孫ふたり、還暦過ぎたら、五十肩

最近、妻や愚息たちから「もう、その話前に聞いたよ。」って言われる回数が増えてきました。ブログを始めようと思った動機です。

今も晴れない黒い霧

2016年03月18日 | テレビ・ラジオ
ダブついた体で頭を垂れて謝罪をするのでは、と待ち構えていた記者達の前を清原を載せた車は一路病院へ突っ走って行った。

車内の清原は、カーテンに隠されてまったく見ることができなかったようだ。

それも当然だろう。報道が真実だとすれば、血糖値900という値は異常すぎる。覚せい剤の禁断症状も地獄だろうが、糖尿病の食事療法もなかなか辛いものがあるだろうから、これらはあの男には、絶好のお仕置きになるだろう。



当然の報いとして思いっきりその辛さを味わうがいいが、覚せい剤に関しては相変わらず、「バレちゃった。捕まっちゃった。」程度の感覚で、その罪の重大さなどまったく分かっていないことが、彼の声明を読めばすぐに分かる。

覚せい剤の怖さを世間に訴え、社会から根絶するべきだ、などとはこれっぽっちも考えてはいないだろう。時間が経てばまた繰り返すに決っている。


最近、マスコミが騒ぐ人物にホニャララ「K」という方がいるが、KKコンビといえば、高校野球で活躍したPL学園の清原・桑田のことだった。

高校を卒業して、進路はどうなるのかと当時世間は注目したが、結末は何とも胡散臭いものだった。



例の「紳士」になりたがる球団が、二人両方を取る方法はないものかと画策して、まず盛んに清原に対して秋波を送り、相思相愛ぶりを演出して、ドラフトでの他球団の一位指名から手を引かせようと考えたのだった。

次に、桑田には早稲田大学進学希望と言わせて、プロに進む気のないことを印象付けさせた。ご丁寧に六大学野球観戦まで演出して見せることもやった。

そうしておいて、ドラフトでは、一位清原、二位桑田で指名する。いわゆる「二頭取り作戦」である。

ところが、直近の前情報で、他球団は清原を一位指名するということが伝わり、急遽桑田を一位指名することにしたのだった。

法に触れなければ何をやってもいい、という球界の盟主の体質は昔からあったという一つの証左であろう。

さて、「疑惑の銃弾」ならぬ「疑惑の入団」をしてプロ野球界に入り、スポットライトを浴びた桑田選手が、何だか極道者のような相棒とは対照的な好人物に見えてくるのが可笑しい。



『逮捕されてからの1か月半は、体力的にも精神的にも、とてもつらい時間だったのではないか。今の僕には推移を見守ることしかできないが、まずはゆっくり休んでほしいと思う。』などと、相方の保釈後に語っていたらしいが、このお方、清原がどういう理由で逮捕されたのか、事の重大さがお分かりだろうか?

「野球は失敗するスポーツだ。人生と同じだ。」などと偉そうなことも言うそうだが、私にはどうしても説教強盗みたいに見えてしまうんだが。

プロ野球の賭博体質を、「そんなことを言ったら、宝くじだって立派な賭博ですよ・・。」と言い張る評論家たちと大差はないのではなかろうか。