グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

家の中で見た虫 in2017

2017年09月14日 | 
連日のツアーも一段落したので、今日は「家の中で見た虫 in2017」をまとめてみようと思います。

私の家は中古のログハウス。
あちこちに隙間があるので、虫達が家の中に入ってきます(^_^;)

今年、トイレの隅に巣を貼る小さなクモを見かけたのは、まだ寒い頃だったと思います。

体長5~6mmの小さなクモでした。

「家の中は外より暖かいけれど、餌がないから生きられないだろう」と思ったのですが、クモはずっと生きていました。

春、虫達が動き出す季節になると、巣の下に「黒いゴマ粒」のようなものが目立ち始めました。

「なんだろう?」
不思議に思って「黒いゴマ粒」を拾い、机の上でゆっくり観察することにしました。

その正体は…

「蟻」でした!

どうやらクモは「ヒメグモ」という家の中にも多いクモの仲間のようでした。
不規則な網を張り、先端に粘着性のある糸を垂らして、床を歩いている獲物を釣り上げるのだそうです。

家の中にヒメグモを養えるほどの蟻が出てくることも驚きでした(^_^;)

5月23日
2〜3日家を留守にして帰宅したら、クモにお婿さんがやってきていました。

一回り小さなクモが、つかず離れずの位置にいます。

「へえ〜!これで子供が生まれるのかな?」と思っていたら…

あら??

翌日には、オスがミイラに…(^_^;)
交尾が終わってメスに食べられてしまったのでしょうか?

7月8日
トイレにアシダカグモがやってきました。

体の大きさが、4倍位あります!
「もしかしたら、食べられてしまうのでは?」と心配していたら…

翌日、本当に「ヒメグモの仲間」は消えていました!

ちなみに昆虫写真家の海野和男さんのHPには、逆パターンのアシダカグモを捕らえた(オオ)ヒメグモの写真が載っていました。

7月20日
アシダカグモもヒメグモも居なくなったトイレには…

蟻が列になって歩いていました!
クモがいる時は、蟻を見かけなかったのに…

生き物たちは「食う、食われる」の「駆け引き」中で、絶妙なバランスで生きているんですね☺️(実感〜)

さて、クモ以外の虫です。

6月26日
居間の窓を開けたら、網戸に何か付いていました。

「?」

一瞬、何だかわかりませんでしたが、よ〜く見たら、カメムシが卵から孵ったところでした!!
(毎日窓を開けていたはずなのに、初めて気づきました^^;)

カメムシの子供達は、ちょうど網戸の網を通り抜けられる大きさで…

2日後には全て、旅だっていきました。

親の大きさでは、網戸の中に入れないはず…
もしかしたら外側から外敵に襲われない網戸の中に、卵を産んだのでしょうか?
あくまで想像でしかありませんが、もしそうだったら、虫の知恵ってすごいです!

さて、3つ目の虫です。

6月5日
夜、家の中を裸足で歩いていたら、左足の薬指に激痛が走りました。
15cmほどの大きなムカデに噛みつかれたのです(泣)

翌日の足は、こんな状態になりました。
噛まれたのは薬指の指のつけねだけなのに…

三原山のガイドに行くのに、靴を履くのが大変でした(^_^;)

何度かムカデに噛まれた経験を持つ私は、だんだん用心深くなっていました。

ムカデがドアノブに巻きついていることがあったので、握る前には確認します。
玄関のドアを開けたら上から落ちてきたこともあったので、ドアを開ける前は必ず縁を歩いていないか確認します。
長靴を履くときは、中に潜んでいないか確認します。

これらの行動を、私は「適応」と呼んでいます(笑)

それがこの時は、完全に油断していました。
反省〜(^_^;)

でも私はこの「用心すべきものがいる環境」が好きです。
何も虫のいない都会の暮らしより、生き物として健全な気がします。

ってことで、今後も「家の中の虫観察」続行します〜☺️

(かな)




コメント
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