孫ふたり、還暦過ぎたら、五十肩

最近、妻や愚息たちから「もう、その話前に聞いたよ。」って言われる回数が増えてきました。ブログを始めようと思った動機です。

横綱の品格なし

2016年03月21日 | テレビ・ラジオ
20日(日)の大相撲、横綱白鳳は嘉風と対戦した。

立ちあいの後、白鳳は嘉風をかち上げ、突き放し組もうとしません。その際放った張り手一発が嘉風の鼻にヒットし、大変な流血となりました。勝負は白鳳の勝ちでしたが、もう血が飛び散って、両者は血だらけ状態。まるで、ボクシングの試合のようでした。

  

張り手は禁じ手ではないでしょうが、日本人の横綱はほとんど張り手など使うことはありませんでした。それは、横綱という地位に相応しくないからです。



ましてや、「猫だまし」などは、小兵力士がとる奇襲戦法で、横綱が下位力士との対戦で使うなんて、見るのも恥ずかしいものです。



モンゴル相撲は勝負が大事かもしれませんが、日本の大相撲はそうではありません。観客は横綱の相撲っぷりを期待するのです。

嘉風との一番は、張り手だけではありませんでした。



白鳳は、土俵を割った嘉風を抱えて土俵下に投げ捨てるように、「ダメ押し」をしたのでした。投げ飛ばされた嘉風は、土俵下にいた井筒審判長(54=元関脇逆鉾)にぶつかり、井筒審判長は左大腿骨頚部(左太もも付け根付近)を骨折する大怪我を被りました。全治3ヶ月の診断というから、大変な怪我です。

白鳳は、「嘉風が土俵を割ったのが見えなかった」と言い訳を言ったようですが、そもそもそれが横綱らしくない相撲の立派な証左です。何とも横綱らしくない弁解で、まったく男らしくない、その地位に相応しくない言動です。

こういう横綱の言動は、すべからく部屋の親方の責任だと思います。特に、モンゴルという異文化で育った青年を力士として育てる過程で、あるべき力士像というものを日本人の弟子以上にしっかりと教え込む責務を負っていたはずです。

今からでも遅くはないので、じっくり言い聞かせるくらいでないと、親方は恥を描き続けることになるでしょう。