緑のカーテンのある暮らし

楽しくて、快適で、おいしくて、地球にも優しい緑のカーテン。我が家と学校の緑のカーテンの生長をお知らせします。

緑のカーテン・作り方のポイント ⑤しつこいようですが

2011-05-18 21:50:07 | 緑のカーテン作り方のポイント

節電意識の高まりとあいまって、緑のカーテンへの関心も高まり、

テレビや新聞でも毎日のように取り上げられています。

 

緑のカーテンの涼しさは、茂った葉がもたらしてくれるもの。

葉の緑色と、そのすきまからこぼれる光の美しいこと。

ため息が出るほどです。

だからこそ、植物の選び方が大切です。

 

新聞や雑誌、インターネット上のサイトに掲載されている

緑のカーテンに適した植物紹介を見ていると、

「それはどうかなぁ?」

と感じることが。

 

たとえばキュウリ。

ヘチマよりもゴーヤーよりも早く葉が茂り、おいしい実もなりますが、

下のほうから葉の枯れ上がる時期も早い植物です。

これは音楽室のカーテン。

ちょっとわかりにくいかもしれませんが、

左端の部分がキュウリ。

ゴーヤーはこの後どんどん茂りましたが、

キュウリは隙間が増え、ゴーヤーでカバーしました。

しつこいようですが、キュウリは身の収穫を楽しむならOK。

でも、暑い盛り緑のカーテンとしては、役目を果たせません。

しかも、風に弱く、風の強い日に、

1日で枯れてしまったこともありました。

 

ヒョウタンも「おすすめの植物」に入れられていることが多いのですが、

キュウリ同様、茂るのも早ければ、枯れるのも早い植物です。

この写真は、数年前の8月4日に撮影したもの。

ぶら下がる実はかわいいですが、葉っぱはほどんどありません。

しつこいようですが、プランター栽培は厳しく、

よほどヒョウタン栽培に自信のある方でなければ、

避けたほうがよい植物です。

 

空に向かって花を開き、一日中咲き続ける琉球アサガオ。

蔓も伸び、葉も旺盛に茂り、緑のカーテンにぴったり・・・

・・・のようではありますが、かなりの注意が必要です。

 

ちょっと目を離していると、このように蔓を外側に伸ばし、

 

その蔓が土や水に触れると、そこで根を生やして繁殖。

 

あろうことか、空気中で根を出すことも。

しかも、その後ろの部分の太い蔓をご覧ください!

「離さないわよっ!」と、グルグル何にでもまきついていきます。

特に、大きなカーテンを琉球アサガオで作った場合、

シーズン終了後の片づけが恐ろしく大変だと聞きました。

 

さらに、一日中咲いた花は、夕方になるとくしゅっとしぼんで

ぼたっと落ちます。

マンションなどで、下の階の方とのトラブルのもとにも。

しつこいようですが、ネットの設置場所や方法に配慮し、

こまめに蔓の管理ができないと大変な植物です。

 

楽しく快適な緑のカーテン。

だからこそ、植える植物選びもしっかり行うことが大切です。

 

しつこくて、ごめんなさい。

コメント (10)
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