NO FOOTBALL NO LIFE

国内、ヨーロッパ、南米のサッカー観戦ブログ! Jリーグ、3大リーグを中心に全世界を完全網羅!(予定)
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グループA 第2節

2006-06-16 | W杯

◯ドイツ 1-0 ポーランド

得点)ノイビル

ドイツ)

                         クローゼ
              ポドルスキー

                    バラック

       シュバインシュタイガー          シュナイダー

                   フリングス

       ラーム                       フリードリヒ
              メツェルダー  メルテザッカー


                    レーマン

交代)     フリードリヒ → オドンコール
         ポドルスキ → ノイビル
  シュバインシュタイガー → ボロウスキ


ポーランド)

               ジュラフスキ
                          スモラレク

         クジノヴェク                  イェレン

                ラドムスキ
                         ソブレフスキ

       M・ジェブワコフ                バシュチンスキ
                 ボンク     ボサツキ


                     ボルツ


<上昇気流に乗った開催国>
これが開催国、そして、W杯優勝3回を誇る伝統国の底力なのか? それとも会場となったドルトムントのヴェストファーレン・シュタディオンのスタジアムがもたらした力なのか?
いずれにせよ、この勝利でドイツは勢いに乗ったはずだ。 ロスタイム、オドンコールのクロスからノイビルが決めた劇的なゴールは、クリンスマンに対し、日本人がジーコに向けるものよりもさらに懐疑的な視線で見ていた多くのドイツ国民を一つにすることに成功したことだろう。
開幕戦のコスタリカが「今後の不安が残る大勝」なら、今回のポーランド戦は「今後の希望が大いに沸いた辛勝」だった。


初戦、
「エクアドル戦は、俺たちにとって前菜。ドイツ戦がメインディッシュで、コスタリカ戦がデザート。」
と、歴史に残る大失言を残してまさかの敗戦を喫したポーランドだったが、この試合は相手が「メインディッシュ」だったからか、負ければグループリーグ敗退が決まる「背水の陣」だったからかはわからないが、開始から非常に集中して試合に入ることができた。
スタジアムの大観衆の後押しを受けたドイツの迫力ある攻撃に敵わないと見るや、すぐに堅い守備からのカウンター狙いに切り替えたことも、迅速且つ賢明な判断だった。

終わってみれば痛かったのは、ソブレフスキの退場。 中盤最後尾で守備の要となっていた彼がいなくなったことは、ただ単に「人数-1」となることよりももっと大きなダメージを被る意味を持った。 セルティクのGKボルツの素晴らしいセーブの連続もあり、ドローに持ち込めるかと思われたが、地元ボルシア・ドルトムントオドンコールと、ボルシア・メンヘン・グラントバッハノイビルの「ボルシア・コンビ」にやられた。

ポーランドはやはり初戦の躓きが全てだった。 エクアドル戦で、ドイツ戦で見せた集中力の70%でも見せていられたなら、わずか2戦でグループリーグ敗退が決まることはなかったと思う。
ヴェストファーレン・シュタディオンは、ポーランドFWスモラレクにとってもホームスタジアム。 しかし、地元の観客から浴びたブーイングと、グループリーグ敗退のショックは、彼を悲しみの底に突き落としたはずだ。

 


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◯エクアドル 3-0 コスタリカ

得点)C・テノリオ、A・デルガド、カビエデス

エクアドル)

                C・テノリオ   A・デルガド

           メンデス                バレンシア

                E・テノリオ   カスティージョ

         レアスコ                    デ・ラ・クルス
                エスピノーサ   ウルタード


                       モラ


コスタリカ)

                           ワンチョペ
                 R・ゴメス

                     センテーノ

         L・ゴンザレス                  ウォレス

                           M・ソリス
                D・フォンセカ


              ウマニャ    マリン    セケイラ


                       ポラス


<好調エクアドル>
初戦に「格上」と見られていたポーランドに勝った勢いか、「内弁慶」だったエクアドルがヨーロッパの地で危なげなく連勝を飾った。
エクアドルの首都キトで見せるようなダイナミックさこそはないが、「南米らしく」したたかに急所をうまく突くサッカーを見せている。
そして、1戦2戦ともに「得点者が全てFWの選手」ということも頼もしい。
次のドイツ戦は、エクアドルが決勝トーナメントでどれだけやれるかの、試金石となるだろう。

 

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グループH 第1節

2006-06-16 | W杯

◯スペイン 4-0 ウクライナ

得点)シャビ・アロンソ、ヴィジャ2(1PK)、F・トーレス

スペイン)

