グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

二つの講義と式根島からのお客様

2024年07月28日 | ツアー
7月25日は、午前中に2回の講義と、午後からのツアーで、1日が終わりました。

9時半〜10時半
温泉ホテルの部屋とプロジェクター&スクリーンをお借りして、東京のS学園中学校の生徒さん&先生に伊豆大島を紹介。
「火山博物館の映画がやっていないので、その代わりになるものを」ということで、私が作成した資料の映像を見ていただきながら、お話ししました。

話す内容は、生徒さんが事前学習で作成した資料を深掘りし、伊豆大島滞在中に体験したこと、これから体験することに触れるものにしました。

こんな感じ。
  ↓

所々に質問を入れ、生徒さんたちの意見を聞いたのですが、今の科学で言われていることに、ほぼピッタリの回答をする生徒さんもいて「すごいなぁ〜」と感心しました☺️

11時半〜12時半
今度は、自宅からオンラインで、10月にくる学校の5人の生徒さんからの質問に答えました。
「人口7000人でどうやって島の経済を回しているのか?」、「どうやって生計を立てているのか」、「なぜ火山があるところに住んでいるのか」、「火山が噴火した時に対応できるように準備してある道具は?」など、面白い質問がたくさんありました。
答え切れたかどうかは分かりませんが、この日のやりとりを生かして、10月に来島予定のリアルツアーをより充実したものにしてくれることを願っています!

14時半〜17時半
式根島で先生をされていた方の紹介で、式根島の栄養士さんが、お母さんと来島。
「島の植物を見たい」と、裏砂漠ツアーをリクエストしてくれました。

歩き始めは濃霧でしたが、涼しくて歩きやすいので、のんびり植物を見るには、ちょうど良いぐらいでした。

お客様が「かわいい!」と注目されていたのは、こちら。

マユミの実。(式根島にはないとか・・・)
シマヘクソカズラの開花も始まっていました。


のんびり歩いていたら、雲に隙間ができ…

青空が広がって、房総半島まで見渡せました!

しかしこの後、雲がやってきて周囲はあっという間に霧に包まれ、サクユリ群生地は幻想的な雰囲気になりました。

「わ〜、天国みたい!」とお客様。(まさにピッタリな表現だなぁ…と共感しました)
で、キレイな咲きっぷりのユリと一緒に記念撮影💕☺️


驚いたことに、お客様は、式根島ではサクユリを見たことがないとのこと。
標高100mぐらいの式根島には、海岸に咲くオレンジのユリしかないのだそうです。
サクユリは伊豆諸島ならどこにもあると思っていたので驚きました。

で「サクユリ、式根島」でネット検索していたら、なんと、2014年に自分で書いた、過去のブログが出てきたので、こちらにリンク を貼っておきます(笑)

ハチジョウイタドリとススキしか生えていないような環境の、裏砂漠の北側が折り返し地点。

草陰でお茶を飲んでいたら、イタドリのタネからの芽生えが、地面からたくさん伸びているのに気がつきました!

草の塊(パッチともいう)の風上側には、芽生えは無いのに…

風下側にはたくさんの芽生え!

この場所に吹く風の様子が、想像できる景色でした。

最後に霧の中でシャボン玉をやったら、これまた幻想的で

「シャボン玉を手から繰り出している」風の写真が撮れたので、1枚だけ貼っておきます。

式根島と伊豆大島の違いを楽しみながら、楽しい時間を過ごしました。
ご参加いただいた皆様、ご紹介いただいたS様、ありがとうございました!!

(かな)
コメント
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