孫ふたり、還暦過ぎたら、五十肩

最近、妻や愚息たちから「もう、その話前に聞いたよ。」って言われる回数が増えてきました。ブログを始めようと思った動機です。

希代の詐欺師

2016年03月17日 | 社会観察
この世には、嘘を平気でつく人達がいる。

大した嘘でなければ許せることもあろうが、息を吐くようにでまかせばかり言って、周りの人たちを翻弄する人間がいるものだ。

そして、意外にもこの手の人間は人当たりが結構良く、人気者だったりする。

実は、私にもこれまで二人ほど思い当たる人間がいる。

この二人は、上司・部下の関係で年齢は、それぞれ40半ばと30半ばくらいだった。

私がその会社にお世話になったとき、若い方の、(仮にKと呼ぶ)仕事を引き継ぐことになった。その引継ぎのとき、彼が真っ先に私に言ったのは、「あの人は虚言癖があるから、十分気をつけた方がいい。」だった。

上司というのは、社長の長男で、肩書きは「副社長」だったが、実際はほとんど仕事らしい仕事はしていなくて、ただ威張り散らして言いたい事を言い廻っているといった調子だった。誰が見ても、立派な「バカ息子」で、社員全員に煙たがられていたのだった。

しかし、私が徐々に業務を覚えてきて、Kのしてきたことが見えてくるにつれて、そのKのやってきたことがいかにデタラメなことで、背任罪にあたりそうな事をやっていたことがわかってきた。

「バカ息子」であることは否定しないが、その上司を悪く言うKの方がずっとワルで嘘つきあることが、次第に浮き彫りになってきて、当時私は人間不信になって悩んだものだった。

若かったが先輩になる別の社員が、そっと教えてくれた。Kは2年弱前に中途入社してきたのだが、前の会社で何かしでかしたらしく、偶然客先で知り合った前のKの同僚だった人が、「Kには十分気をつけた方がいいよ。とんでもないことをするから・・」と忠告してきたのだそうだ。

間もなく、Kのしでかした数々の不正が副社長にもバレて、会社にいられなくなり、Kは辞めていった。

「詐話師」というと何だか意味が伝わらないようだが、要するに「嘘つき」である。
『自分は200人の朝鮮人女性を韓国の済州島で拉致して、従軍慰安婦として戦場に送った。』と自分の体験として本に書き出版したのが、希代の詐話師と呼ばれる、吉田清冶であった。



この嘘つきに、朝日新聞や赤旗が食いつき、政治的に利用しまくった結果が今の状況で、南朝鮮のみならず海外にまでも、あの奇妙な慰安婦像が建てられてしまって、もはや取り返しが付かないような事態になっている。

吉田清冶のような、腐った顔でなくイケメンでも「詐話師」は存在するという、いい例がでてきた。しかも、日本人がからっきし弱い外人顔である。



日本人と外国人のハーフだそうで、有名大学で学んだコンサルタントという肩書きで日本人をだましてきたらしいが、運も尽きたようだ。

似たようなテレビ局も彼の正体を知ってたのか知らなかったのか、「類は友を」呼んだのか、とんだ赤っ恥をかいてしまったようだ。



ハローとは仏像やキリストの頭の後ろに輝く「後光」のことだが、「ハロー効果」とは、人間がいかに後光に眼が行ってしまって、本質を見ることができなくなるか、ということだ。

この度のイケメン「K」の話も、ハロー効果とはどんなものかを考えさせてくれた出来事だった。