを考えた。
いずれ売れるだろうから、売れている限りはボークスは気付かないんだろうが…。

タカラのジェニーと同じ道を歩むのではないかと危惧している。

キャストドール疲れ

黄変しても可愛がれる！と思っていたが…。

デフォメイクに惚れ込んで、どうしても！と買った子が、黄変しているのに先日気付いた。
そうしたら、今までにないほど、がっくりしてしまった。

ボークスにはデフォルトメイクサービス（有料）があるが、まったく同じにはならないので、お気に入りの子はメイク替えはしないことにしている。
今までは、黄変しても可愛がれると思ってきたが、たった数年で、ここまで変色することに、思った以上にがっかりした自分がいた。

その後、DDに手を出して。
…そう簡単に変色しない人形、というのが、いかに気分が楽かと思った（DDには色移りの問題があるが、ボークスの服を着せなければそれほど問題なし）。

キャストドールは綺麗だが、一年やそこらで透明感のある肌ではなくなり、数年で黄変する。
気付けば真っ黄色、なんてこともある。特に飾ったままだと。
エステという名目で、削れば元の色になることもあるが、これもやりすぎれば造形が変わる。
黄変を遅らすなら、飾らずに箱にしまっておいて、時々換気するといいようだ。…が、これって人形遊びと言えるんだろうか。

今でもうちの子たちは好きだし、キャストドールは綺麗だと思うが。
もう手を出すことはないだろう。黄変する材質で、しかもそれがたったの一・二年で起こるというのに、疲れた。
やはり人形に求めるのは、変化しないこと。永遠性。実際は少しずつ劣化するとしても。
…という私には、やはり向いていない人形だったのかもしれない。

新聞にSDが載っていた…。（※辛口です）

何の気なしに今日の西日本新聞を見ていたら、天神の流行というか若者事情というかのページで、メイド喫茶とかコスプレとかと共に、ジーストアとボークス福岡SRが取り上げられていました…。
しかも、「人形に理想の自分を投影するお客様が多く、思い入れが強いんです」との店長談話つきで！！！

ふざけるな。

誰が理想の自分だ。誰が！
…いや、そういう客だっていていい。いて悪い訳じゃない。
だが、それでくくるな。そういう奴ばっかりじゃないわい！！

客観的に見て、「人形に理想の自分を投影する奴」なんぞ気持ち悪い。
ごくごく一般的に言えば、そんな暇があったら自分を磨け、ということになるだろう。

ある種、人形趣味にはそういう一面があるのは確か。
SDはメイクやウィッグでまったく別人に変わるので、よりそういう意味合いが強いが、持ち主の好みの衣装や小物で飾られるので、持ち主の個性が出るものだし、「理想の自分」として扱っている人もいるだろう。
そういう人はそれでいい。
が。
ただ単に「綺麗なお人形」として遊んでいるこっちは、そういう見解を販売元に言われたくないのだ！！
※個人が言っている分には関知しない。人それぞれだから。

…しかもこんなんが新聞に載るなんて…。

SD趣味に風当たりが強くなるんじゃないだろうか…。

移り変わり

ここしばらく、SDに触っていなかった。
飾ってある子もいるが、ろくに顔も見ていない。

一時期食玩も集めて27㎝ドールに使って遊んだが、飾ったままにしておけない（場所をとる）から、最近はそれもしない。

SDサイトを見ることもなくなった。

先日、ふと気が向いて、SD関係のお気に入り整理をした。
ずいぶんなくなったサイトが多い。
移り変わりは早いのだ。

そして、自分も。

キャラ設定して楽しんだSDだが、今となっては人形として本当に気に入った子だけが時々着せ替える対象で、あとは放ってある。

…つぎ込みすぎたと苦笑いも出るが、もうこれから先、こんな麻薬に手を出すことはない。
覚めた後、さっぱりもするが、苦くもあるから。

当たり前だが、人形では、癒されない。

そして、SDはとかく品切れ感、限定という優越感をくすぐることで売れ行きを拡大する商品だ。
ほしいほしいと、無間地獄に堕ちたような状態だった。

買っても買わなくても辛い商品（何故なら買ってもすぐ次に欲しいものがでる。服、靴、ウィッグ、家具、お友達の子…）。
今となってみれば、あの頃の自分は狂っていたような気すらする。

やっと、平穏。

ロザリオについての認識って？

某巨大掲示板を見ていたら、SD用のロザリオを作っている人について、あれこれ論評しているところに行き当たったのですが…。
作っている方が誰かは分かりませんが、批判している方々もロザリオを知らないということに愕然（以下は例です。→のあとは葉月の回答＆つっこみ）。

