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指田文夫の「さすらい日乗」

さすらいはアントニオーニの映画『さすらい』で、日乗は永井荷風の『断腸亭日乗』です 日本でただ一人の大衆文化評論家です

「22年前の9月に起きた三つの事件」

2023年09月19日 | 事件

22年前の9月といえば、9・11だが、このとき私は脳梗塞で病院に入院して2か月だった。

病院の時間になれていて9時過ぎには寝ていたので、事件はまったく知らず、翌朝起きると大騒ぎになっていた。

「ほんとうに映画みたいだ」と思い、また1983年にあのビルの20階で、ランチをしたことも思いだした。

大変に脆弱な構造のビルで、レストランまで地下の地下鉄の振動が伝わってくるのだ。

また、建築の専門家に聞くと、あのストンと落ちて崩壊したのは、全体がぎりぎりに作られていて、また完全に均衡を保たれていたからとのことだそうだ。

さて、この9月に起きたのは、古今亭志ん朝の急死と新宿歌舞伎町のキャバレーの火災だった。

私は、当時落語への興味を失っていたが、志ん朝の死には本当に驚いた。

あとで、関連する本を読むと、晩年はかなり異常な行動があったようだが、それも立川談志の「騒動」に対する志ん朝なりの反論だったのかもしれないと思うと、談志の罪は重い。

                                 

キャバレー火災だが、当初は死者の名が出ていたが、すぐに出なくなった。

やはり、ああいう場所での死は不名誉という考えがまだ日本にはあるのだろうか。

戦場で死ねば、名誉の戦死なのか、と思ったものだ。

 


ある女性のこと

2023年08月11日 | 事件

札幌で、かなり異常な殺人事件があり、さまざまな報道がなされている。

                  

これは、そうした異常な人のことではないが、私が実際に目撃した、少々変わった女性のことである。

ある時、横浜市の外郭団体が、あるイベントを実施した。

それには、私が企画にからんでいたので、実際に準備をしているときに、現場に行ってみると、皆が働いてゐる中で、一人だけ浮いているように見える女性がいた。

担当の方に聞くと、その周辺では、かなり有名な女性で、イベントをすると必ずくる。

大変にまじめで良い人なのだが、特に重要な役割をするというわけでもなく、現場をうろうろしているのだそうだ。

仕事は、特にしているわけでもなく、普段は家にいるらしいとのことだった。

世の中には、結構不思議な人もいるものだなあと思ったものだ。

この人は、今はどうしているのだろうかと思う。

 


日本にもあった事件

2022年10月30日 | 事件

韓国ソウルでの群衆圧死事件が騒がれているが、実は日本でも以下のような大事件があった。

 

                                                             

彌彦神社事件 (いやひこじんじゃじけん、やひこじんじゃじけん)、彌彦神社丙申元旦事故(やひこじんじゃひのえさるがんたんじこ)または彌彦事件(やひこじけん)[1]:124は、1956年昭和31年)1月1日午前0時過ぎ、新潟県西蒲原郡弥彦村彌彦神社(弥彦神社)拝殿前で初詣客が新年の餅撒きに殺到、玉垣が崩れて将棋倒しになった群集事故である[1]:125

この事件で124人が亡くなっているのだ。「韓国は、云々・・・」と言い方は通用しないのである。

誰も知らないのだから実に恐ろしいことだ。


村田元投手が逮捕

2022年09月24日 | 事件
村田の右腕の強さは、尋常ではないと思う。
昔、早稲田大学での学費・学館闘争の時、ある場所で、スト派の学生達がピケを張っていた。
その時、相撲部の連中が来て、
「どけよ!」と一押した。
すると、学生のピケの10人くらいが、一挙に倒れたとのことだ。
学生とはいえ、本当の相撲取りの力は、すごいのである。
たしか、ボクサーは、素手でも凶器とされるはずである。
村田の右腕も、凶器とされるに違いないと思う。
村田兆治容疑者、逮捕 空港で暴行も容疑否認 携帯電話を手に金属探知ゲートへ→何度も引っかかり…(スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース
NEWS.YAHOO.CO.JP
村田兆治容疑者、逮捕 空港で暴行も容疑否認 携帯電話を手に金属探知ゲートへ→何度も引っかかり…(スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース
 羽田空港の保安検査場の検査員に暴行を加えたとして警視庁東京空港署は23日、暴行の疑いで元ロッテ投手の村田兆治容疑者(72)を現行犯逮捕した。逮捕容疑は23日午後、第1ターミナル北ウイングの検査場で

