孫ふたり、還暦過ぎたら、五十肩

最近、妻や愚息たちから「もう、その話前に聞いたよ。」って言われる回数が増えてきました。ブログを始めようと思った動機です。

奇跡の一本松に見る大和心

2016年03月20日 | 社会観察
「奇跡の一本松」のニュースを見て、多分西洋人にはなくて、日本人の心の中に流れる共通した独特の心情を垣間見たような気分になった。

そのニュースとは、次のような内容だった。

『東日本大震災による津波に負けず唯一残り、復興への希望の象徴となった岩手県陸前高田市の「奇跡の一本松」から育った苗木が19日、出雲大社(島根県出雲市)に奉納され、記念植樹式が開かれた。』

津波にも流されずに、生き残った松の木を擬人化して、復興のシンボルのように扱うなど、およそ西洋人や支那人には理解できないだろう。

この違いは外国の大災害の後に良く見られる、商店での略奪や窃盗が、日本では起きないこと。援助物資を整然と並んで混乱なく受け取る様子。

それどころか、災害のときは無法者達までもが、被災者のために炊き出しをするような、外国の人たちにしてみれば異様な光景の部類の一つに入る事なのかもしれない。




『植樹されたのは、岩手県陸前高田市で松原の再生活動に取り組むNPO法人「高田松原を守る会」の小山芳弘副理事長(64)が育てた1本。震災から約2か月後、一本松の近くで見つけた小枝2本を接ぎ木した。』と、ニュースは続く。

この「小枝を接木」して育てるという行為は、尊い命を連綿と伝えて今日に至る日本の長い歴史観、生命感そのものではないだろうか。

『この日の式典では、千家尊祐たかまさ宮司や長岡秀人・出雲市長、小山副理事長ら6人が高さ約1メートルの苗木を参道脇に丁寧に植えた。同会と交流があった漫画家・やなせたかしさん(2013年死去)が、苗木を「ケナゲ」と名付けたことなどを紹介した解説板も除幕した。』



『式典後、千家宮司は「大切に育て、今後は出雲のマツとの子どもを各地に植樹して、一本松とのご縁を広げていきたい」と話した。小山さんは「被災地のことを忘れないでほしい。訪れた多くの人たちがこの木を見て、災害に備える心を持つきっかけになれば」と願いを込めた。』

弥生時代、当時の日本列島の人口は数十万人だったそうだ。

それが、途中7年間ほど連合軍に占領されたことはあったが、ほとんど異民族の侵略や支配を受けることなく、3000年弱続いてきて、今や人口は減り始めたとはいえ、その数一億二千万人以上である。

その源泉となるのが、血を受け継いで後世に伝えるという共通した精神の成せる業であったのではないかと、「一本松」のニュースを見て感じた。

日曜早朝BS寄席

2016年03月20日 | テレビ・ラジオ
せっかくの日曜日なのだから、遅くまで寝ていたいのに、暗いうちに目覚めてしまうのは、神様が「もう残り少ない人生なのだから、寝てないで起きろ、起きろ!」と言っているような気がする。

トイレに行って、テレビを点けると、老人相手の健康サプリメントの通販番組くらいしか見るものがないのだが、こういう年寄りじみた番組より、私は家電の通販番組の方がまだマシで、よく見ている。

中でも昔からのお気に入りは、「トーカ堂」の通販番組である。『トーカ堂』は九州の福岡県の田舎に本社のある会社で、家電や真珠やダイヤモンドなど、装飾品を中心にした、通販事業をテレビやインターネットで展開している。

何と言っても、商品を紹介する北社長が放つ面白いキャラクターがこの番組の売りである。

似たような通販番組にジャパネットたかたという、これも九州長崎の会社があるが、ここの社長の独特な甲高い声とは違い、北社長は体型もずんぐりとして、遠慮がちに商品説明をしてから、その金額を言う、「決めセリフ」が、関西風に言えば、一種の「ギャグ」のようになっている。



この番組に欠かせないのは、男女一人ずつの芸能人で、いつの間にかテレビ画面から消えてしまったような昔よく見た芸能人たちが北社長と掛け合う、トリオ漫才のような進行である。





延々と商品の説明をしてきて、さてお値段はと言うとき、おまけの商品がこんなに付いて、「消費税も送料も込みで・・・、もうギリギリなんですけどぉ・・」と十分間をおいて、延ばしに延ばしてから、「29万8,000え~~ん(円)」と控えめに言うのである。



トリオ漫才なら、決めセリフが出たところで、残りの二人が「もうええわ!」とか、「エエ加減にしなさい!」とか言ってお終いになるのだろうが、この手の通販番組ではそんなもので終わりとしない。




