自由人

 己を『”親も無し、妻無し、子無し”職も無し、ローンもなければストレスもなし』と詠んで、六無斎清々を僭称。

近くの親戚より、遠くの他人、、、?

2018年01月17日 09時24分06秒 | コラム

 この国には昔からの俚諺、”遠くの親戚より、近くの他人”といわれ近所つきあいの大切さが強調されていたのだが、、、。我が国とは古代から密接な関係にある朝鮮半島の現在は国連にも加盟している二つの国とはなかなかうまくいってないですね、、、。その反面太平洋を隔てた超軍事大国には頼りっきりで、その核大国の傘の下での自国の安全を守ってもらうとかで、唯一の被爆国でありながら:(しかも投下したのがアメリカ)核兵器禁止条約に署名しない現状は世界の笑いものになっているのだが、、、、。

 日本海側に北の木造船が漂着しているが、朝鮮半島の東部からは北西の季節風で到来、夏の季節風で帰着が容易だったのが古代の史実であるし、西南部からは九州へのルートが存在していた。古代国家成立までの様々な抗争、磐井の乱、大化の改新、壬申の乱、等は新羅系の勢力と百済系勢力との抗争と言える。在日に対するヘイトスピーチをしている御仁に言いたいのは、”あんたは在日、60から70世なんだよ”ということである。

 古代天皇制確立(天武朝)以降独自の道を歩んだこの国だが、現天皇が”ゆかり発言”で述べたように、文化的には常に師匠役を果たしていたのが、中国であり朝鮮であったことを忘れてはいけない。秀吉の朝鮮出兵と韓国併合の負の歴史を清算ない限り、隣国との友好は見かけだけのものになるだろう。特に朝鮮民族にとって屈辱そのものの日本の支配の35年間(1910~1945)は金で解決できるものではあり得ない。

 小早川、加藤小西が、世にあらば、今宵の月を、いかに見るらむ、、、、寺内正毅

 地図上の、朝鮮語国に、黒々と、墨を塗りつつ、秋風をきく、、、、、、、、石川啄木 

 上の句は、韓国併合時の同じ日本人の対照的な感情だが、どちらがより人間的なのかは自明であろう。