goo blog サービス終了のお知らせ 

グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

立山黒部ジオパークの総会でお話してきました

2023年06月04日 | 火山・ジオパーク
昨日、立山黒部ジオパークの総会でお話をさせていただきました。

日本で初めて、民間企業が中心になって活動を始めたジオパークで、2014年に認定されています。
今年3月末時点で、法人が209団体、個人347人で作る「一般社団法人立山黒部ジオパーク協会」。

総会の参加者は、経済人でもある中尾哲雄会長ら64人で、ガイドの皆さんも10人ぐらい参加していたそうです。

立山黒部ジオパークの目指す姿として、総会資料の中にこんな絵があり、「みんな同じ方向を目指しているんだな」と嬉しくなりました。


総会の議事のあと、1時間15分、お話ししました。
私が話した内容はこんな感じです。


立山黒部ジオパークは、3000m級の山から1000mの深海までがエリア。雪山から流れてくる雪と人の関わりがメインの物語になっています。

最初に、立山とは違って活発な火山の島である伊豆大島ジオパークの特徴を紹介。

企業や行政の方が多いと聞いていたので、伊豆大島でのジオパーク活動の歩みを多めにお話ししました。

大島が条件付き再認定になった年が、立山黒部ジオパークの認定の年。
そこまでを、伊豆大島のよちよち歩きの時期としてみました。資料を作りながら、いろいろ思い出しました。

大島でのガイド活動を紹介し、ついでにこの1年の私のガイド活動もまとめてみたら、多くの皆さんと歩いていたことが分かりました。

皆さま、ご利用いただき、ありがとうございます。

ガイドとして、私が最近学んでいるTOREについても紹介しました。米国の研究者が提唱したインタープリテーションの手法です。

ちょうど、金沢大の山田先生の翻訳による日本語版が出たところなので、紹介しました。

そのあと、この1年半、ジオパークのガイド仲間と取り組んでいるオンラインジオツアーについて、作っているガイド本人がいちばん学べる場として、お話ししました。


総会の場でしたので、誰に向かって話せばいいのか悩んでスライドが99枚に。TOREと言っていながら、早口になってしまいました。質問もけっこう出ていたので、立山黒部の皆さんに少しでも役に立つお話になっていたら良かったのですが。

最後に、来られていたガイドの皆さんと、意見交換する時間をいただきました。

いろいろお話が出来て、嬉しかったです。

(かな)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

天気に恵まれたロケ!

2023年05月03日 | 火山・ジオパーク
昨日、「タレントさんがひとり山頂を目指し、山を堪能する」という、テレビ番組のロケが行われました。(先日のロケハンの時のブログはこちら

木漏れ日の森を抜け

ジオ・ロックガーデンを抜け

裏砂漠の中心にある櫛形山の頂上を目指し

歩き始めて2時間半後ぐらいに山頂着。

天気が良く、風も弱かったせいか、観光客の方が何組も登ってきていました。

その後、下山して、大きな凹地(カルデラ)の中へ。


皆さん「あの山、カッコ良いよな〜!」と、白石山(カメラマンさんの向こうにある緑の山)の姿をほめてくれていました。

😊
白石山の裾野を通って、新緑の中へ。

以前は荒涼としていて見通しが良かった場所が、すっかり森になったことに、毎回、驚いてしまいます。

植物の成長は、本当に早いですね。

歩き始めて4時間後(14時半ごろ)に、赤ダレ到着。

太陽が傾き、谷の右側は暗くなってしまっていたけれど、左側はきれいな赤い色を見ることができて、ホッとしました。

裏砂漠の真逆の位置にある“表砂漠”を目指して歩いていくと、遠くに、大雨の後だけ水が溜まる“幻の池”に水が溜まっているのが見えました。

波立っている場所が多かったけれど、風が当たらない場所には水鏡ができ、美しい「逆さ三原山」が映っていました。

😊

このあと、山の斜面を登って三原山へ!

ここでドローンを飛ばしたので、私たちは斜面に生えはじめた低木の影に身を隠しました。

驚いたことに「ほとんど草しかない」と思っていた場所には、座れば身を隠せそうな低木(ヤシャブシ)が、何本も育っていました。

眼下に見える、光る海と光る池が、息を飲むほど美しかったです。

💖

火口に着いたのは、歩き始めて6時間後。

かなり太陽の位置が低かったけれど、一部だけでも赤い色が見えたので、「良かった〜」と思いました。

そして、いよいよ最終目的地の“剣ヶ峰”に向かいます。(坂を登ると剣ヶ峰です)

剣ヶ峰からは、最初に登った櫛形山に、三原山の影が重なっていくのが見えました。

「2つの山のピークを目指す旅の、エンディングにふさわしい景色だなぁ〜」と、ひとりでヒッソリ感動していました😊

このあと、大急ぎで下山を開始。
山頂口駐車場まで早足でひたすら歩いて、ジャストタイミングで日没に間に合いました!!

