自由人

 己を『”親も無し、妻無し、子無し”職も無し、ローンもなければストレスもなし』と詠んで、六無斎清々を僭称。

239分の222

2015年08月01日 07時53分07秒 | コラム

 分数は算数嫌いの生徒を生み出すことになるのだが、2分の1と3分の1を足すと、5分の2じゃなくて、6分の5になる通分の法則がしっかりと理解できないまま、テストで×をつけられてしまうので、算数嫌い、勉強嫌いの生徒を生み出すスタートとなってしまう。タイトルの特別な分数は何を意味するのだろうか、、、。分母の239はアメリカ建国からの年代を示すのは、年表で調べればすぐにわかる。分子の222はその間アメリカが戦争をした年を示しているそうだ。東部の13州からスタートし、本国(イギリス)との激しい独立戦争、最も対立していたフランスの支援もあったのだが、、、。国内戦争の南北戦争もあったが、大部分は51の州にまで拡張する中での対外戦争が続いたことを意味する。第二次独立戦争で、本国(イギリス)の攻め込まれたことがあったが、、、。そしてⅠ度も敗れることなく、ベトナム戦争では敗北したのだが(レフリーストップでリングを降りたが、自国に攻められ敗北したわけではない。)、世界チャンピオンのタイトルを獲得し、現在もタイトルを保持しているのが、今のアメリカである。

 人と人の間でも、国際関係でも、主権尊重、互恵平等が大切な原則である。そのためには相手を理解すること、相手の長所、短所を理解し、互いの長所で付き合えば互いに不満を生み出すことはない。信頼関係が深まれば短所を指摘し本人が改めようとする努力を見守り支援することが大切だ。現在の世界チャンピオンのタイトルを持つアメリカと密接な関係を持つこの国、厳しいタイトル争いをしていたソビエトの崩壊で永久チャンピオンの地位を確保したのだが、永久チャンピオンは願望ではあるが、崩壊しない世界帝国はいまだに実現していない、、、。その崩壊過程では様々な不幸な出来事が生じたのが人類の歴史で証明されている。そしてよりましな世が実現すると良いのではあるが、、、、。そろそろ人類は、国や民族によるチャンピオン争奪に終止符を打ち、人類の共存共栄の時代への歩みを始めないければならない。何しろ70億を超える現在の地球上の人類の共通の祖先が、5万年ほど前にアフリカから脱出した150人余りの人々に行き着くのだから、、、。

 永遠の帝国を維持したい勢力にとって、それを脅かす次期チャンピオン候補をつぶすことが、己の使命と考えているのかもしれないが、一度はソビエトに軍拡競争を仕掛けて、社会主義経済を崩壊させ、冷戦に勝利した。次は人口も多い経済的潜在力を持つ中国が標的なのだろう。そのためには、地理的には日本が何と言っても必要なのは、ペリー来航以来のアメリカの世界政策の延長上の真理である。鎖国の250年間で培われた権力になびく国民性、”盆上の豆”と揶揄される傾向、変節を発想の転換と言いくるめる悪知恵、江戸末期の攘夷がすぐさま鹿鳴館時代の欧化政策に代わるし、70年前の”鬼畜米英”が、アメリカ民主主義万歳となる。そんなこの国の体質を熟知したジャパンパンドラーズという名の日本占領継続を試みる者たちの計画書が、経済的にはTPPだし、軍事的には日米安保だし、政治的な代理人が、その反共ゆえ重宝され、巣鴨から釈放されて、宰相に上り詰めた岸氏だし、その孫にあたる現総理が、代理人の地位を保つためには、アメリカ議会で約束したことを何としても実現しないと、首を据えかえられることになるだろう。