22日、海のふるさと村主催のジオツアーに、ガイドとして参加させていただきました。
島在住のご夫婦と、N先生、海のふるさと村のスタッフの方と、山頂まで行って表砂漠から戻ってくるコースを歩きました。

この土日、心配されていた台風はどこへやら。
いつもよりもきれいに伊豆半島が見えていました。
「緑色の大室山」を私は初めて見る事が出来ました!
なんてステキなコンディション!!

お二人は、今はほとんど使われていない道を散策する、という、まさに「開拓者」。
なかなか鋭い観察力をお持ちで、いつもながら私も発見がいっぱい!
「ポンポコお腹の音がする」パホイホイの場所で、「ここもこうつなげれば、もともとチューブだったのかな?」と、もっと大きな視野で見てくださいました。まさに!!全然気がつかなかった!!

「1986の噴火で降り積もった堆積物の崖」では、スコリアの堆積物の中に、なにやら怪しい物体を発見してくださいました。しかもいくつも!!なぜだ?!こんなの今までなかった!!あーでもない、こーでもない、みんなで散々推測して、考えてみた結果、「キノコ」と考えるのが一番しっくりくる、ということで落ち着きました。軸のないキノコなんて初めて!!一人で見ていたら、気がつかない、気がついても考えが固定されて進まないことも、みんなで考えると答えの幅が広がって、とても面白いです。やっぱりツアーはいいなあ。

「いつも歩いているのに、違う視点で見る事ができました」と別れ際におっしゃっていただきました。とてもうれしいお言葉でした。埋もれた道を開拓しているお二人。これからはぜひ、火山地質図をもって入ってください!!そして不思議な、疑問な、ワンダーなジオを見つけたら、ぜひぜひ教えてください!!!私もたくさんいろんな道を歩いてみたい!!海ふるさん、参加していただいた皆さん、どうもありがとうございました!!
その日は急きょ午後から別のツアーが入りました。
若い方お二人。
せっかくなので、裏砂漠と筆島に行こう!ということで行ってまいりました。

ハナイカダ。なんと実が3つ!!
「ふつうは葉っぱ1枚に1粒なんですよ、2個とか3個は珍しいんですよ」
と言っていた矢先、ゲストの方が発見してくださいました。
うぉ~!!すごいっ!!!!!と一人で感動していたら、
「珍しいのに、こんなにたくさん2~3個ついてるのをいきなり見ちゃったね」
と、私の極端すぎる感動に驚かれていました。すみません!!

しかし、この青空!!
1週間前に急きょ伊豆大島に決められたお二人。天気を心配されていたようですが、「きっと大丈夫に違いない!」という力強い信念で今日に至ったそうです。筆島は残念ながら下に少ししか降りることができませんでしたが、ぜひ、機会があればもう一度トライしてみてください!!
そして本日。
ジオガイドセミナー第4回の講師は、桜島ミュージアムの福島大輔氏が来島されました。
到着後すぐ、フルコースを歩くという弾丸ツアー。

今まで全然気がつかなかったのですが、山頂口を山に向かって下る途中の側溝の中に、アジサイが咲いています!!
こんな薄い側溝の土の中で育つの?と思ったところ、側溝の壁から太い根が出ていて、そこから生えていました。
すごい!!根性!!

安永溶岩の向こう側に、嶋田さん御用達の場所があるというので行ってみました。
お食事中の方、すみません!!!!!

お土産にいただいた「かりんとう饅頭」の色が、スコリアの色とそっくりだったので火口をバックに撮ってみました。こういうパッケージいかがですか?

一滴の溶岩の上で大地を感じる、の図。
おや?一人はさりげなくポーズをとっています。
福島さん!寝ていると置いていきますよ!!

樹海の中で、ど根性植物になりきっていただきました。
少しの割れ目にも根を伸ばす木々。
わたしも逞しくありたい。
ここに来ると、植物たちから元気をたくさんもらえる気がします。

第4回目のセミナーは、本日も盛況で、約30名の方が参加されました。
本日のテーマは「桜島の地域遺産を活かす試み」。
なんとこのスライド、10年前から変わっていないということで、それはつまりコンセプトが10年前と今とでも変わっていないとのこと。それってすごいことだと思います。10年前といえば、私は・・・、大学生で、あ、伊豆大島に初めて訪れた年です!!私も変わっていないかも。
地域全体をまるごとミュージアムとしてとらえて、現地で「本物」を保存・展示し、実際に体験できるシステム、これをエコミュージアムというそうです。それに「本物」を体験するエコツアーを加えて、活動してきたのが桜島ミュージアム。
そう、ジオパークとすごく似ているのです。
これは土石流がぶつかった橋の写真だそうです。
「土石流」と聞いても、口頭で説明されても、ネットで調べて文面だけ読んでいても、なかなかこの「すさまじさ」は伝わってきません。これを「現地」で、「本物」を「実際に見る」ことで「生々しいすさまじさ」を体全体で理解できる、ということでした。
確かに。
確かにそうなんです。
「体験」って、とっても大切だなあ、と改めて感じました。

現在、ジオパークに申請中の桜島。
エコミュージアムとして、基礎がしっかりできているだけに、どんなジオパークになってゆくのか、興味シンシンです!
今回さまざまな地域から講師の方々に来ていただいていますが、ひとつでも活かして、伊豆大島ジオパークももっと地域に根ざせるように頑張ろう、と思った一日でした。
島在住のご夫婦と、N先生、海のふるさと村のスタッフの方と、山頂まで行って表砂漠から戻ってくるコースを歩きました。

この土日、心配されていた台風はどこへやら。
いつもよりもきれいに伊豆半島が見えていました。
「緑色の大室山」を私は初めて見る事が出来ました!
なんてステキなコンディション!!

