面白き 事も無き世を 面白く
住みなすものは 心なりけり

ポケモンGOバカ

2016年08月04日 | ニュースから
【兵庫】娘のポケモン探しに付き合い 軽傷ひき逃げ

「ポケモンGO」がしたいという娘に付き合って車を運転していた父親が、途中で女子高生をはねながら逃走、娘に諭されて現場に戻ったというバカ事件。
配信以来、「ポケモンGO」関連のニュースは枚挙にいとまがないが、そんな中でも屈指のバカ行為。
ひき逃げしたものの娘に諭されるというこの父親、このバカぶりはどうだ!?
自制・自律が無ければ公的な規制の対象になりかねない、自分で自分の首を絞めることになると気づかないバカのせいで、多くの人間が迷惑を被るというのは本当に勘弁願いたいものである。
と言いつつも、自分は「ポケモンGO」は、やってないが。

ますおかの岡田の方のこと。

2016年07月19日 | ニュースから
岡田結実「お父さんを変えて」過去に七光り批判の苦悩、号泣告白


親を隠してオーディションを受けたにも関わらず、父親が岡田と分かると七光りなどと言われて批判されるという苦労を味わってきた、ますおかの岡田の娘。
学校でもイジメに遭うなど、お笑い芸人を父親に持つというのは、父親がさんまやビートたけしクラスの力が無ければ、苦労の多いものなのだろう。
過日、何かの番組で出ているのを見たが、父親よりもしっかりしたトークで、これからが楽しみだ。
これまでの辛さを見返す活躍を期待したい。

四代目江戸家猫八追善

2016年07月01日 | ニュースから
猫八さんお別れ会に550人 中村メイコ「お別れが早すぎる」


四代目江戸家猫八のお別れ会が開かれた。
訃報が流れたのが3月だったか。

自分の中では、ぶっちゃけ「猫八」といえば先代のお父さんの方。
どうしても「小猫」のイメージが抜けないでいたのだが、四代目の襲名が2009年だったというのでそれも納得。
先代に比べても、四代目は「猫八」でいた期間が短すぎる。

享年66歳は、本当に、若すぎた。

合掌


笑福亭笑瓶が。

2016年06月29日 | よもやま
笑福亭笑瓶、死を覚悟し神奈月に最後の言葉を託そうとしたが「嫌です」と断られていた


笑福亭笑瓶が去年の12月29日に、ゴルフの最中、急性大動脈解離で病院に救急搬送されていたとは知らなかった。
以前にテレビでこの病気についての解説を聞いたことがあるが、字面からしても相当な激痛に襲われるであろうことは想像に難くない。
大阪の梅田で、赤信号の交差点に車が突然突っ込んできて大事故になったとき、運転手が信号待ちの際にこの症状に見舞われて亡くなったうえでの出来事ではなかったか。
よくぞ笑瓶は無事に回復したもの。
症状が出たら即アウトだと思っていたが、症状によってはそうでもないようだ。
とはいえ、絶対にかかりたくない。

反撃

2016年06月24日 | ニュースから
米中高速鉄道が頓挫した理由


アメリカ側の一方的な“攻撃”に終わっている記事であるが、今後確実に中国側からの“反撃”があるのではないか。
どんな風に反撃してくるのか楽しみだ!

クドア

2016年05月28日 | ニュースから
男女9人が食中毒、寄生虫を検出 川口の飲食店、2日間の営業停止


川口市の飲食店で飲食した75、76歳の男女9人が嘔吐などの症状を訴え、1人の便や残った料理から、食中毒の原因となるクドアが検出されたという。
聞きなれない寄生虫だったが、特段珍しいものでもないらしい。

クドアは、ヒラメなどの魚の筋肉に寄生する粘液胞子虫で、体内に入ると一過性の下痢・嘔吐を起こすが、2000年頃から報告されるようになった新しい食中毒なのだとか。
サバの寄生虫で食中毒になった話は、その昔、森繁久彌が倒れたニュースを覚えているが、それはこれではなかったのだろうな。
ネット上の記事によると、クドア・セプテンプンクタータというのが正式名称みたいだが、ヒラメの身を冷凍したり加熱すれば食中毒を防げるそうで、養殖における対策も進んでいる昨今、このクドアによる食中毒は件数としては多くないらしい。

ヒラメの刺身など、わりと高級な部類に入ると思うが、高い料理を食べて当たるのは災難としか言いようがないなと。

「孤独のススメ」

2016年05月17日 | よもやま
オランダの田舎町。
妻に先立たれ、家を出た息子とは疎遠なまま、ひとり静かに暮らす初老の男フレッド(トン・カス)。
毎週日曜日の礼拝以外は近所づきあいも避けて、ひっそりと毎日を送っていた。

ある日、言葉が不自由で意思の疎通がままならない謎の男テオ(ルネ・ファント・ホフ)と関わりを持ち、身寄りのない様子の彼を自宅に引き取るように同居をはじめる。
フレッドはテオに、自分の生活スタイルを押し付けるように“指導”していったが、やがて二人の間に奇妙な友情が芽生えてくる。
そして、ルールに縛られるように生きてきたフレッドの日常が少しずつ変化しはじめる。

フレッドの味気ない日常に“彩り”が出てきたある日、保守的な田舎町の住民たちは、彼らを訝しがるようになる…


信仰の篤い保守的な田舎町を舞台に、家族を失って自らを日々のルーティンに縛りつけるように生きてきた男が、何ものにも縛られることなく風のように生きる男との出会いによって生まれる変化を描く。
自由な男に触れることで、自らを解き放つことができたフレッドは、“人間らしさ”を取り戻すように、表情さえ変わってくる。

何かに縛られて生きることは、手に入れられる幸福を逃すだけでなく、今ある幸せをも失うことにつながるのではないだろうか。
“心の縛り”は、誰にでも生じるものであり、誰もが知らぬ間に作り上げていることも多い。
その不自由さから自己を解放すれば、心も身体も軽くなるというもの。
必要最小限の“しがらみ”にのみ従って生きることで、毎日が明るく、楽しくなるものだと再認識。


ロッテルダム国際映画祭観客賞を始め、世界各国の映画祭で数々の賞に輝いたのもうなずける。
テオと彼を温かく見守る人に、自らを解放することの大切さ、楽しさを感じさせてくれる佳作。


孤独のススメ
2013年/オランダ  監督:ディーデリク・エビンゲ
出演:トン・カス、ルネ・ファント・ホフ、ポーギー・フランセン、アリアーヌ・シュルター

「アイヒマン・ショー/歴史を映した男たち」

2016年05月16日 | 映画
1960年、ナチス親衛隊将校のアドルフ・アイヒマン(バイドタス・マルティナイティス)が、イスラエル諜報機関に身柄を拘束された。
終戦から15年、ヒトラー政権下のナチスによる残虐行為が明らかになっていくにつれ、世界中から注目されていた男である。
イスラエルに移送されたアイヒマンは、エルサレムの法廷で裁かれることになった。

1961年、敏腕テレビプロデューサーのミルトン・フルックマン(マーティン・フリーマン)は、アイヒマンの裁判を世界中にテレビ中継しようと奔走していた。
「ナチスがユダヤ人に何をしたのか、世界に見せよう。そのためにテレビを使おう。」
フルックマンは、テレビというメディアに携わる者として使命感に燃えていた。
そしてこの世紀の裁判を最高のスタッフで撮影したいと考えたフルックマンは、監督としてレオ・フルヴィッツ(アンソニー・ラパリア)を迎える。
フルヴィッツは、反共産主義に基づくマッカーシズムの煽りを受けて、10年以上に渡って満足な仕事ができずにいたが、ドキュメンタリー監督として高く評価されている人物だ。

裁判の開廷が刻一刻と迫る中、いまだナチスを信望する者たちの脅迫や妨害、カメラが法廷に入ることに難色を示す判事など、フルックマンは様々な困難に直面する。
しかしそれらを乗り越えて遂に実現にこぎつけた制作チームは、いよいよ世紀の中継に挑んでいく…


フルヴィッツは、ホロコーストを引き起こしたのは決して特殊な人間などではなく、ごく普通の人間が狂気を暴走させた結果であり、誰もがアイヒマンになる可能性があるとして、アイヒマンの“人間らしさ”を映像に収めようと執着する。
しかし意に反してアイヒマンは冷静沈着で表情を変えない。
112人に及ぶ証人が生々しくホロコーストの凄惨な様子を証言しても、また証拠として流される収容所における残酷極まりない記録映像を見ても、アイヒマンは表情一つ変えず目を背けることもない。
冷ややかに証人や映像を見つめているだけで、懺悔はもちろんのこと何ら悔恨の情を見せることもなく淡々と罪状を否定する。
あまりのポーカーフェイスぶりにフルヴィッツは苛立ちを募らせていくのだった。

一方フルックマンは、“テレビマン”として歴史的な放送に使命感を持っている。
4カ月に渡った裁判において、視聴者や取材陣から飽きられる場面もあった。
世間の耳目を集中させ続けたいフルックマンは、ひたすらアイヒマンの表情を追うフルヴィッツと演出に関してぶつかることもあるが、人類史上最悪の惨事を世に知らしめたいという思いは同じ。
ひたすら裁判を追い続ける彼らの執念は、ある“決定的瞬間”を迎えることになる。


フルックマンの使命感と情熱は、昨今「マスゴミ」などと揶揄される日本のジャーナリズムは、忘れ去っていると言われるのではなかろうか。
真摯にただ真実だけを追い求め、責任を持ってそれを世の中に報じることが、ジャーナリズムのそもそもの本分なのではないのかと、ジャーナリストでもなんでもない自分が言うのはおこがましいが、フルックマンの姿には、マスメディアの何たるかが映し出されているとは思う。

それにしても、この裁判が世界に配信されるまで、ホロコーストを生き残ったユダヤ人たちの体験談が、その内容があまりにも悲惨過ぎるがために事実として認識されていなかったことに驚いた。
そして人類史上最も凄惨な事実を世に知らしめることができ、アドルフ・アイヒマンの決定的瞬間を映し出して正に「歴史を映した」フルックマンとそのチームは、その存在自体がマスメディアの歴史の1ページだった。

ナチスによるホロコーストを知っているつもりでも、改めてその残虐行為を映し出す記録映像に愕然とする。
世紀のテレビ中継を疑似体験させてくれる佳作。


アイヒマン・ショー/歴史を映した男たち
2015年/イギリス  監督:ポール・アンドリュー・ウィリアムズ
出演:マーティン・フリーマン、アンソニー・ラパリア、レベッカ・フロント

「レヴェナント:蘇えりし者」

2016年05月15日 | 映画
1823年、ヘンリー隊長(ドーナル・グリーソン)率いる毛皮ハンターの一団は、ミズーリ川沿いに進んでいたる日、先住民族の襲撃を受けた。
現地ガイドを務めていたヒュー・グラス(レオナルド・ディカプリオ)と息子のホーク(フォレスト・グッドラック)は、生き残ったメンバーと共に船でその場から離れた。
しかしこのまま船で、カイオワ砦を目指してミズーリ川を行くのは、周辺を支配する先住民族の標的になるため、陸路を行くべきであるというグラスは隊長に進言する。インディアンとの間に生まれた息子を連れているグラスに対して敵意を持っていたフィッツジェラルド(トム・ハーディ)は、グラスの意見に異を唱えるが、ヘンリー隊長は土地に詳しいグラスの意見を採用して山沿いのルートをたどることにした。

陸路を進みだして間もなくの早朝。
周辺の警戒に出たグラスは、親子連れのハイイログマに襲われ、瀕死の重傷を負う事件が起きる。
ヘンリー隊長の計らいで即席の担架が作られ、グラスは仲間たちに運ばれるが、険峻な渓谷に行き当たって一団は身動きが取れなくなった。
担架に乗るグラスを連れて山を越えるのは無理な状況にヘンリーは、深い傷を負って息も絶え絶えのグラスの命は長くないだろうと判断。
彼をその場に置いていくことにし、息子のホークと共にグラスの最後を看取る有志を募ると、フィッツジェラルドとグラスを慕うジム・ブリジャー(ウィル・ポールター)が名乗り出た。
ヘンリーは彼らに、グラスが息を引き取れば丁重に埋葬して自分たちの後を追うよう指示すると、他のメンバーと共に先を急いだ。

