面白き 事も無き世を 面白く
住みなすものは 心なりけり

来季の大谷

2015年07月25日 | 野球
日本ハム・大谷、プロ初の満塁被弾も両リーグトップ11勝目…昨季に並ぶ


ファイターズの大谷が両リーグダントツトップとなる11勝目をあげた。
この試合はあまり調子がよくなかったようで、ライオンズの主砲・中村にホームランを二発もくらうなど、6回投げただけで102球も投げ、7安打打たれての5失点。
ただこの5失点が、全ておかわり中村のホームランだけだったというところに、悪い中でも最低限の投球はできた大谷の強さがある。
中村に打たれても気持ちを切ることなく、後続を断ち、それ以上の失点を防いだと言えよう。
そして普段からチームへの貢献度が高いことは、野手にはもちろん浸透済みであるので、悪いなりにも必死で失点を食い止めようとしている姿に打者も応えたのではないだろうか。
おかわりに対抗するように、助っ人のレアードが2発ぶっ放して援護したのはその最たるもの。
大谷自身の力もあるが、やはり野手陣の援護もあってこその11勝であり、敗戦もたった1つで済んでいるということだろう。

投手として、もはやエースの風格を備えてきた今季であるが、打者としての成績はイマイチ。
このままだと、来季からいよいよ投手として“一本化”することになるのではないだろうか…

期待の戦力

2015年04月09日 | 野球
G高木勇の“スカウト秘話” 敬遠された制球難…辛抱強く見守り(夕刊フジ) - goo ニュース


日曜日にタイガースが軽くひねられた讀賣の新人・高木勇人。
新人とは思えない落ち着いたマウンドさばきで、変化球で簡単にストライクをとり、打者を追い込んでいく姿は、対するタイガース将来のエース・藤浪よりもはるかにプロ年数が長いようにさえ思えた。
見せ場を作ることもできずに無様な試合を繰り広げたタイガースは、地元甲子園に帰ってきても更にベイスターズ相手に不細工な試合を続けている。

高木に苦も無く抑え込まれたショックが尾を引いているのかどうかは知らないが、ここで4連敗目を喫することになれば、せっかく3連勝で好スタートを切った開幕シリーズの意味が消え去ってしまうというもの。
大事なベイスターズ戦第三戦の先発は岩崎。
去年、ドラフト5位指名ながら開幕ローテーションに食い込んだ期待の戦力に、今季のタイガースの浮沈がかかっている…

新井退団

2014年11月05日 | 野球
阪神・新井貴、退団!「2000安打」へ出場機会求め…(夕刊フジ) - goo ニュース


タイガースの新井が退団することに。

今季はゴメスが4番ファーストで定着したこともあり、主に代打での出場で94試合、打率2割4分4厘、3本塁打の成績に終わった。
送球に難のある新井にとっては、もはやかつて守っていたサードで年間を通してプレーするのは無理な状況の中、タイガースでレギュラーをはるのは困難な状況だった。
彼が移籍してきたときの監督であった岡田が辞めずに残っていたら、もっと活躍できていたかもしれない。
カープ時代はサードを守っていた新井を、岡田監督はファーストに固定し、見事ゴールデングラブ賞を取らせた。
新井の守備力を見極めての起用であり、守備と打撃のいずれもが安定した状態を保てないと、どちらにも悪影響を及ぼして本来の力が発揮できない「くそ」がつくほどマジメな新井の性格を慮っての采配だった。
ところが、“不慮の退団”で岡田から真弓に監督が変わったため、再び守備に不安のあるサードを守ることとなり、彼の中でプレッシャーが強まったに違いない。
2011年に打点王を獲得しているものの彼の打点で試合が決まったという記憶がほとんどなく、打点王を獲れたこと自体にほとんどのファンがビックリしたほど、打撃における勝負強さが全く見られなくなってしまったのも、おそらく彼にとって自信につながったに違いないファーストからサードへの再コンバートが影響していたように思えて仕方がない。

今季の新井はチャンスに凡打を繰り返し、我々ファンの印象に残る一打は数えるほど…と言いたいところだが、今思い起こしても何も出てこない。
スタンドからは痛烈なヤジが飛んだもの。

「新井さ~ん!お仕事の時間ですよ~~!!」
「給料ドロボーーー!」
「たまには働けーーーっ!」
「金返せーーーっ!」
etc.

