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決勝T1回戦 イタリア VS オーストラリア

2006-06-28 | W杯

イタリア 1-0 オーストラリア

得点)トッティ(PK)

イタリア)

                       トニ
                             ジラルディーノ
             デル・ピエロ

                ガットゥーゾ    ペッロッタ

                      ピルロ

         グロッソ                    ザンブロッタ
                マテラッツィ   カンナバーロ


                     ブッフォン

交代)ジラルディーノ → イアキンタ
          トニ → バルザーリ
     デル・ピエロ → トッティ


オーストラリア)

                     ヴィドゥカ

            ブレシアーノ          ステリョフスキ

         ウィルクシャー                   クリナ

                     グレッラ


            チッパーフィールド ニール  C・ムーア


                   シュウォーツァー

交代)ステリョフスキ → アロイージ
 

<2度目のカイザースラウテルン>
試合会場となったカイザースラウテルンのフリッツ・ヴァルター・シュタディオンはオーストラリア代表にとって、日本戦で大逆転勝利を飾った縁起のいいスタジアムだったはずだ。

それは、後半終了間際までは同じだった。

イタリアにとってのチェコ戦のヒーロー、マテラッツィが少し厳しい判定を受けて退場。 数的有利を手に入れたオーストラリアは、「格上」イタリア相手に攻め続けた。 イタリアはカウンター、それも鋭さに欠けたカウンターしか手持ちの武器を持ち合わせていない窮地の状況に追い込まれた。

しかし、ロスタイムも残り1分というところで、ニールがグロッソをペナルティエリア内で倒したと判定されてPK。
シミュレーションを取られてはグロッソにとって余りに酷な、PKと取られてはニールにとって余りに酷なプレーだった。
そして、試合は疑惑が残る形でありながらも劇的な結末を迎えて終わった。


この試合、「ヒディング・マジック」は見られなかった。 と言うよりも、ヒディング自身がそれを発動しようとはしなかった。 それは明らかに延長戦を意識してのことだろう。
「結果論」だが、日本戦やクロアチア戦のように、「90分」で勝負を着ける采配を行っていれば、結果は違っていただろう。 そして、もし相手がイタリアという「サッカー大国」ではなかったら、ヒディングはもっと大胆に90分で勝負を着けに行っていたことだろう。


「カテナチオ」はもはや死語と思われていたが、この日のイタリアは紛れもなく「カテナチオ」で掴んだ勝利だった。

「瀕死状態まで追い込まれての、ロスタイムでのオフサイドや相手のハンドによる1点の勝利」
を最も美しい勝利とするイタリアのサッカー文化を考えれば、イタリア代表にとって今回の試合は、「これ以上ない勝ち方」だったのかもしれない。


 

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