善然寺よもやまばなし

横浜の浄土真宗本願寺派(お西)のお寺です。
電話 045-741-2351
http://zennenji.com/

恩講の思い出の巻

2007-12-04 | Weblog
「拝む心が拝まれる心」  法語カレンダーより

本日 午後から雅楽の自主練習(竜笛)です。

11月から2月は豊前(ぶぜん)のお寺では御正忌報恩講がお勤まりになりますが 
子供のころ「恩講」おんこうが毎月各家庭持ち回りで お勤めしていたのを思い出します。

昭和40年代 実家の鬼の木(おにのき)周辺は真宗門徒の地でした。

近所のグループも講中こうじゅう・・と今だによぶようです。

講中(こうじゅう)9軒のうち7軒が覚E寺の門徒です。あとの2軒は光R寺の門徒でした。
母に聞きましたら 恩講は昭和45年くらいで無くなったが
恩講貯金をみんなで最近まで積み立て お寺の何事かには そこから納めていたそうです。

恩講は ご院家さん(ごいんげさん・住職)にお出でいただかず 「お正信偈」を皆で称えて食事をする会だそうです。
我が家は おばあちゃんが代表として出席していました。
恩講の当番は 精進料理をつくって お出しする。

このお味噌汁が美味しくて私は忘れられません。

お味噌は いつもと同じのだそうですがたくさん作るから 美味しかったようです。

講は蓮如上人が考えられたと聞きます。そのころから続いていたのでしょうかね~

恩講の話を静岡県清水市出身の同世代の友達に話しましたら やはり同じようにあっていたそうで 子供もよそのお宅へお邪魔して お精進を頂いた思い出話をしてくれました。
すごいですね~
今の時代まだ恩講が残っている地域があるのでしょうか?
あったらすばらしいですね~

ちなみに 今でも鬼の木は お寺の婦人会ではない地域の婦人会の始まりも「お正信偈」をお勤めしてから会が進行するそうです。
すごいな~と思います。

写真は 鬼の木の川から見える山々
コメント (1)
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