指田文夫の「さすらい日乗」

さすらいはアントニオーニの映画『さすらい』で、日乗は永井荷風の『断腸亭日乗』です 日本でただ一人の大衆文化評論家です

『NO選挙、NO LIFE』

2023年11月25日 | 映画

私は、横浜市役所に30年くらいいて、区役所にも4回行ったが、そこで一番面白かったのは、生活保護と選挙だった。

それは、どちらも横浜市民に直接触れられるからである。

選挙は、本来は「民主主義のお祭り」なのだから、大いに騒いで盛り上げるべきなのだと思う。

現在の日本の選挙制度は、厳しすぎるが、それは1960年代の初め、公明党の台頭に、自民党と社会党が恐怖したからだった。

公明党の、学会員の手弁当による運動に恐怖した両党が、大衆集団的作用手法の公明党に叶わなくなっので、規制を厳しくしたのである。

この頃から、日本の選挙制度は、「公営化」がすすめられ、政党支持者の手によるものではなくなったので、実に詰まらないものになっている。

極端に言えば、私は、買収など金を使う選挙以外の手法は、すべて許可して良いと思っている。

戸別訪問などは、選挙の手法として、海外では基本とされているものである。

                     

この作品は、昨年7月の参議院選挙の時の、東京都選挙区の受付からはじまり、各候補者の運動等を描くもので、実に面白い。

それは監督の畠山理仁が言うように、「世の中には、こんな変なに人がいるのか・・・」と思う。

全体として、沖縄の県知事選挙がやや熱い運動を見せるが、本来あの程度で行われるのが当然だと思われる。

シネマジャック

 

 


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1 コメント

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参議院議員選挙 宮城選挙区 東京選挙区 (広い世界は)
2024-04-03 10:46:33
選挙はお祭りかは分からない。1票の重みが全く違う。参議院東京選挙区は5%の得票率で当選する。カルトの山本太郎でも当選してくる。1人区は大変だ。2019年の宮城選挙区は野党共闘(立憲共産・連合・市民連合)これらの普段は仲の悪い人達が頑張ったから勝てた。当時の自民選対委員長甘利明が巨額の金をぶち込んでも愛知候補は敗けた。鼻糞をほじっていても当選できる東京選挙区とは全く違う。
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