去る8月10日。
グローバルにて、初の磯観察会を開催しました。
東京の中高生の皆さん37名を相手に行われたスノーケル&磯観察会、やっている私も実に勉強になりました。
引率の方も入れ、18人&19人の2チームで、交代でスノーケルと磯観察をしたのですが、天候にも恵まれ非常に良い観察会になりました。
その時は丁度、大潮の日。
午前11時に干潮を迎えるという、申し分無いコンディションです。
やはり磯観察をするには、潮が引いてないと話になりません。
この時は、丁度この干潮時をはさんでの開催だったので、潮の満ち引きも見てもらえました。
各班4チームに分れ、注意事項の説明の後に自由に生物を観察してもらいました。
観察するだけでは、詰まらないし人数も多すぎたので
網と小型の水槽を渡し、最小限の採集もしてもらいました。
非常に皆さん、盛り上がって色々と探してくれました。
質問がある度に、磯を歩いて行き、その質問に答えていったのですが、
中には私もビックリする様な生き物を発見している生徒さんもいました。
因みにそれは、ネズスズメダイという魚です。
昨年は非常に数が多かったのですが、今年は全然見られていない魚です。
凄いのはそのサイズ。大きさなんと1cm!これを捕まえるとは・・・驚きです。
後は、甲羅全体に海藻を付けるコワタクズガニというカニがいます。
普通、岩肌を見ているだけでは到底カニと気が付きません。
こんな、擬態上手なカニまで発見していました。
いや~ 流石、生物部の皆さんだけあります。
約1時間半程で、皆さんの集めた生き物を一箇所に集め
それにまつわる話を次々して行きました。
1つでもみなさんの記憶に残っていると嬉しいのですが・・・
前々からヤドカリや貝を探して磯を歩いていたので、幸い分らない質問は無かったのですが、唯一答えが出なかったのがこれです↓
岩肌に付いた無数の白い塊、その1つ1つの大きさは約2mm程
爪で剥がすと簡単に剥がれる所から、他の生き物が付着しているというのは分るのですが、それ以上は分りませんでした。
分らないを分らないままにしていては生徒さん達に申し訳ないので
詳しい方に調べてもらいました。
どうやらアマオブネガイ科の卵ではないか。というお答えでした。
アマオブネガイの仲間は大島には2種類「アマオブネガイ」と「アマガイ」がいます。
という事は、これらのどちらかでしょう。
いや~ ゲストから教えられる事って本当に多いですね~
色々と資料も作ったので、機会があったらまた開催したいですね~