ロケ中、大活躍していたドローンが、ここでも登場。

天候に恵まれ、とても素敵な映像が撮れたと思います。(放送が楽しみ!)

2週にわたって放送されるそうなので、放送日が決定したら、またお知らせします😊

(かな)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【地球から見る、日本の旅・第19回】雪はたくさん火山はゼロ、それでも熱い! ゆざわの不思議とは?

2023年04月30日 | 火山・ジオパーク
2週間後の日曜日、19回目のオンラインジオツアーが行われます。
今回の舞台は、ゆざわジオパーク(秋田県のゆざわです)

「雪はたくさん火山はゼロ、それでも熱い! ゆざわの不思議とは?」という題名が、すでに楽しそうですよね💖

申し込みページの説明文には、「現在の湯沢市・ゆざわジオパークには、一見すると、火山はありません。しかし、地熱の恩恵を受け、山あいの秘境や、潤沢な温泉がこの地を潤しています。かつてここ東北の大地を作り上げた火山は、見えない火山となり、この地にどんな恵みをもたらしているのでしょうか。その不思議に迫る旅、ご案内します!」とあります。

リハーサルがまだなので正確な内容は知らないのですが、どうやら主な舞台は「小安峡大噴湯」らしいです。

実は私、今回のガイドを担当する吉野さんに、2015年11月に同じ場所を案内してもらっているのです(その時のブログはこちら

切り立った渓谷や

崖から噴き出していた湯気に、ビックリしたのを覚えています。

さらに、あの時は虹までかかっていたなぁ…

2週間後のオンライン では、どんな景色が見られるのでしょうか?
メチャ楽しみです😊

4枚のプレートがせめぎ合い、地震、津波、火山噴火、洪水などの自然災害が身近な日本での暮らし。
でも、だからこそ日本には、実に豊かで個性的な、様々な自然や人の暮らしが存在します。

各地域を愛してやまない現地のガイドが、ただ情熱を押し付けるだけでなく、ギリギリまで考えて物語を練り上げ、お客様に楽しい時間をお届けすることを目指しているジオ・オンラインツアーシリーズ。

豪雪地帯でもある秋田県・ゆざわの、あつい物語、ぜひこちらからお申し込みください〜。(日程が合わない方でも、見逃し配信つきです!)

(かな)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

火山と共に生きる

2023年04月27日 | 火山・ジオパーク
明日、ある都内の高校の校外学習ツアーがあります。
ハワイへ修学旅行に行く事前学習として伊豆大島に日帰りで200名の生徒さんがいらっしゃるのです!

日本で「最もハワイ島の火山の性質に近い」と言われている
伊豆大島に「探究的な学び」をしに来てくださいます☺️

自ら問いを立てて、答えを探す学習。
問いを立てるには基礎的な知識が必要で、みなさん周到に事前学習してくださっているようなので、
わたしもいろいろ下調べをしているところです💡

2022に世界最大規模の火山であるハワイ島のマウナロアが噴火し、
その噴火の様子は動画を見ても壮観ですが、
ハワイに暮らす人々はどのように噴火と向き合っているのでしょうか。


(画像:US Geological Survey, Mauna Loa images)

ハワイ島では、「溶岩の流れを妨げない」と
以前もブログ記事に書かせていただきましたが、
https://blog.goo.ne.jp/gscrikuguide6/e/f79749e84a9fb1aa302ca0126f23f240

ネイティブハワイアンの方たちの噴火に関する考え方を書いた記事(英文)を見つけました。

(画像:下記サイトより引用)
https://www.theguardian.com/us-news/2022/dec/02/mauna-loa-volcano-erupts-native-hawaiians

要約すると
”多くのハワイアンにとって、溶岩流は敬意を表し、内省する時間を意味します。
受け継いだ伝統を継承し、ハワイの火山と火の神であるペレに祈り、歌い、踊り、供物を捧げます。

多くのハワイ先住民にとって、マウナロアのような火山の噴火は、深く、かつ非常にパーソナルな文化的意義を持っています。溶岩が新たな大地を生み出す様子を通じ、創造物とのつながりを感じるとともに、世界における自分の位置や先人たちについて考える機会にもなるのです。”

のようなことが書いてあります。
ただ、全てのハワイアン(何をもってハワイアンとするのかというのも非常に複雑なトピックです)が
火山の噴火に上記の記事の内容のように敬意を表し、祈りを捧げているのかと言えば、
全くそんなことはありません。

何をもってその土地の文化とするか、非常に複雑ですが、
ハワイ州全体の動きとしてもハワイ語やハワイ文化の復興を
民族性にとどまらない新しいローカルアイデンティとして、
観光や政策において打ち出しているのが顕著に見受けられます。


そんな中、もうひとつ興味深い記事がありました。


「祈りか? 爆弾か?溶岩流を止めるのは簡単でないことをハワイの歴史が示している」

(画像:下記サイトより引用)
https://www.voanews.com/a/prayers-bombs-hawaii-history-shows-stopping-lava-not-easy-/6860712.html

ハワイ島で人々が溶岩の流れを迂回させるために行ってきたこと

・1881年、ハワイ島の知事がヒロへ向かうマウナロアの溶岩を止めるために祈りの日を宣言した。しかし、溶岩は流れ続けた。

・その50年後、ハワイ火山観測所の初代所長で地質学者のトーマス・ジャガー氏が溶岩の流れを変えるため米軍航空隊にマウナロアの溶岩経路を破壊するため、爆弾を落とすよう依頼。偶然か否か、溶岩の流れは止まった。

などなど...

上記の祈りを選ぶ人々も爆弾を選ぶ人々もそのどちらも選ばない人々も、
いろいろな文化・価値観をもつ人々が混在しているのがハワイです。

わたしとしては爆弾を落とすとは、なんとも破壊的な方法と思いますが、
ハワイ大学在学中に、米軍に所属している学生が同じ寮に何人か住んでいて、
そういう考えだったのを思い出しました。

最後に記事のまとめにある、ハワイ先住民の文化実践者の方の声を日訳すると

”溶岩を物理的に迂回させるべきだと考えるのは、
人間がすべてをコントロールしなければならないという考え方に根ざした西洋の考え方。
人々は溶岩に合わせる必要があるのであって、その逆はあり得ない。”

最近感じるのは
「対立」から「対話」の時代への移行


探究的な学び、深い!
答えのない問いを自らに問いかけ、明日に向かいます!

(ユリカ)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

静けさを求めに

2023年04月20日 | 火山・ジオパーク
日本で唯一、「砂漠」と名がつく裏砂漠

トレッキングツアーでは温泉ホテルからスタートし、
景色の移り変わりを味わいながら裏砂漠を目指しますが、
先日は車で近くまで行けるルートで裏砂漠へ行って来ました!


島の東側までドライブすると、最近、整備された駐車スペースがあります。


ここから裏砂漠へ進みます。


周りは木々が生い茂っていますが、通行路になるくらい空いているのは、
車や人が通るから草が生えないのか、
それとも草刈りをしてこのような状況なのか...


歩いて15分くらいでこの柵に到着です。


ここからは特別保護地区になります。


車馬の乗り入れは禁止です。
昔、馬で山に来ていた名残を感じる文面ですね☺️


目の前に広がるダイナミックな風景✨


周りを見渡しても、人影もなく、人工物もなく、自然の音のみ!
心が澄んでいくようです😌


「静」の時間を楽しみ、ただ地球に存在することを感じられる場所です。

櫛形山を観察すると半分は緑、半分は黒のまま


風の当たり具合で、植生が変わるのでしょうか。
境界線があるように境目がくっきりわかるのが、興味深い!

イタドリのタネが飛んできて


発芽して


成長して


どんどん増えて


タネを飛ばし、冬を越して


ススキも仲間に


そんな成長の経過も見れます☺️

「なにもない」のが貴重ともいえる現代、
心の静けさを取り戻しにぜひ、裏砂漠を訪れてみてください〜!


(ユリカ)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【地球から見る、日本の旅・第18回 】 三好ジオパーク構想『四国の水の運命の曲り角 吉野川はなぜ曲がった!?』

2023年04月12日 | 火山・ジオパーク
オンラインジオツアーシリーズ18回目が、4日後の日曜日に迫ってきました!

今回の舞台は三好市を流れる吉野川。

四国四県にまたがって流れる吉野川は、なぜか、途中で直角に曲がっています!

なぜ、真っ直ぐ流れる川が、途中で直角に曲がるのか?
その川の流域で、人々はどう暮らしているのか??
美しい景色と人々の暮らしが、楽しい語りと共に紹介されていきます。

リハーサルに2回参加しましたが、1回目と2回目では構成がガラリと変わり、楽しくて、わかりやすくて、グッとくる作品になっていました。

このオンラインツアーシリーズで展開されるのは、単なる地域の紹介ではなく、地域の大地と人、生きものたちが紡ぎ出す、その土地ならではの物語です。

「あれも、これも」ではないからこそ、「日本のジオは多様で美しいなぁ」「人も生きものもみんなスゴイ!」と感じることができます。

メインガイドは
下川純代(しもかわ・すみよ)さん。
徳島県三好市池田町生まれ。
元小学校教員で、10年以上、子供向けのサイエンス教室や発明クラブにも関わってきた方。

補佐のガイドは以下のお二人。
殿谷梓(とのたに・あずさ)さん。
高知県高知市生まれ。三好ジオパーク構想地質専門員。
岩石や宇宙を愛し、大学や大学院では、岩石や宇宙を研究していた方。

平岡慶祐(ひらおかさんけいすけ)さん。
徳島県三好市生まれ。ウェブデザイナー・エンジニア。
今回はIT関係・映像制作のサポート役として参加。

全員、三好愛、吉野川愛にあふれる方たちですが、その愛を押し付けることなく、丁寧に楽しく、参加者目線にたって物語を展開してくれます。
これを見逃し配信付きで¥1,000で見られるのは、絶対お得だと思います!!

詳細・お申し込み先は、こちらをご覧ください。

またその2日後に、ツアーを元にしたガイド勉強会を行います。
ガイドの方は、ぜひご参加ください。(詳細&申込先はこちら

ちなみに、以前私が、三好におじゃました時のブログはこちらです
残念ながら、この時の景色は今回は出てきません。(続編で別のオンラインツアーやってほしい〜!←望みすぎ?笑)

(かな)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ジオオンラインシリーズ第17回、香川・讃岐ジオパーク構想編 「300万年クッキング 讃岐うどん」

2023年03月14日 | 火山・ジオパーク
5日後の3月19日(日)20時~21時、ジオオンラインシリーズ第17回、香川・讃岐ジオパーク構想編 「300万年クッキング 讃岐うどん」が開催されます!!

ガイドは、私のツアーに2回も参加してくれた横山さん。
(その時のブログはこちらと、こちら

横山さんは大学で林学を学び、環境省で国立公園の自然保護官や野生生物担当として9年、星野リゾートのエコツアー団体(ピッキオ)でガイドとして10年勤務した経験を持つ方。
現在は、香川県で森の案内やエコツーリズムに関わる仕事を個人で行いながら、ガイド養成講座の講師を全国で務めるプロフェッショナル!

たくさんの知識と経験を持ちながら、とても謙虚で、人の話をよく聞きいてくれる気遣いの人なのです!
先日、初回のリハーサルを行ったのですが、「さすがだ〜!」と唸るような、わかりやすい組み立てで、ワクワクしました。

小麦、塩、いりこ、水。それぞれの材料と、讃岐の大地とのかかわりに、「なるほど!」がいっぱい。香川県が讃岐うどんの地となったことを大いに納得し、「今すぐ、さぬきうどんを食べに行きたい!」という衝動に駆られました(笑)

参加費¥1,000、チャットで質問し放題、見逃し配信もあるので、超お勧めです〜💖
申込先&詳細はこちら

そして今回も、ツアー2日後にはガイド勉強会を開催します!
日時 令和5年3月21日(火)20:00~21:00
参加料:1000円(こちらは対話型の勉強会のため、見逃し配信はありません)
申込先&詳細はこちらです。

こちらもぜひ、ご参加ください!!

(かな)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2023年 大室山山焼き

2023年03月01日 | 火山・ジオパーク
一昨日(2月26日)大室山の山焼きが行われました。700年余りの歴史を持つ対岸伊東市の一大イベントです。毎年2月に開催されるのですが天候に左右される行事が故、中々予定通りの日程で行う事は難しい様です。今年も2回延期された後の開催でした。

さて当日、日の出と共に起きて西側の海岸へ行くと・・・

雲一つ無い快晴~、風も穏やかです。

大室山もくっきり!

毎年楽しみしている行事ですが、今まで好条件に恵まれた事が有りません。
雲に邪魔をされたり、約40㌔程先なので霞んでいる事も多いのです。
さて、山焼きは2段階で行われます。

9時30分を回った頃、うっすらと煙が立ち昇りました。



まるで噴煙の様ですね。

正午近く・・・いよいよ山肌への点火が迫ってきました。

右手からかすかに煙が立ち昇っています。
赤い炎が瞬く間に広がっていきます。








裾野への点火から20分程で、茶色だった山肌が真っ黒になってしまいました。






この山焼き、害虫の駆除と共に新芽を育て景観を維持する。
又、年に一度の観光行事としての役割も大きいとの事です。
大島から眺める大室山・・・黒~グリーン、そして茶色へと、季節ごとに様々な表情で私達を楽しませてくれます。
代々受け継がれている地元の皆さんの努力のお陰ですね。
伊東市の皆さん、ありがとうございます。
又、来年も晴天に恵まれます様に・・・。
(今回、距離は離れてしまうのですが、”南アルプス”も入れたくて、御神火スカイライン5合目辺りから撮ってみました。 By GIBA)


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

筑波大学自然保護寄附講座2023

2023年02月17日 | 火山・ジオパーク
本日の午後、店のログハウスで、筑波大学自然保護寄附講座が開催されました。

コロナ禍によって、2年連続で現地実習が中止となり、オンラインが続いていましたが、今年ようやく3年ぶりにリアルでの開催となりました。

会場は柳場が椅子の配置を変えて準備してくれ、なんとなく講習に向く雰囲気に😊

参加者は、学生さん14名、教員の方2名、現地参加者5名。

合計3時間、以下の3つの講演をもとに、質疑応答や議論が行われました。
①ジオパーク事務局の臼井さんがジオパークの話。
②環境省伊豆諸島管理官事務所の靏田さんが国立公園の話。
③私は以下の題名で話をしました。


「自然保護と人の暮らしの関わり」などの様々な問題が議論されました。
若いみなさんが真剣に考え、実にしっかりとした意見を言ってくれたのが嬉しかったです😊

学生さんたちは、明日が火山や植生遷移のフィールドワーク(残念ながら私は別ツアーですが…)。
楽しみつつ、たくさん学んで、いっぱい感じて、伊豆大島を好きになって、何かの形で伊豆大島に関わってくれたらいいなぁ〜と思います😊

本当はもっと詳しく書きたいのですが、明日も丸1日ツアーなので、本日は短めに…。

(かな)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第16回オンラインジオツアー「南アルプスジオパーク編~山あいの、まっすぐな街道はどうやってできた?」

2023年02月12日 | 火山・ジオパーク
【地球から見る、日本の旅・第16回 】「南アルプスジオパーク編~山あいの、まっすぐな街道はどうやってできた?」の開催が、1週間後(2月19日)に迫ってきました!

長野・山梨・静岡の3県にまたがる南アルプス。
長野県側の麓にまっすぐな街道があり、独特な文化や歴史が育まれてきたそうです。
なぜ人々は、わざわざ峠を越え、街道を行きかってきたのか?
そもそも、なぜ真っ直ぐな街道ができたのか?

ガイドは、伊豆大島に2回も来島してくれた藤井さん。(元・南アルプスジオパーク事務局)
大島への来島理由は、2回ともマラソン大会に参加するためで、そのたびにジオツアーにも参加してくれました!(写真は2021年12月のツアー時のものです)

藤井さんは、マラソンランナーであると同時に書道の先生でもあり、英語教員の資格も持ち、大学では生物を学んでいた、手芸の得意なスーパーガール!(何者?って感じですよね🤣)

先日、1回目のリハーサルが行われましたが、火山のジオパークで活動する私にとって、出てくる映像は見慣れないものばかり!
引き込まれたし、とても面白かったです😊❣️

明日も、2回目のリハーサルがあるので、さらに磨きがかかって楽しさがますはず!
ぜひ、ご覧ください〜😊
(詳細&お申し込みはこちら。見逃し配信もあります)

そして、オンラインツアーの2日後に、ツアーを元にした勉強会が開催されます。

ガイドが伝えたかったことは何? ガイドがツアー作りで苦労した点は?
リハーサルでガイド仲間の意見を聞いて、修正・変更したところはどこ?
などなど、振り返りをしながら、みんなでガイドにとって大切なことはなにかを、考えていきます。

異なる地域のガイド同士で学び合えるチャンスです。
こちらも、ぜひご参加ください(勉強会にはツアーの視聴が必要です。見逃した人には、勉強会当日の開始前にみんなで見ることもできます)
(詳細&お申し込みはこちら

また、先月のオンラインツアー「#015 桜島・錦江湾ジオパーク」の”みどころ&動画”も、近日中に公開される予定です。
4つに整理された楽しいツアーで、なんとオンラインツアー初の”中継車”からの配信で、盛り上がりました!
動画は有料ですが、記事は無料で読めます。
気になる方は、ぜひこちらをチェックしてみてください😊

(かな)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする