グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

台風15号通過後の裏砂漠

2019年09月10日 | ツアー
暴風雨の一夜が明けた昨日、昼ごろまで天候の回復を待って、裏砂漠リクエストのお客様と歩いてきました。(前日の早朝4時着の夜行船に乗って、台風の中を来島された女性たちです)

木漏れ日トンネルは小枝が散って、緑の絨毯を敷き詰めたようになっていました。


時々、木が倒れていましたが…

脇を歩けました。

水分をたっぷり含んだ苔は、葉っぱ全開で生き生きしていました。


いつもを説明に使っていたオオバヤシャブシの実が、全部落ちていて驚きました。


オオシマザクラも、ほとんどの木が全ての葉を落としていました。


ジオ・ロックガーデンは、特に景色に変化なし…


と思ったら、崩れている所もありました(^◇^;)


雲が動き、うっすらと目指す丘(裏砂漠・風の丘)が見えました!

まだ風は強かったですが歩ける範囲だったので、いつものとおり草陰でゆっくりお茶を飲んでから、風と遊ぶつもりでした。

しかし“風の丘”に着いたら、景色が一変していました。

たくさんの葉を茂らせ、華やかに開花していたイタドリが…

まるで草刈りをされた後のように、花も葉もちぎれて無くなっていました!

11年間ツアーをしていて初めて見る風景でした。

どんな強風にも葉をなびかせて耐えていた、たくましいイタドリやススキがこんな姿になるなんて…

風だけでなく、小石がぶつかって葉をもぎ取ったのでしょうか?


いつもフサフサの植物たちのおかげで、風を避けてお茶を飲んでいた場所も、この状態に…

これではもう強風の時の裏砂漠で、のんびりすることはできなさそうです(涙)

いつも景色を眺めながら寝転がったり飛んだり(?)していた場所は、石がゴロゴロ転がっていました。

なんだか寝たら痛そうです…(・_・;

周囲は、白い小石だらけ。

今まで黒一色に近かった地面のこの変化…ビックリしました(^◇^;)

風雨の強さを感じる“跡”も残っていました。

この場所で、いったい何が起こっていたのでしょうか?

結局裏砂漠のお茶は諦め、丘を下ったところで、風を避けてお茶タイム。

ここでは以前と同じように、植物の防風効果を実感することができました。

改めて、台風15号の猛烈さと自然のパワーを実感した数時間でした。

(かな)



コメント
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