・おメダイってロザリオの三つ又のところについているのを言うんでしょ？普通のメダイって何？→あれはセンターメダイで、普通のメダイというのは大抵は楕円形か円形のメダイ。センターメダイもいろいろな形があって、不思議のメダイのマリア様を切り抜いた？ようなものとか、ルルドのマリア様と聖ベルナデッタ、「道・真理・命」のイエス様、十字架を抱えるイエス様などいろいろです。ちなみに私のロザリオは、唐草模様のようなセンターメダイがついています。小麦の装飾模様のようです。

・普通のメダイは基本マリア様で、宗派によって違うかもしれないけど、教会で売ってるのはマリア様だったよ。→おそらく「不思議のメダイ」のことだと思うけど、あれが一番人気があるからというだけで、他にも色々あります。宗派ってね…。メダイを使うのは基本的にカトリックだけでしょう。聖公会もロザリオは使うけどね。

・１つのロザリオにいくつもメダイつけてたら怖い→カトリックではつけてる人もいるらしいです。私はつけないけど。キリスト像のついていないロザリオもあります（悲しみのロザリオなど）。長崎の二十六聖人の資料館にあるロザリオには、キリスト像のついていないものもあったと記憶しています。
キリスト像の代わりに、マリア様以外のメダイがついているのはチャプレットというようです。

うぅ、一般にはこんな認識なんだろうか…。ちょっと悲しい。

SDとスターエクセリーナ

実は、我が家にはスターエクセリーナもいる。
この子をお迎えして、SDとの差に愕然とした。
もちろんSDはカスタマイズドール（というかフィギュア）で、スターエクセリーナはファッションドールなので、比べるのもどうか、と言われたらそれまでなのだが、似たような値段とサイズ（スターエクセリーナは52㎝なので少し小さいが）なので、どうしても比較してしまう。

スターエクセリーナは高価ではあるが（SD限定が10万円台に乗ったので、SDの方が高くなりつつあるが）、スタンドもついてくるし、服も靴もアクセサリーもついてくる。
それだけならSD限定も服や靴はついてくるので同じだが（スタンドはついてこないが）、衣装の出来が格段に違う。
スターエクセリーナの方が圧倒的に出来が良い。
かつ、ここは女性好みのところだが、箱や包装が美しい。
アクセサリーなど、専用ケースに入ってスターの名前入りリボンで結わえられてくる。
お人形自体も、箱にスターの名前入りリボンで固定されてくる。
感動的だったのは、下着や髪飾りなどは不織布の薄い布袋に入れられ、スターのシールで止められるか白いリボンで結わえてあるところ。
このあたりの心遣いが嬉しい。
値段に恥じない（このいい方はいやらしいが）素晴らしいお人形である。

カスタマイズの楽しみを追求するものではないので、比較するのも無理があるかもしれないが、顧客満足、という点ではボークスの及ぶところではない（応対も品質も）。
この子と出会ったことも、ボークスから決別できた一因であると思う。

最近の傾向。

近所のSRが無くなったことも関係するが、最近、私の中でSD離れが加速化している。

綺麗なお人形が好き、なだけの私には、正直面倒な人形だった（好きな時はそれでも頑張っていたが）。
顔を描きかえたいとは思わないのに、そうしなければ黄変する。
ジェニーやリカちゃんより劣化が早い。

そして例のコンセプトノート。
これとあの聖母像（！）がなければ、教会の門を叩くこともなかっただろうから、私にとってはマイナスばかりではないのだが、最近出した『もうひとりのわたし』とかいう写真集で、またもや宗教まがいの設定を（こりもせず）載せたと聞いた。

ほとほと、ボークスが嫌になった。
「愛想がつきた」ではない。「嫌になった」のだ。

可愛い人形ではあるのだが、ボークス製品、と思うと不快感が走る。

ゆっくり整理をすることにしよう。

野外撮影について

わりとループする話題だと思いますが、野外撮影について。
いいか悪いか？という話になると、一概に言える話ではないのですが、考えていることをつらつらと。

いい点としては、野外だと人形が綺麗に撮れること。
太陽光に叶う光源はないのですから、これは当然。

悪い点としては…ここは微妙な問題だと思っています。

まず、非常識なことは論外です。
例えば撮影禁止の場所で撮影する、立ち入り禁止の花壇に入る、枝を折る、多人数で騒ぎながら…等々は当然いけません。

後は、不快感を与えない服装（人間も人形も）が大事だと思っています。

私も野外撮影をしたことがありますが、うちのSDはひらひらした天女のような衣装だったり、振袖だったりしたせいか、「綺麗なお人形さんですね」とか「雑誌か何かの撮影ですか？」と言われました（人がいないところを選んだのに、撮影の終わり頃に見つかってしまった）。
何かの衣装、と思われるくらいの綺麗な衣装を着せておくと、否定的な見解はそうそうないと思います（お人形らしい服、ですね）。