自分も、同点や逆転のチャンスで、ダブルプレーの可能性がある場面で新井が登場するとガッカリし、懸念通りダブルプレーを食らえば怒りを露わにし、三振すれば「アウト一人で済んだ」と安堵した。
シーズン終盤には、なんとなく和田監督の采配も、ダブルプレーの可能性あるチャンスの場面では、代打には関本を送るようになっていったことに大いに拍手を送ったもの。
ぶっちゃけた話、選手としての新井はタイガースには不要であるとしか思えなかった。

しかし、本当にマジメで一生懸命な性格で、練習も誰よりも一生懸命に取り組む姿は認めるところだった。
そんな姿勢が、いざ本番となると発揮できないところには同情を禁じ得ず、彼の努力が報われることを祈ってはいたのである。
ほとんど祈りが通じたことはなかったが(「ほとんど」どころか通じた記憶が無いくらいだが…)

今季の成績を考えると、2億円という年棒は我々ファンが「もらい過ぎ!」と怒る以前に、新井自身耐え難いものだったようだ。
協約で定める減額制限(年俸1億円を超える場合は40%)を超える1億2000万円ダウンの年俸8000万円を提示されたという話があるが、球団から提示された大幅減俸についても本人は
「十分すぎる提示額。はっきりいってもらいすぎだと自分自身では思う。本当にもらいすぎだと」
と言い切ったという。

タイガースを退団すれば、この提示額よりも更に低い額になることは、まず間違いない。
税金、払えるのか!?と大きなお世話な思いもこみ上げるが、それでも出場機会が増えるとは思えないタイガースに留まるより、自分を必要とする球団、出場機会が得られるチームに移籍したいという思いの方が強かったのだろう。
それはアスリートとしては当然の思いだろう。

ファーストもしくは指名打者として、パ・リーグの球団が獲得に乗り出そうとしているという話もある模様。
個人的には日本ハムに“拾って”もらえれば再生できそうな気がするが、こればかりは「需要と供給」のバランスの問題であるため、先は見えない。
どこになるにせよ、新たな移籍先でタイガースを見返すような働きぶりを見せることができたなら、うれしい限りなのだが…

首の皮

2014年10月02日 | 野球
阪神が広島との“直接対決”制す CS本拠地開催へ望みつなぐ(デイリースポーツ) - goo ニュース


タイガースが、カープとの今季最終戦に勝った。
これで“首の皮一枚”を残すことに。
2位でシーズンを終える可能性が残った。
5日に讀賣と戦うカープが負ければ、順位が入れ替わって浮上できるのである。

クライマックスシリーズ(CS)には大反対の自分なので、そのCSの試合をどこでやろうが知ったことではないが、3位でシーズンが終わるのと2位で今季終了となるのとでは気分が違うというもの。
CSを戦うにしても、ただでさえ過去のCSで勝ったことのないタイガースが、敵地広島に乗り込んで、球場全体が真っ赤に染まって見える完全アウェーな状態の中で勝てるワケがない。
試合をするからには、負けゲームは見たくないのがファン心理というもの。
CSの試合とはいえ勝ちゲームが見たいので、ここはぜひ2位で通過してもらいたい。

が、カープが讀賣に負けるしかないという他力本願の状態が腹が立つ。

稲葉引退

2014年09月02日 | 野球
日本ハムの稲葉、現役引退を発表=春に決意、今後は指導者を希望-プロ野球(時事通信) - goo ニュース


日ハムの稲葉が引退するという。
42歳という年齢を考えれば当然なのかもしれないが、まだまだ代打で活躍していけるのではないかと思っていたので、個人的には非常に残念。
本人の談によると、膝の状態はかなり悪かった様子。
それで今春、メスを入れたのだろうが、それでも回復はしなかったようで、そうなると一気に体力の衰えを感じたのではないだろうか。

スワローズ時代はタイガース戦に強く、メジャーに挑戦するべくFA宣言したもののオファーがなかったとき、なぜタイガースが獲りにいかないのか!?と嘆いたものだったが、本人には日ハムに行ってよかっただろう。
札幌ドームでは、ファンに愛されていることがひしひしと伝わってきた。
打席に立つたびに湧き起こる大歓声は、ただの声援だけでなく、ファイターズファンの熱い思いが大きな塊となって押し寄せてくるような気を感じたもの。
今となっては、「稲葉ジャンプ」で揺れる外野スタンドで動画を撮っておけばよかったなと…

