今年は、今まで以上に緑のカーテンに取り組む方が多いようです。
初めて挑戦なさる方もいらっしゃるので、
今さらですが、苗を植えるときのポイントをお伝えします。
大切なのは「土をくずさない」こと。
子どもたちに、何も言わずに苗のポットを渡すと、
苗の根元を掴んでポットから無理やり持ち上げて苗を折ってしまったり、
土をくずして、根っこむき出しにしてしまったりします。、
これでは、間違いなく苗は枯れてしまいます。
苗のポットを手にとる前に、土に水やりをして、
水分を十分行き渡らせます。
まずは、土にポットと同じぐらいの大きさの穴を開けます。
(写真左側の手元は気にせず、右下の穴にご注目ください)
苗の根元を人差し指と中指ではさんで、
ポットをそっとひっくり返します。
土をくずさないように、ポットから押し出して、
そのままそっとひっくり返し、
さっきあけた穴の中に入れて、
周りの土との隙間がないように、やさしく隙間をうめて、
トントン。
そして、水やり。
植えたばかりの苗は、水を吸う力が弱いので、
土の乾き具合や苗の様子をよく見てあげてください。
ついでに、緑のカーテンでよく植えられる植物の見分け方を。
前任校では、担任の先生が苗を見分けられず、
間違えて植えて、後から苗を動かしたところ、
かなりの数の苗が枯れてしまいました。
キュウリとヘチマとゴーヤーの苗。
どれがどれだかわかりますか?
(わかってしまえば、なんでもないことなのですが)
右端がゴーヤー。
葉っぱを触るとやわらかくて、豆っぽいにおいがします。
真ん中の一番葉っぱが大きいのがキュウリ。
葉っぱの裏に細かい毛があるので、
さわると「ジョワジョワ」します。
左端がヘチマ。
葉っぱに、白っぽく文様が見えます。
一番背高のっぽになるのはヘチマですが、
苗の段階ではキュウリのほうが大きく立派に見えます。
かわいい苗たちが元気に大きくなるように、
気づかって植えてあげてくださいね。