お二人は、今はほとんど使われていない道を散策する、という、まさに「開拓者」。
なかなか鋭い観察力をお持ちで、いつもながら私も発見がいっぱい!
「ポンポコお腹の音がする」パホイホイの場所で、「ここもこうつなげれば、もともとチューブだったのかな?」と、もっと大きな視野で見てくださいました。まさに!!全然気がつかなかった!!

「1986の噴火で降り積もった堆積物の崖」では、スコリアの堆積物の中に、なにやら怪しい物体を発見してくださいました。しかもいくつも!!なぜだ?!こんなの今までなかった!!あーでもない、こーでもない、みんなで散々推測して、考えてみた結果、「キノコ」と考えるのが一番しっくりくる、ということで落ち着きました。軸のないキノコなんて初めて!!一人で見ていたら、気がつかない、気がついても考えが固定されて進まないことも、みんなで考えると答えの幅が広がって、とても面白いです。やっぱりツアーはいいなあ。

「いつも歩いているのに、違う視点で見る事ができました」と別れ際におっしゃっていただきました。とてもうれしいお言葉でした。埋もれた道を開拓しているお二人。これからはぜひ、火山地質図をもって入ってください!!そして不思議な、疑問な、ワンダーなジオを見つけたら、ぜひぜひ教えてください!!!私もたくさんいろんな道を歩いてみたい!!海ふるさん、参加していただいた皆さん、どうもありがとうございました!!
その日は急きょ午後から別のツアーが入りました。
若い方お二人。
せっかくなので、裏砂漠と筆島に行こう!ということで行ってまいりました。

ハナイカダ。なんと実が3つ!!
「ふつうは葉っぱ1枚に1粒なんですよ、2個とか3個は珍しいんですよ」
と言っていた矢先、ゲストの方が発見してくださいました。
うぉ~!!すごいっ!!!!!と一人で感動していたら、
「珍しいのに、こんなにたくさん2~3個ついてるのをいきなり見ちゃったね」
と、私の極端すぎる感動に驚かれていました。すみません!!

しかし、この青空!!
1週間前に急きょ伊豆大島に決められたお二人。天気を心配されていたようですが、「きっと大丈夫に違いない!」という力強い信念で今日に至ったそうです。筆島は残念ながら下に少ししか降りることができませんでしたが、ぜひ、機会があればもう一度トライしてみてください!!
そして本日。
ジオガイドセミナー第4回の講師は、桜島ミュージアムの福島大輔氏が来島されました。
到着後すぐ、フルコースを歩くという弾丸ツアー。

今まで全然気がつかなかったのですが、山頂口を山に向かって下る途中の側溝の中に、アジサイが咲いています!!
こんな薄い側溝の土の中で育つの?と思ったところ、側溝の壁から太い根が出ていて、そこから生えていました。
すごい!!根性!!

安永溶岩の向こう側に、嶋田さん御用達の場所があるというので行ってみました。
お食事中の方、すみません!!!!!

お土産にいただいた「かりんとう饅頭」の色が、スコリアの色とそっくりだったので火口をバックに撮ってみました。こういうパッケージいかがですか?

一滴の溶岩の上で大地を感じる、の図。
おや?一人はさりげなくポーズをとっています。
福島さん!寝ていると置いていきますよ!!

樹海の中で、ど根性植物になりきっていただきました。
少しの割れ目にも根を伸ばす木々。
わたしも逞しくありたい。
ここに来ると、植物たちから元気をたくさんもらえる気がします。

第4回目のセミナーは、本日も盛況で、約30名の方が参加されました。
本日のテーマは「桜島の地域遺産を活かす試み」。
なんとこのスライド、10年前から変わっていないということで、それはつまりコンセプトが10年前と今とでも変わっていないとのこと。それってすごいことだと思います。10年前といえば、私は・・・、大学生で、あ、伊豆大島に初めて訪れた年です!!私も変わっていないかも。
地域全体をまるごとミュージアムとしてとらえて、現地で「本物」を保存・展示し、実際に体験できるシステム、これをエコミュージアムというそうです。それに「本物」を体験するエコツアーを加えて、活動してきたのが桜島ミュージアム。
そう、ジオパークとすごく似ているのです。
これは土石流がぶつかった橋の写真だそうです。
「土石流」と聞いても、口頭で説明されても、ネットで調べて文面だけ読んでいても、なかなかこの「すさまじさ」は伝わってきません。これを「現地」で、「本物」を「実際に見る」ことで「生々しいすさまじさ」を体全体で理解できる、ということでした。
確かに。
確かにそうなんです。
「体験」って、とっても大切だなあ、と改めて感じました。

現在、ジオパークに申請中の桜島。
エコミュージアムとして、基礎がしっかりできているだけに、どんなジオパークになってゆくのか、興味シンシンです!
今回さまざまな地域から講師の方々に来ていただいていますが、ひとつでも活かして、伊豆大島ジオパークももっと地域に根ざせるように頑張ろう、と思った一日でした。