さくらちゃんを迎えてから、とあるブログ様であるトライアルの話を読んで考えたこと。
その方は保護活動をしておられ、よくよく相手を選んで猫ちゃんのトライアルに踏み切ったのですが、二日で帰ってきてしまった、というお話でした。
それで自分を省みて思ったこと。
さくらちゃんは2週間のトライアルでした。私は猫は前のみぃちゃんしか経験がなく、うさぎとか鳥とか飼ってきましたがみんなペットショップ等の出身で、保護猫は初めてです。
どちらで飼おうとも、最初は静かにしておくべしと飼育本にはありますが、ペットショップの子とかだと、家についた翌日にはもう構いだしたりしてた気がします。小鳥だと、雛を飼えば餌をやらなければなりませんし、結構最初から構えます。大きめな子は人慣れしてますし(文鳥のゆきちゃんはこのタイプ)、小さいうちに飼った子はまだ人間が怖いと思っていないので、疲れさせないように気をつけさえすれば、べたべたしていても大丈夫でした。むしろ、べたべたしてるとべた慣れの子に育ってくれました。
みぃちゃんは拾った子ですが、あちらから寄ってきた子だったのでなつっこかったです。それでも「あんまり私には懐いてないような…」と、飼った当初は凹んだこともありました。
さて、さくらちゃんですが、うちにきてケージには馴染んだというか自分のものだとあっさり認識したのですが、人間にはなかなか懐いてくれません。
一日二日はともかく、1週間しても2週間めが近づいてきても、あんまり慣れた気がしない…となると、トライアル失敗なのか、と落ち込んだりしました。
こんなに懐かないなら、うちに合わないのだろうから、保護していた方に返した方が…と思ったのも二度や三度じゃありません。
トライアルって、合わないとなれば「返せる」のです。これは猫の為ですが、逆に問題もあると思います。「返せる」となれば、じゃあ無理しないで、返してしまおうか…という甘えも出て来るのです。
これが自分が拾って飼った子なら、手を尽くして何とかしようとするでしょうが、「返せる」なら返してしまおうか、と思ってしまったりするのです。
これがいかん、と思ったので、懐いてないなと思いながら譲渡して頂いてしまったのですが。
自分の家の子なので投げ出せない、とならないと、私は頑張れないようです。自分に甘い。自分の家の子、となると、何か心構えが違うというか、腹が据わるというか。とにかく、頑張る気になるみたいです。
かといって、トライアルが悪いということではありません。トライアルがないと、猫アレルギーとか出たらその猫ちゃんも家族も困ってしまう訳ですし。
でもトライアル失敗は、猫にとっても辛いことだと思うので、どうしたら一番いいのかはわかりません。
何もなくただ譲っていい訳でもないと思いますし。
猫と人の幸せ、考えると難しいですね。