父が体験した関東大震災

2022年09月02日 | 事件

昨日、9月1日は、99年前の1923年に関東大震災が起きた日である。
この日、私の父は、22歳で大田区の蒲田新宿小学校の教師だった。

このの卒業生には、女優の髙峰秀子がいる。

以前、私は次のように書いた。


父も、「横浜から朝鮮人が攻めてくるぞ・・・」との噂で、町内会の人と共に、様々に武装して多摩川まで行ったそうだ。そして、恐る恐る首を上げて、土手の向こうを見ると、誰もいなかったとのこと。
それは当然で、朝鮮人が反乱を起こすなどなかったからだ。逆に、横浜では「東京から朝鮮人が攻めてくる」と噂されていた。
では、なぜこのようなデマが流布されたのか。当時は、テレビはおろかラジオもなく、新聞も社屋が壊れたのできちんと発行できなかったからだ。その中で、普段何らかの形で「差別と偏見」におかれていた朝鮮人等が、この際に反撃してくるのではないかとの恐怖心があった。一部には、警察や軍隊が、こうしたデマを流布させたという説もある。たしかに、当時は電話も、官公庁、企業、富豪等にしかなかったので、そうした通信をした者は誰かという疑問は当然にある。

さて、以前日本テレビの番組で、徳川夢声も、

「ただいま、隣町で朝鮮人と交戦中・・・」などと町内の人間が本気で言っていたと話していた。
また、演出家の千田是也は、当日千駄が谷付近で、自警団に尋問を受け、彼は本来吃音だったので、「こいつは日本人ではない!」と言われ、教育勅語と歴代天皇を言ってなんとか暴行を逃れた。

この体験を記憶するために、「せんだがやのコリア」として千田是也にしたのは有名である。彼の本名は、伊藤國男で、舞台と映画の美術家の伊藤喜朔、アメリカでも活躍し、日本では戦後テレビ初期でも活躍したダンサーの伊藤道郎との兄弟であり、この伊藤道郎の息子が俳優のジェリー伊藤である。

                                                             

小池百合子都知事は、朝鮮人等への虐殺を否定しているようだが、非常におかしいと思う。
今日でも、日本第一党のように「ヘイト・スピーチ」をしている者もいるのだから、朝鮮人への虐殺はあったと思うのが普通だと思う。

 

つまり、ヘイトスピーチのようなことをする連中がいるのだから、虐殺はあったと思うのだ、非常に残念ながら。

それが、未だ現実である。

工藤美代子の本も読んだことがあるが、彼女の近衛文麿についての本と同じで、歴史的検証には値いしない著作だと私は思う。


ウクライナのスポーツ人と言えば

2022年03月01日 | 事件

ロシアの侵略にあっているウクライナだが、意外にも有名スポーツ人を排出している。

1964年の東京オリンピックの時、陸上競技で活躍した、タマラ・プレス、イリナ・プレスのプレス姉妹。

なかには、プレス姉妹ではなく、プレス兄弟だとの説もあったが、非常に強い姉妹だった。

特に、姉のタマラの砲丸投げは、ド迫力だった。

              

彼女たちは、セックス・チェック以前だったので、いろいろと疑惑もあったようだが。

さらに調べると、「巨人、大鵬、卵焼き」の大横綱大鵬の父親は、ウクライナ人だったとのこと。

戦中期のスターリンの迫害で、彼らは、ウクライナからシベリアに送られ、そして樺太で大鵬が生まれたとのこと。

スターリンの少数民族迫害は本当にひどいもので、ウクライナ人らとは逆に、シベリアの朝鮮人は、中央アジアに追放されたとのこと。

まったくひどい話だった。


褌イッチョでやれ!

2022年01月11日 | 事件

昨日は、成人式でいろいろあったようだが、勿論私は、1968年の20歳にとき、大田区の式典に行っていない。

「役所に祝われるなど冗談じゃない」と思っていたからだ。

川崎のとどろきアリーナでは、車やバイクで暴れた連中がいるようだ。

こんなバカ連中をテレビに写すのはどうかと思う。

しかし、考えると女性は晴着があるが、男にはない。

羽織・袴があるが、今の男には似合わない。普段着ていないのをいきなり着ても身に付かないのだ。

そこで、目立ちたい男は、褌イッチョで出れば良いと思うのだ。

              

多くの祭礼では、褌姿があるのだから、それこそ男の姿、成人にふさわしいのではないか。

寒さで風邪をひいても知らないが。

 

 


