昨日、三原山ツアーに行ってきました。
下は快晴でしたが、山へあがるとまたまた霧でした。
今年の夏、私の三原山ツアーは霧100%です。
でも、この時期の山頂にかかる霧は、風に運ばれて突然目の前から消え去り、
雄大な景色を楽しめることもあるので、お客様と相談の結果火口を一周してみることにしました。
山頂口から歩き始めるとすぐに目につくのはフシグロの可愛い花です。
大島の中ではこの場所でしか見たことがありませんが、昨年より増えて道の両側に咲いていました。
1cmもないような小さな花ですが、近づいて良く見るとなかなかの可愛さです。
そして横にはオオフタバムグラが何株も咲いていました!
オオフタバムグラはアメリカからやってきた帰化植物で
人家や飛行場周辺などでよく見かけますが、カルデラ内で見たのは初めてのような…。
(私が気づかなかっただけかもしれませんが…)
花はとても可愛いですが、外来種がカルデラに侵入しているのを見て、
大島固有の環境が脅かされるような気がして、ちょっと複雑な思いでした。
遊歩道沿いの植物に這い登っているのはシマヘクソカズラ。
こちらもなかなか可憐な花ですが、葉のニオイをかいでいただくと
外見とのギャップに皆さん驚かれます。
確かにあのニオイをまともに嗅ぐと、次からは「近づかないで遠くから見ていよう。」
みたいな気分になりますよね。(笑)
登山道の壁面の地層から読み取れる噴火の時の様子を説明しながら火口一周コースへ。
目の前は真っ白ですが、躍動感のある白です。
火口の中から風で吹き上がった霧が私たちの前を横切り、裏砂漠のほうへどんどん流れていきます。
普段は目で見ることのできない風の動きに、白い絵の具で色をつけて眺めているような気分です。
お客様に雄大な景色を見ていただけないのは残念でしたが、これはこれで中々迫力があって楽しいような…。
B火口まで行ったら、一瞬霧が晴れてこんな風景が開けました。
「うわ~!!」歓声があがりました。
もちろん私も率先して叫んでいました~。(笑)
どんな気象条件でも、それぞれの楽しさがあるということを、歩く度に実感します。
霧の山歩きも好きになりそうです。(なにより涼しいし。笑)
ところで明日は大島町のジオパーク認定の視察日で、三原山のカルデラ内は私が説明を担当することになっています。
火山の資料や本を読んでいても、理解できない事も多く、知識を問われるとかなり不安があるのですが(笑)、
この島の火山のダイナミックなパワーと、その中で懸命に生きる生物達の逞しさは、自信を持って語れます。
明日は認定を得るためよりも、視察にいらした先生方に「個人的にでも、また大島に来たい。」
と思ってもらえるように、この島の魅力を語って来たいと思います。
どうか思いが伝わりますように~。
(カナ)
下は快晴でしたが、山へあがるとまたまた霧でした。
今年の夏、私の三原山ツアーは霧100%です。
でも、この時期の山頂にかかる霧は、風に運ばれて突然目の前から消え去り、
雄大な景色を楽しめることもあるので、お客様と相談の結果火口を一周してみることにしました。
山頂口から歩き始めるとすぐに目につくのはフシグロの可愛い花です。
大島の中ではこの場所でしか見たことがありませんが、昨年より増えて道の両側に咲いていました。
1cmもないような小さな花ですが、近づいて良く見るとなかなかの可愛さです。
そして横にはオオフタバムグラが何株も咲いていました!
オオフタバムグラはアメリカからやってきた帰化植物で
人家や飛行場周辺などでよく見かけますが、カルデラ内で見たのは初めてのような…。
(私が気づかなかっただけかもしれませんが…)
花はとても可愛いですが、外来種がカルデラに侵入しているのを見て、
大島固有の環境が脅かされるような気がして、ちょっと複雑な思いでした。
遊歩道沿いの植物に這い登っているのはシマヘクソカズラ。
こちらもなかなか可憐な花ですが、葉のニオイをかいでいただくと
外見とのギャップに皆さん驚かれます。
確かにあのニオイをまともに嗅ぐと、次からは「近づかないで遠くから見ていよう。」
みたいな気分になりますよね。(笑)
登山道の壁面の地層から読み取れる噴火の時の様子を説明しながら火口一周コースへ。
目の前は真っ白ですが、躍動感のある白です。
火口の中から風で吹き上がった霧が私たちの前を横切り、裏砂漠のほうへどんどん流れていきます。
普段は目で見ることのできない風の動きに、白い絵の具で色をつけて眺めているような気分です。
お客様に雄大な景色を見ていただけないのは残念でしたが、これはこれで中々迫力があって楽しいような…。
B火口まで行ったら、一瞬霧が晴れてこんな風景が開けました。
「うわ~!!」歓声があがりました。
もちろん私も率先して叫んでいました~。(笑)
どんな気象条件でも、それぞれの楽しさがあるということを、歩く度に実感します。
霧の山歩きも好きになりそうです。(なにより涼しいし。笑)
ところで明日は大島町のジオパーク認定の視察日で、三原山のカルデラ内は私が説明を担当することになっています。
火山の資料や本を読んでいても、理解できない事も多く、知識を問われるとかなり不安があるのですが(笑)、
この島の火山のダイナミックなパワーと、その中で懸命に生きる生物達の逞しさは、自信を持って語れます。
明日は認定を得るためよりも、視察にいらした先生方に「個人的にでも、また大島に来たい。」
と思ってもらえるように、この島の魅力を語って来たいと思います。
どうか思いが伝わりますように~。
(カナ)
まだ遭遇したことの無い野の可憐な花達を紹介いただき興味津々です。
撮影、是非チャレンジしたいものです。
そして、一瞬霧の晴れた火口の風景は感動的ですね。
>認定を得るためよりも、視察にいらした先生方に「個人的にでも、また大島に来たい。」
と思ってもらえるように、この島の魅力を語って来たいと思います。
その通りです。島の魅力の語り部が、今一番必要ですし、その伝道師の道をこれからも歩まれます事を祈って止みません。
しばらくコメントがなかったので、どうされているのか、気になっておりました。
大変な時期を過ごされていたのですね。
弟さんのご冥福を心からお祈り申し上げます。
ところで、今日の視察が無事終わりました。
とても楽しい時間でした。多くの方に力をもらえたように思える1日でした。
日曜の日記でまた報告しますね。