面白き 事も無き世を 面白く
住みなすものは 心なりけり

むちゃくちゃにも程がある

2007年06月12日 | ニュースから
回収紙をナプキンに、ようじ再使用も…中国紙報道(読売新聞) - goo ニュース


読むだけで胸が悪くなるようなニュースである。
レストランの紙ナプキンの原材料には、使用済みの生理用ナプキンや病院が廃棄したガーゼもあるとの話も。
色つきの紙ナプキンでは漂白剤すら使わず、ゴミを着色してごまかしただけのものがあり、大腸菌や結核菌、肝炎ウイルスなどが検出されたという…

中国の衛生観念が低いことは、昔からよく耳にした。
実際、十数年前に上海へ行ったときのこと。
日本で周りから、決してビンで出てくる飲み物は飲まないように!とアドバイスされていた。
空になれば洗って再利用するビンは、ロクに洗浄されることなく使われるからだ、というのがその理由だった。

そして某高級ホテルに到着しての夕食でのこと。
外国人観光客も多く宿泊する有名ホテルだったこともあり、ここなら大丈夫だろうと地元のビールを一本注文し、グラスに注いで飲んだその後。

部屋に戻ったが、どうも気分が悪い。
大ビン一本くらいで酔っ払ったか?旅の疲れも出たかな、と思っていたが、急に寒気が襲ってきた。
「げ!ヤバイんとちゃうか…」と思ったのも束の間、急激に吐き気を催した。
トイレに駆け込んで、せっかくの美味しかった夕食が洗いざらい出てしまったと思われるほどに嘔吐を繰り返し、すっかり吐くものも無くしてヘロヘロになってベッドに倒れこんだ。
一眠りして目が覚めると、さっきまでの寒気と吐き気が嘘のようになくなっていた。
金輪際、中国ではビン入り飲料は飲まない!と心に誓ったものである。

今回のニュースは、自分自身のそんな経験を凌駕する、とんでもない事象である。
社会主義とは、衛生という感覚を完璧に消し去ってしまうほどに行き過ぎた拝金主義を産む思想だったのか?



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