グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

じっくり植物観察!

2021年03月30日 | 植物
毎年、校外学習の下見で大島に来島されている高校の生物の先生たちと、一緒に1日歩いてきました。(割れ目噴火口と周辺の道、海岸2箇所、森、という異なる環境の植物たちを、じっくり観察しました)

34年前の割れ目噴火の火口。

写真では凹凸がよくわかりませんが、手前の柵の下は崖になっています。
若葉色は火口の中、オオシマザクラの白い花が連なっている所が火口の外です。
この時期は、植物の生え方の違いがわかりやすくて面白いです😊

遊歩道を覆うように生えているハチジョウキブシの花には…

もう実が、できていました!


この後、普段は車で通り過ぎる場所を歩いていて、素敵なものを見つけました!

アオキの花が、まとまって咲いている風景です。
私がいつも見ているアオキは、葉が開いて緑の蕾が現れた後、下の写真のようにポツポツ花が咲くことが多いのですが

今日出会ったものは、まるでブーケのようでした❣️

こんなカワイイ咲き方のアオキを見たことがなかったので、とってもコーフンしました。
…で、コーフンついでにもう1枚(笑)


森ではウラジロのクルクルがますます伸びて、まるで音符のようで楽しかったし


杉の落ち葉の下から伸びてきたウラシマソウの花が、まるでエイリアンみたいで面白かったです(笑)


海岸ではオオシマハイネズの雄花が、触れると花粉が飛び散るぐらい満開でした!

すごい勢いで、季節が進んでいますね〜。

地層切断面も往復したのですが、今回は地層とは反対側の

崖下から生える植物たちを、観察して歩きました!

なかなかないパターンで、これも面白かったです(笑)

ところで先生は、校外学習で使うために、照度計を持参されていて、森や海岸で明るさを測りました。


同じ森の中でも、日陰と木漏れ日の当たる場所では倍ぐらい明るさに違いがあり

海岸に至っては、数字が振り切れるほど(?)明るかったのでビックリしました。

そして、厚くて艶々の葉を持つことで日照りや乾燥に耐えて生きている海岸植物たちを「すごいなぁ〜」と思いました。
マルバシャリンバイも

マサキも

他の海岸植物たちも、みんなすごい!!

ということで、とても充実した1日でした。
(ガイドをリクエストしてくださった先生に感謝😊)

そして照度計、かなり面白いです!
買ってしまうかも〜(笑)

(かな)
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