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グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

ウミガメ初産卵・2020

2020年07月09日 | 植物
一昨日のウミガメブログに続いて、今日は今年のウミガメ産卵情報です。

今年初の産卵は、6月8日夜または9日未明だったようです。

場所は夏の海水浴場として賑わう「弘法浜」

仲間内のメールによると6月9日の朝、願法が足跡を発見→成瀬氏に連絡し卵確認→保護柵設置…という経過だったようです。

「えええええーーーーーっ!!あそこで産卵したんですか!?…あんな波がすぐにかかるようなところで大丈夫なんでしょうか?」というメールの文章を読んで「一体どこに生んだのだろう?」と思っていたのですが…

一昨日行ってみたら、本当にちょっと信じられないぐらい波打ち際の近くでした!

一番奥のテトラポットの近く…

満潮時の波打ち際だと思われる海藻のラインのすぐそばに、緑色の看板が立っているのがわかるでしょうか?


大波が来たらさらわれそうな場所です💦


沢もすぐそばなので、沢から水が溢れても危険そうです💦


上陸した時の足跡(願法撮影)は…

なんだかさまよって、一度海に帰ろうとしたようにも見えます😅

黒砂のビーチが長く続く砂の浜(下の写真)と違い…


弘法浜は1338年の割れ目噴火で海まで流れた溶岩の上にできた砂浜なので、引き潮だと溶岩が現れます。

当然砂の量は「砂の浜」より少なそうだし、島で一番賑やかな集落の前だし、明かりを敬遠するはずのウミガメには、あまり好ましくない環境のはず…。

人工物のそばだから、町の明かりが遮られて暗かったのでしょうか??

母ウミガメの気持ちを想像しながら、子ガメたちの無事を祈っています。
可能な方はぜひ、子ガメたちの無事を一緒に見守ってください😊

(かな)





コメント
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