「リトル・ドラゴン」
「カラテキッド・ドラゴン」
原題:KARATE KIDS USA/THE LITTLE DRAGONS
製作:1980年
●クリス・ピーターセンとパット・ピーターセンは、共に道場で空手を学んでいる兄弟だ。2人は祖父のチャールズ・レインとサマーキャンプに来て、ひょんなことからお嬢様のサリー・バイデンと知り合った。出会ってすぐに仲良くなった3人だったが、身代金目的の誘拐犯(ちょっと『ホームアローン』風)によってサリーが捕まってしまう。
誘拐犯を追いかけたクリスは、サリーが炭鉱跡に幽閉されるところを目撃。朝になってパットとサリーの救出へと向かうものの、大穴に阻まれて救出ができない。警察を呼んで炭鉱跡に戻ったクリスだが、見張りに残してきたパット共々サリーは姿を消してしまっていた。実は炭鉱の中には秘密の抜け道があり、誘拐犯たちはそれを利用したのだ。抜け道の存在に気付いたクリスとチャールズは、遂に誘拐犯のアジトを発見。身代金受け渡しの時刻が迫る中、クリスはある賭けに打って出る!
『Martial Arts 50 Movie Pack』在庫セール第3弾は、このいかにも『ベスト・キッド』をパクっていそうなタイトルの作品の紹介だ。とはいえ、作品の制作年代を見ると『ベスト・キッド』どころではない古い作品であることが一目瞭然。なのでこちらも『ヘッドハンター』『四大天王』同様に全く期待しないで見ていましたが…案の定、その予想は的中してしまいました(涙
本作も『サイボーグ・ウェポン』のように「看板に偽りあり」な作品である。カラテとかドラゴンとかタイトルに付いてるが、ラスト以外はこれといった格闘シーンは無し。主役の兄弟が空手を習っている設定こそあれど、いつも空手の胴着を着ているだけでアクションそのものは存在していない(キッズ向け作品なので仕方が無い向きもあるかもしれないが…)。
ま、本作は古いマーシャルアーツ映画の部類に入る作品なので無理は言えないところなのだが、それ以前に気になる部分も多々あった。まず本作には、『ホームアローン』のようにビジュアルで見せるようなギャグも無ければ、前述したように格闘描写も少ない。ただ単に筋書き通りに物語が進行していくだけで、一切の味付けが無いという、非常に簡素な作品なのだ。洗練されていない古い作品とはいえど、この物語の薄さはどうにかならなかったのだろうか?
空手の師範役で本家『ベスト・キッド』にも参加したパット・ジョンソンが出演していたり(彼は本作の空手指導も担当)、クリスの男気を見込んで協力してくれる暴走族の一団など、見どころが無いわけでもない。しかし要約すると典型的な"ひと夏の冒険"的な物語であり、格闘アクションを期待しているとエラい目にあうのでご注意の程を。
「カラテキッド・ドラゴン」
原題:KARATE KIDS USA/THE LITTLE DRAGONS
製作:1980年
●クリス・ピーターセンとパット・ピーターセンは、共に道場で空手を学んでいる兄弟だ。2人は祖父のチャールズ・レインとサマーキャンプに来て、ひょんなことからお嬢様のサリー・バイデンと知り合った。出会ってすぐに仲良くなった3人だったが、身代金目的の誘拐犯(ちょっと『ホームアローン』風)によってサリーが捕まってしまう。
誘拐犯を追いかけたクリスは、サリーが炭鉱跡に幽閉されるところを目撃。朝になってパットとサリーの救出へと向かうものの、大穴に阻まれて救出ができない。警察を呼んで炭鉱跡に戻ったクリスだが、見張りに残してきたパット共々サリーは姿を消してしまっていた。実は炭鉱の中には秘密の抜け道があり、誘拐犯たちはそれを利用したのだ。抜け道の存在に気付いたクリスとチャールズは、遂に誘拐犯のアジトを発見。身代金受け渡しの時刻が迫る中、クリスはある賭けに打って出る!
『Martial Arts 50 Movie Pack』在庫セール第3弾は、このいかにも『ベスト・キッド』をパクっていそうなタイトルの作品の紹介だ。とはいえ、作品の制作年代を見ると『ベスト・キッド』どころではない古い作品であることが一目瞭然。なのでこちらも『ヘッドハンター』『四大天王』同様に全く期待しないで見ていましたが…案の定、その予想は的中してしまいました(涙
本作も『サイボーグ・ウェポン』のように「看板に偽りあり」な作品である。カラテとかドラゴンとかタイトルに付いてるが、ラスト以外はこれといった格闘シーンは無し。主役の兄弟が空手を習っている設定こそあれど、いつも空手の胴着を着ているだけでアクションそのものは存在していない(キッズ向け作品なので仕方が無い向きもあるかもしれないが…)。
ま、本作は古いマーシャルアーツ映画の部類に入る作品なので無理は言えないところなのだが、それ以前に気になる部分も多々あった。まず本作には、『ホームアローン』のようにビジュアルで見せるようなギャグも無ければ、前述したように格闘描写も少ない。ただ単に筋書き通りに物語が進行していくだけで、一切の味付けが無いという、非常に簡素な作品なのだ。洗練されていない古い作品とはいえど、この物語の薄さはどうにかならなかったのだろうか?
空手の師範役で本家『ベスト・キッド』にも参加したパット・ジョンソンが出演していたり(彼は本作の空手指導も担当)、クリスの男気を見込んで協力してくれる暴走族の一団など、見どころが無いわけでもない。しかし要約すると典型的な"ひと夏の冒険"的な物語であり、格闘アクションを期待しているとエラい目にあうのでご注意の程を。
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