相方の芸能人、多くは女性が価格を聞いて、ひっくり返りそうなくらい驚くのである。このあたり、売れなくなったとはいえ、芸能人らしくその演技はマズマズで、見ていてとても面白い。



このびっくりする表情が上手な元歌手や元俳優さんが、どうも多用されているようなところがあるようで、芸人さんもそれをよく理解していて、迫真の演技で驚くわけだ。



自慢ではないが、私がこのユニークなキャラクターを持つ北社長の面白さに気付いたのは、もう10年以上も前のことで、こういうキャラクターはいずれモノマネ芸人の格好のネタになるだろうなと感じていた。

すると、やっぱりその通りとなって、「アタックチャンス!!」でお馴染みの九州博多の漫才コンビがネタにしたのだった。この出来が、また格別に良かった。



「細かすぎて分からない物まね」とかいうコーナーで披露したネタを見たことがあるが、クネクネしながら少し照れ気味に話す北社長そのもので、私は腹を抱えて大笑いした。

決めセリフの価格を例の口調で言ったところで、床が割れて下にまっすぐ落ちていく。



あまり、あちこちでこれを演ずると、すぐに見飽きてしまうのだが、たまにはモノマネの方も見たくなる。本物は何度観ても飽きないから面白い。

理想の容姿とは

2016年03月20日 | 社会観察
半島の工作員がなんでもどこか日本の大学の先生をやりながら、テレビに出てはベラベラ喋りたい放題喋っているようだが、番組製作側としては、彼女のご意見拝聴というよりはむしろ、「色物」として番組に添える、付け合せみたいな物だと私には見える。



明らかに、「工事」したと思われるのは、その容姿が切れ長の眼、張ったエラという「半島的」な特徴がまったく見えないところで、案の定ネットではすでに前から、彼女の「工事前」の顔を見ることができた。また、それはそれで、十分笑いを取ることができるので、面白い。

名前も経歴も容姿も、日本人がからっきし弱いものに変造して、業界をしゃあしゃあと10年間も渡り歩いてきた希代の詐欺師も、最早これまでとなって業界から消えていくようだ。それにしてもこれだけの大嘘をついてだまし続けてきても、まったく罪には問われないものだろうか。そこが私には理解できない。




人間はこの世に生まれる際、容姿のみならず、性別も選ぶことは出来ないような仕組みに造られている。

次男がもうすぐ産まれるという時、私は妻に「医者には生まれてくる赤ちゃんの性別は聞くな、言わせるな。」と強く言っておいた。生まれた瞬間「男か女か・・」が分かる、という親の大きな楽しみを、どうかそのままにしておいて欲しかったからだ。

ところが、間近の診察から帰ってきた妻が、「男だよ・・多分・・」と呟くので、「聞くなって言ったじゃないか!」と言うと、妻は聞かなかったし、医者にも教えるなと言ってあったと言う。

医者の方でエコーの画像を見ながら、「二番目のお子さんですよね?最初は、男の子でしたっけ。。。? そうですか・・・」と静かに残念そうに言って黙ったそうだ。

妻はその医者の反応で、「これはまた男だな・・・」と察したそうだ。

その医者には悪気はなかったのだろうが、病院に走って行き医者にひとこと文句を言ってやりたい気分になったものだが、まだ男と決ったわけではなかったので、我慢した。

産まれてきたのは、予想通り男だった。実はそれはそれで私の希望通りだったので、良しとした。(因みに、三人目も希望通り男だった・・・)

美容整形は半島がメッカと言われ、少女は学校の卒業記念や就職前など、気軽に工事をして変身する習慣があるそうだ。それは、女性に限らず、男も同じだというからさすが東アジアの先進国である。少し前のノムヒョンとかいう名の大統領も二重まぶたにして現れたから、世間にバカ受けしたことがあった。

農作物の場合は、害虫が一口かじると死んでしまう作物とか、普通の除草剤では枯れない作物などが、すでに流通しているのが実情だが、この人間バージョンが10年以上前から現実のものになっているらしい。

受精卵の段階で遺伝子を操作するなどして、外見や知力、体力など、親の希望をかなえた形で生まれる赤ちゃんのことで、「デザイナー・ベビー」というそうだ。



「20年以上前から精子バンク、卵子バンクが定着しており、優れた子を持ちたい男女が高額な費用を出して有能な人の精子や卵子を買う。米国は医療の規制が少なく、デザイナーベビーの風潮が広まりやすい」と専門家が言うように、もはや人間も犬やサラブレッドみたいな繁殖対象になっているようで、まったく恐ろしい世の中になったものだ。