フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

2011農作業の準備

2011-03-20 | 

今日の空は曇っている。外気温マイナス3度、室温12度、湿度20%。
朝起きて、モーツァルトのバイオリンソナタK378、K379、K380のCDを流しながら、テレビのスイッチ入れる。
昨夜は福島第1原発3号機への東京消防庁の注水活動があったが、今度は格納器の温度が上がっているとの話だ。
次々と問題が持ちあがってくるものだ。
ウィーンフィルが今回の被災を受けて、モーツァルトのピアノ協奏曲を演奏し、演奏終了後黙祷したと報じられていた。
庭ではクロッカスが黄色に続き、紫色が咲き始めた。

テレビの「日曜美術館」では中川一政特集をやっていた。97歳の時に書いた「正念場」という書が素晴らし迫力だ。
本人は「人間には完成というものはない。一つの山を越せばさらに大きな山がある」と語たったとのこと。しかし、その年に97歳の生涯を閉じた。

食後、畑に出て今シーズンの農作業の準備をする。使い終えたマルチを剥がし、支え棒を抜き、ヒマワリなどの丈の高いものを抜く。その後、アスパラガス、ルバーブ、ルピナスの苗を移植する。地元のAさんが耕運機をかけてくれるので、そのままおいておことができないからだ。ルピナスの苗は、ゴボウのように地中深く入っていて、なかなか抜けない。仕方がないので、途中で切ることにする。それらの苗を畑の端を掘り、そこに移植した。

午後は、付き合いのある方の別荘の様子を見に行く。今回の地震で家が影響を受けていないか心配だが、事情でこちらにこれない。いつでもいいから様子を見に言っていただけないかと頼まれていたもの。2件の別荘に行ったが、いずれも全く問題がなかった。そのことをメール連絡すると良かったと安心していた。帰りに、大泉のパノラマ温泉の横を通ると、沢山の車が止まっていた。地震があったが、3連休ということでこちらに来ている人が多いのだ。

3月5日にこちらに来てから、KITAHOさんに助けられて、ブルーベリーを植えている庭の樹木を伐採し、今シーズンに向けた畑の準備をした。明日予定していた音楽愛好家の勉強会が残念だが中止となってしまって、さしあたって急を要する仕事が終わってしまった。

3月26日に帰阪する予定だったが、子どもたちも心配し、おばあちゃんの介護、父親の墓参りもあるので、明日大阪へ帰ることにする。
次来る時は春たけなわの頃となるであろうが、一日も早い被災地の復興、福島原発事故処理の成功などを祈らざるを得ない。