フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

合奏、ピザパーティ、庭めぐり

2012-06-05 | 人々との交流

八ヶ岳清里の雑木林はどんよりと曇っている。風はない。朝5時の外気温は10度、室温20度、湿度40%。

今日は、八ヶ岳の西側で楽しい一日を過ごした。先ずは、TMTMさん宅でのフルートの二重奏、ギター、ピアノとの合奏だ。新しいピアノ、C.BECHSTEINが優雅に供えられていた。

それに合わせてパラディス(1759-1824)の「シシリエンヌ」を吹いた。

続いて、アコースティック・ギターにアンプをつけて、ギターとの三重奏だ。「コンドルは飛んでいく」「エーデルワイス」「グリーン・スリーブス」を演奏した。

 

その後、庭を案内していただいた。完成したばかりの「ドーム型石窯・バーベキュー台」を見せていただく。試運転では、美味しいピザが焼きあがったとのことだ。いつか、味あわせていただくことにしよう。

6角形のガゼボが、庭の光景として落ち着いてきていた。

今日は、Ohimajiさん宅でピザパーティを用意していただいる。早速お伺いすると、時ならぬ、多くの人の訪れに怪訝な顔をしているリュックが迎えてくれた。

このほどOhimajiさんが自ら塗装したログハウスのご自宅は、新築の家の様だ。

お伺いした時は、奥さが手製のピザをどんどん用意されている真っ最中だった。

早速、庭のピザ窯で焼き始める。

ガーデンデッキのテーブルには、各家庭から持ち寄った料理が所狭しと並べられた。


ピザが焼きがってチーズがトロトロだ。さすが石窯で焼いたピザは、焦げ目も程良く付いて焼きあがりが柔らかくジューシーに仕上がっている。

それを切り分けて朴葉に盛り付ける。一同揃ったところでカンパイとなる。

しばし黙して食べるのに専念していると、場がこなれてきて楽しい会話が始まった。リュックは放っておかれてしまって退屈そうだ。


ガーデンの端に置いていたイットウカンに、シジュウカラが巣を作り、そこに可愛い3羽の雛が育っている。雛たちに餌を運んで来た親鳥は、人間たちが大声を出しているので、なかなか近寄れない。

食事が済むと、Ohimajiさんの奥さんに庭をご案内していただく。

以前住んでいたところから運んで来たとのことだが、越されてきて二年という短い間に、驚くほど沢山の草木が元気に育っている。

一つ一つの花には、Ohimajiさん手作りのネームプレートが備え付けられている。

庭全体は様々なエリアに区分されているが、山野草の豊かさに驚かされた。私がどうしても育てることのできない、オキナグサも立派に花をつけて、いまでは、翁の様相を呈している。種を取っておいてくださる、ことになっている。

 

 Ohimajiさん宅かくから、今度は原村の「森のCRADLE」さん宅へ移動する。折から原村ペンションでは、オープンガーデンが真っ盛りだ。正面玄関あたりは、シャスターデージーとマツムシソウの、白と青の世界が一面に広がっている。文字通りのメドウガーデンだ。

丁度満開になっている白フジ(シロカピタン?)が美しい。

庭の奥には樹齢が何年になるのだろうか、実に立派なドウダンツツジが壺形の可愛い花を無数につけていた。

白樺の枝を使ってhorieさんが作られたアーチが懐かしい安らぎを与えてくれている。

その後ダイニングルームでティータイムとなる。Ohimajiさんが、さながらホテルのロビーでの生演奏かのように
華麗なピアノ演奏を聴かせてくれた。

楽しい話は尽きないが、そろそろあたりが薄暗くなってきた頃お開きとなった。帰りぎわに、庭に咲き誇っているマツムシソウをいただいた。いつかは、我が家の庭でも、同じように咲いてくれることを夢見る。