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グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

植物の再生が見られるのがすごい!

2025年03月23日 | ツアー
昨日は、千葉県からお越しの男性とマンツーマンで、三原山〜裏砂漠〜樹海を歩いてきました。

1986年噴火の溶岩の上に立って、「それ以前の噴火でできた景色」を眺めながら

「(大地の?)始まりの地っていう感じがする!」と素敵な感想を述べてくれた、お客様。

遊歩道を歩きながらも、「あの木だけ高く伸びていますね」と、一際高く伸びたクロマツの木に注目したり

「ゴジラだ!」と、ピースサインをしたり

楽しく会話をしながら、火口西展望所へ。

本当は火口一周の予定でしたが、午後から風が強くなる予報通り、かなりの風が吹いてきたので、無理をしないで、ここから火口を眺めました。

空に浮かぶ楕円形の雲が、かわいかった〜❤️

でも、かわいいものは、雲だけではありません!

「ピースサインがいっぱい!」という感じの、元気なヒカゲノカズラ。

地面から出てきたハチジョウイタドリの若葉。

黒い地層の中に一つだけ、ポツンと緑のシマタヌキラン。

❤️

たくさんあるキラキラ光る石の中で、とりわけ綺麗な石を、お客様が見つけて教えてくれました。

青だけでなく、緑、黄色、紫、ピンクが入り混じった、虹色の石❣️

またいつか、出会えたらいいなぁ…。

さて、この後は植物の生えていない櫛形山の稜線に立って、“油断するとよろめく”風体験(笑)

一瞬、風が収まった状態で撮ったので、強風の証拠はお客様のフードと髪の毛ぐらいですが(笑)

目の前に広がる景色を見て、お客様は「植物の生えていない地面から、だんだん緑が回復していくのを見渡せるのがすごい!」と感動を表現してくれました。

で、実際にその景色の中へ。

再生の一本道を歩いて、森へ!

火口一周しなかった分、時間ができたので、溶岩の森も歩きました。

森を抜けたら、6年前の崖崩れ現場に1本だけ残ったヤブツバキの木に、花が咲いていました!

逞しい椿の姿を見て、嬉しかったです😌

お客様はあえて事前に調べることをせず、何も知らない状態で来島されたとのこと。
そして、大地を作り変える火山活動や、生命の再生していく様子を本当に素敵な言葉で表現して、語ってくれました。

とても嬉しく、幸せな時間でした。
ツアーご参加、ありがとうございました❤️

(かな)
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