不気味な格好、露出度の高い衣装はやはり違和感を覚えると思います（不快感、と言い換えてもいい）。
猥褻物陳列罪になりそうなものは論外。

性別なら、少女人形の方が受けはいいでしょうね。大抵人形は少女ですから。
男性の人形は、少女人形とカップルならOK、という感じでしょうか。

まぁいい大人が何してる、という意見は必ずあると思いますので、その辺のわきまえも必要ですが、どちらかというと、厳しいのは世間より、同じSD者だと最近は思っています。

要求される気がする人形

最近SD熱が冷め、人形から遠ざかっていたのだが、ふとしたことでまたジェニーに戻った。
我が家は小学校三年生で強制的にお人形から卒業させることになっていたので、当時したくてたまらなかった、ハウスだの小物だのを揃えての遊びを今になってやっている（以前は服作りだけだった）。

で。
何だか不思議なのが、ジェニーは気楽に楽しめるのだ。
SDは服作りをしていても、何だか「縫え！」と要求されているようで、途中で縫いたくなくなったりしたのだが。
ジェニーはまったり縫っていられる。

何故だろう？と思って、ふと、SDは悲しい顔をしている、と神父様がおっしゃったお言葉を思い出した。
憂い顔の人形故に、何かしてやりたいと、気ばかり焦るのかもしれない（だからはまるのかもしれないが）。
それで私は疲れてしまうのだろう。人形は決して笑わないから。

ジェニーは最初から微笑んでいるし、「ジェニーで」遊ぶことはあっても、「ジェニーを」喜ばせようと何かする、ということはない。
だから楽なのだろう。

急かされているような気持ちにならず、のんびり遊べる人形遊びは、何だか久しぶりだ。

気持ちの熟成、とでもいうのか。

実は最近SDには冷めてきている。
ボークスへの不平不満、販売方法の酷さ、対応の悪さはもう言うに及ばずだが、タカラの復刻チビ猫人形を買ったためもある。

SDは本来顔を描き変えて楽しむことを推奨されていた（今はどうだろう…？）ドールだし（私自身はこの「ドール」という呼び方が嫌いである。何だか安っぽいものを指しているように感じるから）、チビ猫は観賞用のお人形なので、目的が違うからと言われればそれまでだが、タカラのチビ猫は担当者さんの熱意により企画され、買い手の熱烈なラブコール？で再販されたためかお顔がとても丁寧に描かれている。
それでもスタンダードSDより一万円安い。限定から見たら、四万近くは安い。

かたやSDは、高いわりにメイクは適当である（限定とフルチョイスメイクは除く。但しフルチョイスメイクは当たり外れがあるらしい）。服もつかない。

企業の差というものかもしれないが、「価格」と「仕上がりの差」で愕然としてしまったのが、気持ちが冷めた一番の理由だと思う。

それと、もう一つ。
実はチビ猫お迎え前に、ずっと欲しかったSDを購入した。
ある限定っ子だが、もともと、この子の発売当時は購入予定がなく、スルーした子だ。
ところが、一年経つ間にじわじわと欲しくなり、時期を見て、と思っていたのになぜか盛り上がってしまってオークションで手に入れた。
SDはたくさんいるのだが、この子は何だか特別な気がする、と思っていた。
が、最近ふと気づいた。この子は、私が買ったSDの中で初の、「本当に欲しくて」買った子なのだ。

欲しいもの、というのは、大抵見てすぐに欲しい、と思うが、私の場合、その場で即決で買ったものより、どうしよう、と悩んだあげく、一度はやめて帰ってしまい、その後改めて購入のために出かけていって買ったものの方が思い入れが強いらしい（即決で決めたもので、後々まで後悔しないでいられるもの、というのはあまり多くない）。
ものを買うのに、気持ちの熟成、とでもいうのか、それだけ考えても欲しい、とまで思わないと、思い入れがしにくいようなのだ。

ところが、SDはそもそも、「限定」で品薄感をあおり、実物をみるチャンスもなく（写真のみで購入を決める）、イベント当日に買わないと、後では手に入らない（オークション等は除く）。
なので、勢いで買ってしまった、という場合が多かったように思う。
それらのSDが好きではない、ということではない。
ただ、熟考する時間なしに買ったものと熟考したものとでは、思い入れの深さが違うように思える。

オークションのSDカテの盛況ぶりをみながら（ひところよりは落ち着いたような気もするが）、思い入れをさせない今のボークスの限定商法ゆえかと考えている。