極寒の森の中、思いのほか生き続けるグラス。
仲間たちとの距離がどんどん離れていくことに危機感を覚えたフィッツジェラルドは、ホークとブリジャーがその場を離れた隙に、ものが言えないグラスを殺そうと首を絞める。
その場に戻ってきたホークは、驚いてフィッツジェラルドに飛びかかった。
もみ合う中、思わずホークを殺してしまったフィッツジェラルドは、グラスを生き埋めにすると、遅れて戻ってきたブリジャーに言い含めて立ち去る。

息子が殺されるのを目の当たりにしたグラスは、復讐の鬼と化して穴の中から這い出すと、フィッツジェラルドの後を追う…


アメリカ西部開拓時代、熊に襲われて瀕死の重傷を負い、過酷な自然の中での孤独を生き延びたハンター、ヒュー・グラスの実話の映画化。
最愛の息子を目の前で殺されて沸き起こった激しい憎悪は、死の淵から生還するエネルギーとなったのだろうが、それを糧に驚異的な回復を遂げていく強靭な生命力には驚かされる。
極限状態のグラスが「もうダメだ」と諦めた瞬間、おそらくは命を落としたのではないだろうか。
しかし、フィッツジェラルドに対する煮えたぎる復讐心が、彼に生きる力を与えることになったに違いない。
木の根をかじり、野生動物の死肉を貪り、生きた魚を食いちぎりながら生き延びる気迫に圧倒される。

そしてその凄まじいまでの生への執着を、全身にみなぎらせて体現するディカプリオの鬼気迫る演技は圧巻。
エンドロールが流れる中、「ここで賞を獲れなかったら、もう賞を獲る機会は無いよ」と、くにお・とおるの漫才風に心の中でうなった。
ディカプリオも、ここまでやってようやく勝ち獲った主演男優賞に、安堵と満足を得られたのではないだろうか。


ようやくオスカーを獲得したディカプリオの演技が話題となっていたこの作品であるが、太陽光と火による自然光だけで撮影された、撮影賞に輝いた映像が素晴らしい!
滔々と流れる大河、雪に覆われた渓谷、そびえたつ険峻な山々。
偉大なる自然に抱かれながら、そこに生きる動植物の“命”を身体に取り込むことで、深い傷を負いながらも生きながらえることができる生命力を維持できたのではないだろうか。
大自然の中を行くグラスの姿に、人間もまた自然の一部であるということを思い知らされ、自然が持つ豊かな力を感じずにはいられない。


ディカプリオの圧倒される気迫と雄大な自然に息をのむ瞬間の楽しさは、大きなスクリーンで観るからこそ感じられる醍醐味♪
映画館で観なければ損。


レヴェナント:蘇えりし者
2015年/アメリカ  監督:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
出演:レオナルド・ディカプリオ、トム・ハーディ、ドーナル・グリーソン、ウィル・ポールター、フォレスト・グッドラック

訃報:富田勲

2016年05月08日 | ニュースから
冨田勲さん長男、父の最期明かす「倒れる一時間前まで打ち合わせ」


作曲家の冨田勲氏が、5日に慢性心不全で亡くなられていたとは知らなかった。
亡くなる1時間ほど前まで、仕事の打ち合わせをしていたというから、急逝だったようだ。

富田勲と言えば、自分の中では「新日本紀行」のテーマ音楽。
そのせいかもしれないが、手塚アニメの「ジャングル大帝」や「リボンの騎士」の音楽も手がけているにも関わらず、何かNHKの専属音楽家のようなイメージを持っていた。

もちろんNHKの番組ばかりでなく、映画音楽をはじめ様々な曲を世に出してきた偉大な音楽家であるのは言うまでもなく。
近年では「おとうと」のテーマ音楽が自分の中では記憶に新しい。

享年84歳、大往生と言えようか。
冥福を祈るばかり。
合掌