ディスコでは

2021年10月18日 | 事件

先週の朝日新聞に、東京のディスコ跡が特集されていたが、一つ抜けていたのが、六本木の駅近くにあった「トゥーリア」である。

ここでは、1988年1月5日に、シャンデリア落下事故があり、私は実はすぐ近くにいた。

                                     

正月の挨拶回りをして、終わったので居酒屋で飲んでいたのだ。

挨拶回りの相手は、PCO(プロフェッショナル・コングレス・オルガナイザー)、つまり国際会議の事務局をする会社で、当時いたパシフィコ横浜等にとっては、営業の相手であり、常に情報交換している営業先でもあった。有名なのでは、サイマル・インターナショナル、JTB系のICS,関西系のインターグループ、元は東京のJCで、東京オリンピックの時に作り、今は内幸町のプレスセンターの運営もやっているJCS等だった。

飲んでいる内に、救急車の大きなサイレンが聞こえ、何台も来ているようだった。

そして、終わって外に出ると大騒ぎだった。

結局、死者が3人も出た事故だった。

今は昔のバブル時代の事件である。

 


土曜の朝は

2021年10月11日 | 事件

金曜日の夜に地震が起きた。

                                     

私が住んでいるアパートは、京都の家のように、間口が狭く奥行きが長い建物である。

そこに東西方向に横長の部屋になっているので、南北方向の揺れには弱く、3・11では大きく揺れたようだ。

あのときは、まだ働いていて職場にいたので、家にはいなかったので良かった。

夜、9時近くに部屋に戻ると、本とCDが散乱し、テレビと電子レンジは落ちていて、電子レンジを持ち上げるのは大変だった。

テレビは、台から落ちていて、画面が1カ所傷ついていた。結局、新しいのに買い換えたが。

さて、今回は千葉で、東西方向の揺れだったので、比較的揺れは弱かった。

本棚の上に置いていた本は落ちたが、すぐに戻せた。まだCDなど落ちていたものもあったが、馬鹿らしいので寝る。

土曜日の朝に起きると、まず新聞が来ていないので、電話するとエレベーターが動いていないので、持って行けないとのこと。エレベーターの管理会社に電話すると、「順次やっていますので」とのこと。

キッチンではお湯が出ていないので、東京ガスに電話すると、地震で緊急栓を開ければ良いとの指示。廊下に出て操作する。

後は、落ちている物の処理だが、これは少しづつやっていくことにする。

 


小室氏問題について

2021年09月28日 | 事件

以前、小室氏問題について、以下のように書いた。批難を承知で再録する。

私が、小学校、中学校時代に一番仲の良かった男に、田辺史彦君がいた。彼は、高校時代から大森山王の民間テニス・クラブに入っているなどの、「贅沢なテニス少年」で、大学は立教の経済学部に入った。非常にかわいい顔で、さらにテニス・ボーイ、クラシック・ギターもやっていたので、モテモテで、ついに立教では、某有名人の娘をものにしてしまった。その時の彼の言葉は、「立教の下の女学院から来た子は、男をまったく知らないので、引っかけるのが一番簡単だったよ」「へえ、そうなのかね」と思った。しかし、眞子様の問題を見ると、この田辺説は、正しいと思う。眞子様は、本当に深窓のお嬢様で、下界の男をまったく知らず、いきなり小室君にお会いしてしまったようだ。私は、日本全国民が、小室君と母親に嫌悪をもっているのは不思議に思う。日本国憲法は、「結婚は両性の合意にのみ」に成立されるのだから、これに反対するのは、憲法を無視することだ。いつから日本は、大日本帝国憲法の時代に戻ったのだろうか。ちなみに、田辺君は、いろいろな女性と浮名を流した後、40代で死んでしまった。私の友人で、最初に亡くなった男である。

 

小室氏問題で、いろいろ言われているのが、母親の金銭問題である。

だが、「結婚は両性の合意のみで成立する」とすれば、どこが問題なのだろうか、私には理解できない。

 


『座頭市』で言えば、誰の役どころだろうか

2020年05月21日 | 事件
類は友を呼ぶ、とはこのことだ‼️
あるいは、身内に甘く、外にはきびしく、
これぞ権力の遣口、まるで『座頭市』を見ているようだ。
この黒川検事の役は、誰がふさわしいだろうか。
三島雅夫は、本当は悪い岡っ引きレベルなので、安倍徹あたりだろうか。






黒川検事長が辞意 賭けマージャン、法務省調査に認める
朝日新聞デジタル7320
東京高検の黒川弘務検事長(63)が新型コロナウイルスの感染拡大を受けた緊急事態宣言が出ている5月初旬に産経新聞記者や朝日新聞社員とマージャンをしていたと週刊文春(電子版)が20日に報じたことを受け、黒川氏が法務省の聞き取り調査に対し、賭けマージャンをしたことを認めたことがわかった。黒川氏は関係者に辞意を漏らしているという。