二千本安打も達成し、記録にも記憶にも残るスター選手に、労いと第二の人生へのエールを贈ろう。

中京高校軟式野球部がすごい

2014年09月01日 | 野球
中京、2年ぶり優勝=延長五十回で準決勝制す―高校軟式野球(時事通信) - goo ニュース


全国高校軟式野球選手権大会の準決勝。
中京高校と崇徳高校の試合は、延々四十五回にものぼる延長戦を戦っても0対0のまま決着せず、サスペンデッドゲーム(一時停止試合)となったことは、スポーツニュースの枠を超えて一般のニュースと同等に報道され、一躍広く知られることとなった。

そして四十六回から再開された31日。
延長50回表、ついに中京が3点をもぎ取り、その裏を無失点で抑えて逃げ切り、4日に渡る試合にようやくピリオドを打つことができた。
延長54回までいっても決着がつかない場合、抽選で勝敗を決めることになっていたとのことだったので、選手たちにしてみれば試合で決着がついてホッとしたのではないだろうか。

しかしこの31日は大会の最終日。
翌日から2学期の授業が始まることもあって、この日で大会を終えなければならない。
延長50回を戦い抜いた中京ナインは、激闘の疲れが癒える間もなく、ダブルヘッダーで決勝戦に臨まなければならないという過酷な運命にあった。
にもかかわらず、決勝の相手である三浦学苑高校を破って優勝を果たしたのだから驚いた!

準決勝で延長50回、709球を一人で投げきった中京の松井投手はベンチスタートだったが、四回1死二、三塁のピンチに先発の伊藤に代わってマウンドに上がると無失点で切り抜け、そのまま最後まで投げ切ったのだから恐れ入る。
決勝でも77球を投げ、トータル4日間で786球を投げぬいたのだから凄まじい。
テレビで彼のインタビューの様子を見たが、疲労困憊などという雰囲気は微塵もなく、すがすがしく答えていて更にびっくり!!
一体全体どんな体のつくりをしているのだろう!?
身体の頑丈さがすご過ぎる!

今回の準決勝・延長50回は、延長戦の日本記録。
これまでの日本記録は、1983年9月20日、全日本軟式大会決勝を戦ったライト工業‐田中病院の延長四十五回だったので、一気に5回上回った。
ちなみに中京に敗れた崇徳の石岡投手も、4日間投げぬいて投球数は617球を数えるから、こちらも凄い!

世間的には、「4日間で50イニングも試合をさせて何を考えているのか」といった論調が見受けられるが、試合をやってる選手たちからすれば、決着がつかないからといって試合を止められ、プレー以外の方法で勝敗を決められても嬉しくないだろう。
とことん試合ができて決着がついたのだから、確かに激しく疲れてはいるだろうが、高い満足感や達成感は得られているのではないだろうか。
自分が選手だったら、勝負が決まるまで試合ができて悔いはないが。

なにはともあれ、4日間にわたる激闘の末に優勝した中京高校には賛辞を送りたい。
もしかすると選手たちは、しばらく野球はやりたくないのではなかろうか。

遅すぎた決断

2014年06月11日 | 野球
福留、不振で登録抹消=プロ野球・阪神(時事通信) - goo ニュース



福留がようやく(?)1軍登録抹消になった。
和田監督は本当に決断が遅い。遅すぎる。

抹消は不調によるものとのことだが、そんなことはタイガースファンなら誰でも分かることだ。
和田監督は
「孝介は1回作り直すというかね。どうやったら状態を上げるかというところで、ファームのゲームで数多く毎日出て、数多く打席に立って。ベンチにいても上がってこないから」
と説明したそうだが、ずっと先発レギュラーで使い続けてきたのはどこの誰だというのか。
ベンチに置かれていた方が絶対的に少ないと思うのは、自分だけではないはず。

ホークス戦では、ダブルプレーを阻止しつつ、今宮の足をひっかけるスライディングで悪送球を誘い、チームに決勝点を与えた場面はさすがと思ったが、その前にあまりにも打てなさ過ぎる。
自分の身長と変わらない打率でウロウロし続ける選手を、こんなに使い続ける監督が他にあるだろうか?
「高い給料払うてんねんから、試合で使わんかい」と阪神電鉄本社のエライさんあたりから指示が飛んでいるのではないのかと思うほど。
ファームで4割近い打率でも残せば1軍に戻ってきてもらってもいいが、3割前後をウロウロするようでは不要だ。

