フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

久しぶりのフルートアンサンブル

2013-03-09 | フルート

大阪にいるうちに、以前所属していた関西笛の会「TUTTI」の練習会の様子を見てみたいな、と思っていた。先週、メンバーの友人にその旨、連絡すると、担当の講師の先生に尋ねていただき、「よろしいですよ」ということになったので、参加させていただくことにした。

練習場は、JR関西線の我孫子にある。以前通っていた懐かしい道だ。定刻に練習場に着くと、「お久しぶり」と暖かく迎えてくれた。メンバーは大分入れ換わっているが、私が所属していたころより、人数が増えているようだ。

簡単に自己紹介させていただいて、皆さんとご一緒に、アンサンブル演奏を行った。曲はシューベルトの「未完成」だ。渡されたのはファーストのパート譜。第1楽章は、細かい刻みを入れていく。これが、なかなか面倒で、ぼやっとしていると、どこを吹いているのかわからなくなってしまう。何回か繰り返しているうちに、なんとか全体の流れが掴めてきた。
高音が頻繁にでてくるのも、厄介なところだ。4オクターブ目のC音は、スムーズには出ないところが熟なところか。

途中に休憩を挟んで、4時までみっちり第1楽章を練習した。なんとか終わりまで吹き進み、静かに終結した時は、かなりの満足感だった。やはりフルートアンサンブルは楽しい。今日はアルトフルートがあったが、これに更に低音が加わってくると、相当の厚みのある演奏になるであろう。

練習終了後は、以前と同じ喫茶店でお茶会だ。会の活動の話しや、皆さんの練習状況、私の近況など、楽しい話が続いた。フルートアンサンブルというのは、単に一緒に演奏を楽しむと言うだけではなく、フルートに関する交流ができるのもいい。これが、練習の孤独感をやわらげ、練習の意欲を沸かせてくれる。