次は、非国民か

2020年05月08日 | 事件
テレビを見ていたら、どこかでパチンコ屋の前でその営業を批難している男の姿が出ていた。
私は、パチンコはやらないし、好きにもなれない。
ただ、パチンコをやらないと夜も日もあけないという人もいるに違いない。
人の好き嫌いは、それぞれであり、法に違反しない限り、それを止めろと言う権利は誰にもない。
この次は、「非国民」と叫ぶのだろうか。

思えば、日本は為政者にとって非常に統治しやすい国である。
権力の方針の先取りを国民がどんどんやってくれるのだから。
戦時中に、一番好戦的だったのは、軍部や政府ではなく、マスコミと庶民だったことは今や明らかになっているが、なるほどと思う。

満州のペスト

2020年05月05日 | 事件


あいかわらずコロナウイルス騒ぎが治まらないが、同じウィルスによる伝染病にペストがある。
私の叔母、父の妹は、戦前、戦中は結婚した相手と共に、満州(中国東北部)にいた。
その方は、警察官だが、赴任した場所が奉天郊外の田舎だったので、同時に保健の仕事もやっていたそうだ。
警察も保健も元は、内務省なので、一緒にやることができたのだろうと思う。

それは、伝染病への防疫で、その主なものは、ペスト対策だったそうだ。
方法は、ペスト患者が出ると、その村に行き、村の家々を焼いてしまうものだったとのこと。
まことに原始的だが、根本的対策であることに間違いないだろう。

ロバート・ケネディが殺された日

2020年04月23日 | 事件
テレビが、コロナウイルスばかりでつまらないので、ユーチューブの「ケネディ家の野望」を見た。
ほとんど知っていることだったが、JFKの父親のジョセフは、いろんな事業をしていたが、ハリウッドで映画を作っていたことがあるとは初めて知った。
そして、兄のジョン・エフ・ケネディが1961年11月にダラスで暗殺された後、弟のロバート・ケネディは、民主党大統領予備選挙に出た。
そして、1968年6月、彼は射殺されてしまう。
この日、私は、当時付き合っていた女の子と渋谷の喫茶店にいた。
渋谷駅西口の、今は量販店になっているビルの3階の喫茶店にいた。
そこは、かなり洒落た店で、当時はまだ有線放送が普及していなかったので、ラジオを流している店が多かったが、そこはFENを流していた。
FENというのは、日本の米軍のための放送で、810キロ・サイクルで中波ラジオの放送が行われていて、毎時0分から5分間はニュースだった。
そこで、「ロバート・ケネディが殺された」と言っていた。
英文科の落第生の私でも、その程度は理解できたのである。
「へえ、殺されたのか・・・」と言い合ったはずだが、他になにを話したかまったく憶えていない。
ちなみに、英語のリスニングで一番良いのは、ニュースであり、ドラマ等は向いていない。なぜなら、ニュースは、特別にローカルな話題は別として、ラジオで言うような事柄の内容は大体知っているからで、英語で内容が想像できるからだ。
特に喜劇は、笑いの意味が分からないので一番やってはいけないことである。

                    

ところで、このケネディ家だが、日本では「ケネディ」と発音できない人が結構いる。
明治生まれの私の母もケネデエと言っていたが、菅義偉官房長官も、前アメリカ大使のキャロライン・ケネディ女史を「ケネデエ・アメリカ大使」と発音していた。
このキャロラインは、ニール・ダイヤモンドのヒット曲『スィート・キャロライン』のキャロラインであるのは有名だろう。

緊急事態宣言は仕方ないにしても・・・

2020年04月08日 | 事件
コロナウイルス蔓延で、ついに政府は緊急事態宣言を出した。
現状からみれば仕方ないにしても、その宣言の出し方については、少々違和感を感じる。
どこか、この宣言を出し、国民に命令を下すことに喜びを感じているように思えるのだ。
他人に命令を下すことは、権力好きの人間には快感なのだろう。
私は、まったく感じないが。



特に、小池百合子は、変な外国語をまじえて命令口調で記者発表することに快感を感じているように見えるのは、私だけだろうか。
それにしても、ウィルスは恐ろしいものだ。
20世紀以降、世界を被いつくした「グローバリズム」の害がこのように明かされるとは思ってもみないことだった。
今後、グローバリズムの間違いが全世界的に認識されるだろう。