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『バトルシティ2033』メキシコ2033

2011-01-23 13:11:34 | SF

バトルシティ2033
2033(2009年メキシコ)
 監督      フランシスコ・ラレスゴイティ
 脚本      ジョルディ・マリスカル
 出演      クラウディオ・ラファルガ
          サンドラ・エチュベリア
          ラウル・メンデス
          ミゲル・クートゥリエ
          マルコ・アントニオ・トレヴィーノ
          

 ■ストーリー■
 西暦2013年、メキシコでは軍事政権が樹立、独裁者ペクに支配されていた。メキシコ市は、パラダイスシティと呼ばれ、人々は、スタム博士の作った鎮静作用のあるパクティアと呼ばれる飲料を与えられ、考えるコトを忘れ無気力に生活していた。そして、2033年ペク師の後継者、ハマロ将軍により支配されていた。
 ハマロ将軍と結婚しようとしている母親の息子パブロは、エリートコースを約束されていたが、ドラッグと酒に溺れた自堕落な生活を送っていた。そんなある日、祖父から死んだと思われていた父親ゴロスが生きていることを聞いたパブロは、抵抗軍へと身を投じることになるのだった。

 ■感想■
 総制作費5億円!という宣伝コピーのメキシコの大作SF映画!
 メキシコ映画で、制作費5億円というのは、スゴイ大作ってコトですよね!!
 本作の言語が「スペイン語」になっていたんで、てっきり「スペイン映画」だと思って観始めたら、メキシコ映画でした!DVDのパッケージにもしっかり「メキシコ映画」って書いてありました。とにかく、観る映画については、なるたけ事前に情報を得ないようにしてるので、こういう勘違いも多々あったりして…。

 まぁ、自分的には、メキシコ映画でも、観なくちゃいけない部類のジャンルだから、良いんですけどね。
 メキシコ映画にしては、ストーリーも、ヴィジュアルも、すごく良く出来ています!メキシコシティとか言う文言や登場人物の名前がメキシコ系でなければ、それこそ、スペイン映画とか、ヨーロッパ映画って言っても通るくらいの作品になっています!!

 こんな時代錯誤的な1970年代チックなSF映画を作るなんて、メキシコ映画、すごいなぁ…。
 すごく満足感高い作品になっています!
 1970年代のSF映画ファンだったら、街並みのヴィジュアルや、デストピア系の独裁政府の描き方で、思わずニンマリできるはず!!
 1970年代のアメリカ、イギリスのSF映画って言っても通用するような感じのストーリーです!!今どき、こんな映画を作るなんてッ!!
 『スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー』(2004年)なんかより、よっぽどノスタルジックな雰囲気を出しつつ、なおかつ、超マジメなSF映画にもなっています!!

 ケータイ小説の映画化や、アイドル映画や、TVドラマの映画化作品しか作れない国も、これくらいの映画を作って欲しいですね。

 ところで、今作は、冒頭から中盤まで展開が少しダラけているのに、後半は“超・超・超・駆け足状態”でストーリーが進んで行きます!!まるで、打ち切りの決まった連載コミックのような展開の早さ!!
 
 で、なんと、ラストは、廃刊になるコミック雑誌の連載コミックのような展開!!製作者たちは、今作をシリーズ化したかったんでしょうか??
 “TO BE CONTINUED”みたいなラストは何??
 主人公が、遊びで殺した親の子どもがレジスタンスに加わるエピソードも、何も回収されないまま。
 ランニングタイム100分で描けないなら、120分くらいの作品にしてでも最後まで描いて欲しかった…。 65

バトルシティ2033 [DVD]
クラウディオ・ラファルガ
オデッサ・エンタテインメント

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