和田は、ベテラン選手は辛抱強く使い続けるくせに、若手に対して辛抱がない。
そのくせ、不振が続くレギュラー選手を、ひたすら先発で使い続けるのだが、一体そこにはどんな戦略があるのだろうか。
調子の悪いレギュラーは外して活きのイイ若手を起用して力をつけさせねば、タイガースの将来は無い。

一日も早く、岡田に監督復帰してもらいたいものだが…

期待の星

2014年02月13日 | 野球
【阪神】掛布DC、チルドレン爆発にご満悦!初実戦8安打8得点快勝(スポーツ報知) - goo ニュース


世の中は「スポーツ」といえば「オリンピック」なのだが、タイガースを粛々と追ってみる。

掛布が打撃コーチ的なポストに就いて若手を指導しているが、その“教え子”である北條のバットから快音が聞かれたという。
西武相手の練習試合で、先制三塁打と最終打席で二塁打と長打を放ったとは、実に頼もしい話。
絶えて久しい生え抜きの和製大砲として、順調に育ってくれることをひたすら祈っているところであるが、このままいってくれんもんか。
鳥谷が大リーグを諦めてタイガース残留を決意するなら、北條にサードを守らせて、正に師匠と同じ道をたどって「掛布二世」となってもらいたいもの。
あ、同じ道といっても、交通事故などおこしてオーナーから「スカタン!」と嫌悪されるようなことだけは、くれぐれも真似しないように…

2度目の不祥事

2014年02月03日 | 野球
相内、今度は飲酒喫煙 6カ月試合禁止(日刊スポーツ) - goo ニュース


西武の2年目投手・相内が、未成年にもかかわらず飲酒・喫煙していたとして処分をくらった。
夜間の外出禁止と対外試合出場禁止6ヶ月との処分であるが、二軍選手であり、高卒2年目でまだまだ鍛えていかなければならない身でありながら、実践的な練習が積めないというのは致命的だ。
しかし本人が本当に骨身に沁みているかというと、甚だ疑わしい…

そもそも相内は、2012年のドラフト会議で西武から2位を受けながら、その年の12月に道交法違反(無免許運転、速度超過)の疑いで千葉県警に摘発されて入団手続きを凍結された、とんでもない入団のいきさつを持っている。
謹慎を経て年明けの3月に、晴れて正式に入団。
「社会人としても野球人としても、一人前になれるよう頑張りたい」とコメントしていたというが、今回の不祥事は何をかいわんやである。

そして今回の事件を受けて、球団専務が相内のコメントとして代弁している。
「このようなことを起こして大変申し訳なく思っております。自分は、いろんな経緯があって入団したわけですけれども、ここまで応援をしていただいたファンの方々に誠に申し訳なく思っております。今後このようなことをしないと誓います。」
コメント自体が“代弁”という時点で、本人が本当に心から反省しているとはとても思えない。

昨季は2軍公式戦6試合に登板して0勝3敗、防御率6.30。
ロクな成績も残せていないにも関わらず、オフにはオーストラリアでのウインターリーグに派遣されていた相内。
登録名も今季から「誠」に変更して心機一転、飛躍が期待されていたのは間違いない。
それにも関わらず、このテイタラクでは、全く本人に自覚が無いとしか思えない。
“更生”は無理ではないだろうか。
いつの間にか引退し、数年後には犯罪者として再び新聞を賑わせるような気がしてならないが、このマイナスの予想を見事に裏切ってほしいものだ。

田中渡米の件

2014年01月26日 | 野球
マー君ももクロDVDをNYへ/一問一答(日刊スポーツ) - goo ニュース


ポスティング制度が見直され、合意が遅れる中、今季の移籍は無理ではないかなどの憶測も流れたが、結果的には田中の“大勝利”で決着がついたという。
7年で161億あまり。
年棒にすると23億円あまり。
タイガースの先週年棒総額にほぼ匹敵、カープなら遥かに凌ぐ莫大な“お給金”を得ることになったのだからスゴイ。
まあ、ヤンキースだけに、ちょっとでも活躍できないとボロカスに叩かれることになるだろうが、かつての井川とは違い、田中は大丈夫だろう。
伊達にシーズン24勝0敗の成績はおさめていない。

それにしても、テレビニュースでも見たが、記者会見でのこのくだらない質問はどうだ。
期待通りのコメントを返した田中は、やっぱり根が関西人だけにさすがではあると思ったが、記者会見の品位がダダ下がりだ。
まあ、こうしてブログのネタにはなるけどね。

なにはともあれ、メジャーでも15勝以上、あわよくば大リーグでも20勝投手に勝ち上がってほしいものだ♪