フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

当麻寺まで新春ハイキング

2013-01-10 | 山登り

 今日は、ご近所のNさんご夫婦から、ご一緒しませんかとお誘いを受け、二上山の東側、当麻寺周辺にハイキングに出かけた。我が家から車で30分ほどのところなので、出発は昼からになった。

当麻寺の直ぐ近くに「ふたかみパーク 當麻」という道の駅があるので、立ち寄る。そこを起点に、花で有名な石光寺(関西花の寺第20番)を経て、

当麻寺に着いた。

本堂から、奥の院へ抜ける道の右側には少し風変わりな寺があった。

當麻寺は、西方極楽浄土の様子を表した「当麻曼荼羅」の信仰と、曼荼羅にまつわる中将姫伝説で知られる古寺である。前身の寺は、聖徳太子の異母弟の麻呂子王によって建立され、その後壬申の乱に功績のあった当麻国見によって7世紀末頃に建立された氏寺とされている。

境内から二上山を望む。

仁王門を通り、

日本最古の街道「竹内街道」を目指す。「竹内街道」は古来より交通の要衡であり、江戸時代以降は伊勢参りや、大峰参詣の人で賑わった街道でもある。

古びた家並みが保存されていて、中ほどには、竹之内集落出身の松尾芭蕉の門人の千里(ちり)にちなんだ、「綿引塚」がある。芭蕉もこの地に何度か訪れ句を詠んでいる。

「野ざらし紀行」の『綿引や 琵琶になぐさむ 竹の奥』という句はここで詠まれたもの、との説明があった。

そこから、近鉄電車の「当麻寺駅」まで歩き、元の「ふたかみパーク 當麻」に戻ってきた。