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グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

今年も一緒に歩きました!

2021年11月19日 | ツアー
昨日は、毎年ガイドをリクエストしてくれている市立T高校の皆さんと、7時間半、歩いてきました。

雨の予報が出ていたので、「体が濡れたら、そのあとが寒いから困ったなぁ」と、やや心配しながらのスタート。

地学と生物の校外学習なので、課題を書いた30ページもの冊子を持ってスタート地点から観察開始です。

縄状の溶岩(パホイホイ溶岩)で、この場所で何が起こったか、みんなで考え


1986年溶岩の上では、ルーペで溶岩の中の鉱物(斜長石)の結晶を観察したり、イタドリのタネを観察したり。


山の上の大きな岩では、〝どうやってここに来たのか?〟を考えるために観察☺️

先生は「これは溶岩流ではなく、空から飛んできて積もったものだけど、着弾点はここではない」などヒントを出しながら、生徒さんたちに「考えて仮説を立て証拠をさがすように」と観察を促します。

なかなかの難題に、「まるでわからない!」と悩んでいる生徒さんもいれば、看板を読んであっさり正解を見つけている生徒さんもいました(笑)

ランチタイムを挟み、三原山を下った後も引き続き溶岩観察❣️


裏砂漠では植物群落の大きさ、高さ、植物の種類を調べる課題に挑戦していました。

生徒さんたちからは、わからない植物の名前を色々聞かれたのですが、花が終わって種子になっていたり、まだ小さい個体だったりすると、「あれ? なんだろ??」と、私が戸惑うものもありました。

たとえば、花が終わって種子になったノコンギクとか

まだ小さなウツギの葉っぱなど

「ふだん、何となくしか見ていないものが、たくさんあるんだな」と自覚する瞬間でした(汗)

生徒さんたちは、7時間半に及ぶ長時間の学習を「疲れた」とも言わず、最後まで楽しそう(に見えました)に観察していましたし、いっぱい質問もしてくれました。

正確な知識を「覚える」のではなく、自ら「考える力をつける」学習って素敵だなぁと、生徒さんたちを見ていて思いました😊

(かな)
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