goo blog サービス終了のお知らせ 

グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

桜島に行ってきました・その2

2018年06月14日 | 火山・ジオパーク
先週の桜島報告、第2弾です。

14時から19時まで7時間じっくり話した後の交流会は…
話し合い会場でもあった“みなとカフェ”で行われました。

カフェのスタッフからは「やっていることを見ないでくださいね」と言われていました。

??
…まるでビックリ箱を開ける前みたいな、交流会の始まりでした(笑)

そして、最初に振舞われたサラダを見たとたん…

「おおお〜!!」と歓声をあげてサラダに群がる人々(笑)

なんとサラダは「桜島の噴火後の植物の再生」を再現した、盛り付けだったのです!


窓ガラスには、こんなメッセージ。

「自然は回復します。溶岩が流れる回数…有史に4回。桜島の植物が戻って行く様子を、目で楽しんで、そして恵みを味わってください」

最初は、スコリア(大地に降り注いだマグマのしぶき)の上の小さな芽生え!


100年経って松の木が生えてきて…


300年経って森ができました!


そして、300年かけて再生した植物を、食べ尽くす人々(笑)

こんな物語のあるサラダ、生まれて初めて食べました(笑)
(とても美味しかったです❤️)

その後、出てくる料理は全て、火山と関連した説明つきでした。
美味しいカナッペの後は、桜島をイメージしたという、なんともカワイイ料理。

島から噴火しているっていうことでしょうか?
(食べるのに忙しくて、詳しく聞き忘れました(^◇^;)

赤いマグマをイメージした、トマト料理。


サツマイモチップで噴火の火柱を表現した、唐揚げ。


赤い溶岩をイメージした、赤くて辛い鳥料理。


これまた、桜島をイメージしたというパエリア。

全てが美味しくて、めちゃめちゃ楽しい料理でした😃😃😃
(料理が出されるたびに、会場からは「おおお〜!」という声が上がっていました)

そして最後のデザートは…

シラス(過去の巨大噴火で積もった火山灰の層)の上に溶岩があって、そこから植物が生えているスィーツでした!

これだけでも「おおお〜!」だったのですが、さらに何やら不思議な粉が出てきて、それを振りかけると…


火山灰の積もった桜島の大地が出来上がりました!!

粉は本物の火山灰とそっくりの“灰色”でした!
(灰色の粉って…ナニモノ??)

もちろん、皆で激写しました〜😃

メチャメチャ美味しいスィーツでした❤️

料理の1つ1つが、私たちに「おおお〜!」をプレゼントしてくれるために工夫され、手間をかけ作られていることに感動しました。

そして、こういうもてなしを、自分たちで考えて作り出すことができる「みなとカフェ」のスタッフの皆さんを「すごいなぁ」と思いました😃

厨房の裏側を見た時「そうか!」と納得しました。

そこには…

「みんなのアイデア」という文章と、可愛いイラストが描かれた布が、貼ってあったのです。

“みなとカフェ”を開店する前、スタッフの皆さんは「どんなカフェにしたいか?」を、じっくり話し合ったそうです。

その話し合いの結果が“誰もがいつでも見られる場所”に貼ってありました!

誰かに命令されて動くのではなく、自分たちで決めたから自分たちで考えて動く…だから、ジオガイドが集まる交流会に、このような“もてなし”ができたのだな、と納得しました。

そして「みんなで作りたい未来を、わかりやすい言葉で書き出して(できれば楽しいイラストつきで)常に見られるようにしておく」ということは、ガイドにも、地域づくりにも、ジオパーク活動にも、とても大切なことだと改めて思いました。

「みんなのアイデア」を大切にして、スタッフの皆さんが考えながら作っていくであろう“みなとカフェ”は、これからますますたくさんの人に、楽しくて美味しい料理と素敵な時間を提供してくれるに違いありません。

また、食べに行きたいな❤️

いっぱい話して、いっぱい笑って、いっぱい感動して、お腹も心も大満足な交流会でした!

「みなとカフェ」の皆さん、美味しい料理と、たくさんの「!」を、ありがとうございました!

(かな)






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする