みどりの日の今日、園芸店めぐりをしました。
緑のカーテンの素材になる植物の苗が、
たくさん店頭に並んでいました。
ゴーヤーは、種類もいろいろ。
カボチャの苗に接木した苗もあります。
より育てやすく、実もたくさんなるそうです。
ヘチマの苗はすでに蔓がかなり伸びていました。
旺盛に伸びて、丈夫な宿根アサガオ。
種はできず、根元で切り詰めておくと、翌年また蔓を伸ばします。
一年草のアサガオいろいろ。
西洋アサガオのヘブンリーブルーはとても美しいのですが、
高温に弱いのが玉に瑕。失敗例も多く聞きます。
夜によい香りのする花を咲かす夕顔は、
日中お仕事している方にもよいかも。
これは花を楽しむ種類なので、かんぴょうの実はなりません。
ブドウの苗も。
ブドウは風や乾燥に強く、毎年春になると蔓が伸びて葉が茂り、
他の植物よりも早く緑のカーテンになります。
一番お勧めの「マスカットベリーA」は見つけられませんでした。
トケイソウ(パッションフルーツ)で楽しむ方もいらっしゃいます。
キュウリはゴーヤーやヘチマより早く葉を茂らせますが、
葉が枯れあがっていく時期も早く、
最も暑い時期にはカーテンとしての役割を果たせません。
実を収穫する楽しみのために、おまけで植えるのがよいと思います。
ちょっと値段は高くなりますが、カボチャに接木した苗は、
ほとんどうどん粉病にもならず、よく育って実もたくさん取れます。
植物の選び方は、どのくらいのカーテンを作るのか、
どこに作るのかである程度決めることができます。
マンションのベランダや、一般的な家庭の窓辺なら、
ゴーヤーで十分覆うことができます。
家庭の緑のカーテンで私の一押しはブドウ。
よく茂り、風にも強い優等生です。
しかもこんな収穫まで!
先ほども書きましたが、一番のお勧めは「マスカットベリーA」です。
学校のように大きな建物となると、やはりヘチマが一番よいでしょう。
杉並区役所では、約28mも伸びたとのこと。
横から見ると厚みは30cmほどもある頼もしいカーテンです。
広い範囲を覆うなら、琉球アサガオも便利です。
こちらは、広島市立植物公園の琉球アサガオのカーテン。
宿根で、花は一日中咲いています。
ただし、琉球アサガオを育てる場合は、蔓の管理を怠らないように。
さりげなくあちこちに蔓を伸ばして、土につくと根をはり、
どんどん広がっていきます。
我が家では、ドングリの木のプランターがいつの間にか乗っ取られ、
大切に小さな苗から育ててきた木が枯れてしまいました。
ご近所に迷惑をかけるだけでなく、野生化してしまうと大変です。
今日の園芸店めぐりでは、
私のほしかった「オキナワスズメウリ」と「シカクマメ」が
残念ながら手に入りませんでした。
つる性植物といえばヒョウタンもあるのですが、
ヒョウタンは、キュウリと同様、早い時期に葉が枯れあがってしまい、
よほどヒョウタン栽培に自信のある方以外にはお勧めできません。
また、うり類は基本的に混植を嫌います。
たとえば、ヘチマとヒョウタンを一緒に植えてしまうと、
ヘチマがしっかり育ちません。
違う植物をおなじプランターに植えることは、
できるだけ避けることをお勧めします。
今日ご紹介したほかにも、自然薯、フウセンカズラなど、
さまざまな植物で緑のカーテンが作られています。
楽しく悩んで選んでくださいね。