朝から細かい雨が降っている。こんな日は家の中での作業が向いている。私がパソコンで何やらっている間に、
妻は、初めてのナツハゼジャム作りに挑戦した。
アダージョの森に夏に葉が色づく木が生えている。調べてみると、夏にハゼのように紅葉するナツハゼのようだ(ツツジ科スノキ属)。
これまではあまり目立たなかったが、今年は枝いっぱいに黒い実をつけている。
調べてみっるナツハゼは、目の健康維持効果、免疫力向上の効能もあると言われる成分「アントシアニン」の含有量が通常のブルーベリーの6倍以上含まれている、とのこと。そんなにいいものなら、ほっておくのはもったいないので、ジャムを作ろうということになった。
まずは、ナツハゼの実を摘む。既に黒くなっているが、少し青みが残っているぐらいがよいといわれている。
枝から実を取ってボールに入れ、洗う。
実をつぶすとブルーベリーとよく似た色だ。
鍋に実と水をひたひたに入れ火にかける。沸騰させて灰汁を取り除き、ざるで煮汁を濾す。
濾した実を鍋に入れ砂糖を入れる。酸味を確かめながら、砂糖の量を加減する。それを煮詰めるとジャムが出来上がった。
瓶に詰めると、350グラムほどあった。
早速、クラッカーに乗せて食べてみると、酸味のあるおいしいジャムだ。ヨーグルトやアイスクリームにかけても、なかなかいける味だ。
ついでに濾して残った煮汁で手拭いを染める。紫色に美しく染まった。里山暮らしの愉しみがまた一つ増えた。