                        F・トーレス
               ヴィジャ

                  ルイス・ガルシア

             シャビ           マルコス・セナ
                  シャビ・アロンソ

       ペルニア                    セルヒオ・ラモス
               プジョル     パブロ


                   カシージャス


ウクライナ)

                       シェフチェンコ
               ヴォロニン

          ロタン                   フセフ

                フシン
                        ティモシュク

       ネスマチニー                  イェゼルスキー
                バシュク    ルソル


                   ショフコフスキー


<ウクライナの不安>
今大会これまでで、最も「予想外」の結果ではないだろうか?
スペインの勝利を予想するのは想像に難くないが、試合前に「4-0の大勝」を誰が予想できただろうか。 盲目的なスペインファンでもない限り、この結果を予想することは不可能だろう。

しかし、この試合でスペインが見せたサッカーは、自国のリーグ戦「リーガ・エスパニョーラ」の代名詞である「スペクタル」なものだった。
「コンディションのピークを初戦に持ってきてしまったのではないか?」
という穿った見方もできてしまうほど、この試合のスペインは完璧だった。 これでグループリーグ突破はまず間違いない。


旧ソ連から独立後、初の国際主要大会出場となったウクライナだったが、「民族の誇り」を世界にアピールすることはできなかった。
序盤のセットプレーからの失点、壁に当たってコースが変わったFKと、悔やまずにはいられない失点が重なったこと。 さらには、あまりにも厳しいバシュクへのレッドカードの判定が、ウクライナの戦意を喪失させてしまった。

「初戦敗北」や「得失点差-4」という事実よりも、もっと受け入れがたい精神的ショックを負ってしまったことだろう。
スペインとウクライナで安泰と思われたグループGだが、チュニジアとサウジアラビアにも付け入る隙が広がってきた。 このグループの「2位」は、次のウクライナ対サウジアラビア戦で決まるはずだ。


 

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◯チュニジア 2-2 サウジアラビア

得点)ジャジリ、ジャイディ / アル・ハフタニ、アル・ジャバー

チュニジア)

                 シカウィ    ジャジリ

                     ナムシ

            シェドリ             ブアジジ

                     ムナリ

        ジェマリ                      トラベルシ
                 ハグィ    ジャイディ


                    ブンニジェル


サウジアラビア)

               アル・ハフタニ
                            ヌール

                   アル・テミヤト

             ハリリ           アル・ガムディ

                     アジズ

       スリマニ                           ドキ
              アル・モンタシャリ    トゥカル


                     ザイード


<興奮の痛み分け>
日本、いや世界において、「今大会の中で最も注目度の低いカード」だったはずだ。
その注目度の低さが示す通り、前半は退屈だった。 お互いシュートの本数は少なく、ただひたすら中盤で肉弾戦を繰り広げるだけの試合。 チュニジアのジャジャリが先制点を決めたが、そんなネガティブな印象を持ち、この試合に対する興味を失いかけていた。 しかし、後半に入ると試合は大きく変わった。

前半は押され気味だった「アジアの盟主」サウジアラビアが攻め始めたことで、試合は攻守の入れ替わりが激しく、とてもおもしろいものになった。
前半はほとんど崩すことのできなかったチュニジアの左サイドを、アル・イテハドのヌールが突破。 そこからのグランウンダーのクロスをアル・ハフタニが合わせて同点!!
その後は両チームとも攻め合いを演じるも決め手を欠いたが、後半39分、サウジアラビア得意のカウンターから、アル・ハフタニに代わって入った「大エース」のアル・ジャバーがGKとの1対1を左足で冷静に決めて逆転!!
一気にテンションが上がるアリアンツ・アレーナ!!!

しかし、ドラマはまだ終わらない。
ロスタイムに入って2分、ジャジリがドリブルで右サイドへ持ち込み、深い切り返しからクロス! これを最終ラインから前線に上がっていたボルトンCBのジャイディがヘディングで豪快に決めて再び同点!! チュニジアが劇的な幕切れを引いて、試合を終えた。


「痛み分け」とはこのことだろう。
両チームにとって、ここで勝ち点3を取り逃したのは痛い。 しかし、ウクライナはスペイン戦で自信を大きく失っているはずだ。 このことを考えれば、どちらにもまだチャンスはある。
今回両チームが演じたような、「世界のサッカーファンに喜びを与える試合」が今後もでき、ウクライナの調子が戻らないのであれば、決勝トーナメントに進出するのはこの2チームのうちのどちらかであってほしい、と切に願う。
やはりこのグループの「2位」は、次のウクライナ対サウジアラビア戦で決まるはずだ。

 

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