指田文夫の「さすらい日乗」

さすらいはアントニオーニの映画『さすらい』で、日乗は永井荷風の『断腸亭日乗』です 日本でただ一人の大衆文化評論家です

なぜSPレコードの蒐集をやめたのか

2021年02月03日 | 大衆芸能
タモリクラブの「日本レコード大会」で、高円寺の円盤の田口史人さんが出ていて、「特殊レコード」を紹介されていた。そして、
「レコードは、歌など音楽よりも、それ以外の方が多かった」ことを言われていた。
その通りで、たしかレコードを発明したエジソン(彼のは蝋環式で、円盤式ではないが)は、音を録音することで、記録、教育、宣伝など多くの目的に使用できると言っていたはずで、音楽のみではなかった。
それが、SPからLPとEPなどのなるに連れて、レコードは音楽専用になった。
今や、配信でレコード、SP盤など見たこともない人が多いだろう。
 
         

だが、世の中には、SP盤コレクターがいて、私も独身時代は少し集めていた。
中古レコード屋の他、古道具屋等を廻り集めるのだ。
だが、途中でやめることにした。
その理由は、上に書いたようにSP盤は、音楽以外にその種類が多く、集めるとキリがないからである。
例えば、演説レコードがある。政治家の他、偉い人の言葉を録音したもので、意外に多いのは軍人で、戦前は軍人は社会で尊敬されていたからだろと思う。
私が持っている演説レコードでは、日本の救世軍の創始者山室軍平のものがあり、結構面白い比喩による演説だった。
そして、結婚したとき、SP盤蒐集は止めたのである。





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