フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

日独交流コンサートin明野

2012-04-04 | フルート

昨日の春嵐はようやくおさまった。外気温マイナス4度、室温14度、湿度22%。デッキの雨水は氷となり、庭は一面の霜に覆われている。

朝食後は、フルート練習をしておこう。基礎練習の後、アルテ23課~24課のやる。
その後、昨日の風の影響を見に庭に出る。まずは、取りの餌台の屋根が吹っ飛んでいた。ウリカエデが1本根元から倒れている。重量20キロぐらいある井戸の蓋が飛んでしまっていたのには驚いた。普通の風などで飛ぶようなものではないので、下から上へ舞い上がるような突風が吹いたのであろうか。先日移植したエゴの木がやはり倒れていたので、もう一度掘り起こし植え直した。

昼からは、「日独交流コンサート」を聴きに明野に出かける。場所は国の重要文化財に指定されている明野の「八代家住宅」。


入り口付近では、白梅が満開だった。

中に入ると、高い屋根の下に、江戸時代の名主の生活がうかがえる。

 


出演するのは私がフルートを習っている鈴木先生ご夫婦を始め、鈴木先生がドイツに留学していたときに知り合った音楽家たちだ。

マンドリン3、ギター2、リコーダー1、フルート2、チェロ1の9名。

グルックの「精霊の踊り」、ハイドン「ロンドントリオ」、モンティ「チャルダッシュ」など、マンドリンやギター、リコーダーの柔らかな音色が、古い住宅の中に融け込んで響くのがここちいい。


観客は座敷に座り、一心に聴き入っていた。最後に、「さくらさくら」が演奏されると、観客の皆さんも歌いだして、大いに盛り上がった。

演奏会が終わって、外に出ると、富士山がひと際美しくそびえていた。