フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

フルートドュオの演奏は楽しい

2013-07-04 | フルート

日は、八ヶ岳の西側から、フルートの友人Ohimajiさんがやってきてくれた。
先日バラクラに行ったときに、ガーデンセンターに置かれていたチークのベンチが気に入って買ってしまったが、それをわざわざ今日運んできてくれたのだ。Ohimajiさんには、無理なお願いをきいていただいて、本当に有りがたかった。

しばし休憩した後、それでは練習をしましょうか、といって、Ohimajiさんが譜面台に出して来た楽譜はバッハのフルートソナタ。話を聞くと、彼は日ごろから「練習曲」として吹いているとのこと。最初に一人でBWV1030を吹き始めた。

私も何かやっていますか、というので1033をやっているというと、それでは、二人でやりましょうか、ということになった。彼は通奏低音を吹き、私の方は旋律を吹く。AdagioとMenuetをやった。これがなかなか雰囲気がよく、こんな二重奏も有るのかな、ということが分かった。

私などはバッハのフルートソナタというと、どうも身構えてしまうのだが、Ohimajiさんは、いとも気楽に楽しんで演奏しているのには驚いてしまった。私には、音楽の演奏を少し堅苦しく考えてしまう嫌いがある。もう少し楽しまなければ。

その後は、これまでのフルート二重奏曲の練習をする。
先ずは「パッヘルベルのカノン」。やはり早いパッセージのところが、乱れてしまってなかなか合わないのが問題だ。続いて、「亡き王女のためのパヴァーヌ」、これは、転調するところが課題だが、やはり今日も躓いた。
何回が合わせているうちに、3連符のところが大分ましになった。

最後に、「G線上のアリア」。ハーモニーの美しい曲なので、それを壊してしまっては何にもならない。伸ばしの所は、単に伸ばしているのがいいのか、それとも、少し膨らみを付ける方いいのか、悩むところだ。
セカンドパートがあまり出過ぎるのはどうか、とも思ったが、ファースト、セカンドがそれぞれ存在感があるので
同じぐらいでいいのでは、ということになった。
最後のリタルランドのところが、ぴったり合わないので、ritのかけ方の練習を何度も行った。大分よくなったところで、今日の練習を終えることにする。
二人で吹く練習を重ねてくると、少しではあるが、相手の音を聴く余裕が出てきたように思う。