フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

みっちり練習

2009-02-21 | フルート

今日は午前中みっちりフルート練習をやった。タファネル=ゴベールの「毎日の練習」はアルペジオの難しい練習曲にまいった。♯、♭が頻繁に出てきて読譜、運指がややこしい。しかも、3オクターブを使ったアルペジオなので、スムーズに音が鳴らない。一つのパターン吹くのに30分もかかった。

次はアンデルセン作品21のエチュード4番。デンマークの民謡から取ったという主題が哀愁を帯びて美しい。第2変奏の3連付、第3変奏の16部音符のところが特に美しく、練習していても実に楽しい。第4変奏の跳躍が厄介だ。

復習としてバッハのポロネーズとメヌエットをやった。ポロネーズはドゥーブルの運指が難しく、なかなかスムーズに流れない。メヌエットは曲の感情を出すのが難しい。

写真は「世界らん展日本大賞2009」会場


赤毛のアン

2009-02-21 | 濫読

昨年はL.M.MONTGOMERYの「赤毛のアン」出版100周年にあたる。私もそれに触発されて、急に「赤毛のアン」の原書が読みたくなり、年末から読み始めた。

行き帰りの通勤電車内で読むので、なかなか進んでいない。読んでいて「PEI」の美しい四季が描写されているところがいい。例えば、春の訪れとして

Spring had come once more to Green Gables--the beautiful,caprisious,reluctant Canadian spring, lingering along through April and May in a succession of sweet, fresh, chilly days, with pink sunsets and miracles of resurrection and growth. The maples in Lovers' Lane were red-budded and little curly ferns pushed up around the Dryad's Bubble. Away up in the barrens, behind mr.Silas Sloane's place, the Mayflowers blossomed out, pink and white stars of sweetness under their brown leaves.

写真は「世界らん展日本大賞2009」会場

 


フルートコンサート

2009-02-20 | フルート

豊中で私が習っている先生達のフルートコンサートがあったので聴きに行った。曲目はヘンデルの合奏協奏曲作品6第4番、バッハ二台のヴァイオリンのための協奏曲BWV1043(フルート用編曲)、シュターミッツのフルート協奏ト長調作品29、トマジの3本のフルートのための三つの牧歌、ドビュッシー弦楽四重奏曲作品10(フルート用編曲)、それにアンコールはピアソラのリベルタンゴだ。

さすがにプロのアンサンブルなので聴き応えがある。ヘンデルは、最初の出だしがも一つだったが、第2、4楽章が良かった。ただ、フルート曲への編曲に少し難があるようだ。バッハは曲自体が美しく、演奏も非常に印象的だった。シュターミッツはソロ奏者が実に楽しげに明るく演奏していた。トマジは風変わりな曲で馴染もうとしているうちに終わってしまった。ドビュッシーは有名な曲だが、はじめて聴いた。いかにもドビュッシー然としているが、よく分からないままに終わった。アンコールのピアソラはリズム感があり、もっと聴きたかった。予断だが、このコンサートはさながら世界旅行を感じさせてくれた。イギリス、ドイツからアンデス、クレタ島、シチリア島をめぐり最後はアルゼンチンおまけにインドだ。


吉田秀和全集第7巻 「私の音楽室」

2009-02-19 | 濫読

これは、吉田秀和が西洋音楽の歴史をごく簡略にまとめたものであり、一読するだけで、西洋音楽の歴史を知ることが出来る。と同時に「名曲300」を選び、解説している。著者が、この曲を入れるべきか、あれを捨てるべきか、苦渋の選択をしている過程がなかなか面白い。読者がクラッシクを聴くにあたっての格好の手引書になっている。バッハからは21曲、モーツァルトからは26曲、ベートーヴェンからは29曲が選ばれている。モーツァルトの26曲はこれまで聴いたことがあるが、バッハ、ベートーヴェンには、まだ聴いていない曲がある。この本を読んでいると、いつかはこの300曲を全曲聴いてみたいという気になってくる。

写真は神戸北野英国館「シャーロック・ホームズの部屋」


深大寺蕎麦

2009-02-18 | グルメ・クッキング

東京調布にある、蕎麦で有名な深大寺へ行き、蕎麦を食べてきた。店の名は「一休庵」というところだ。大きな水車が目印になっている。その横で、蕎麦職人が蕎麦を打っている。メニューを見ると、普通のそばと十割蕎麦がある。せっかくの機会なので、十割蕎麦を注文した。注文すると蕎麦打ちを始めるので、蕎麦が出されるまでに時間がかかる。そうこうしているうちに蕎麦が出されてきた。ほのかに香り、腰がすっきりしている。ダシに軽く浸けてすすると、口の中に旨みが広がった。食後の蕎麦湯もなかなか旨かった。

隣の席の人がこんにゃくの田楽を食べている。あれをいただけませんかと言うと、おでんですね、と言われた。ところ変われば、呼び名も変わるものである。田楽の味噌の味も絶妙で酒のあてには、ぴったりだ。

深大寺に参拝する。境内はあまり広くないく、白梅紅梅が満開でのどかな雰囲気だ。深大寺の周辺には二十軒を超す蕎麦屋があり、ガイドマップもある。「門前市をなす」盛況ぶりだった。