生命保険会社、損害保険会社では、ソニー生命以外では、全て同じ
対応です。書類の受け渡しは郵送、質問はコールセンターで受付と
なります。
ソニー生命は、まず氏名と連絡先を告げ、それから折り返しの電話が
くるというやり方でしか取り扱わないようです。
ソニー生命以外でも、氏名と連絡先を尋ねられたところが数社ありま
す。それは、もしできれば、ということで、ソニー生命のように入口で、
個人情報を出さないと先に進めないというものではありませんでした。
個人型DCへの加入では、数社比較して検討するのが良いと思います
ので、窓口では、個人情報の提供の前に、一定の情報は出してほしい
と思います。
受付業務のみを行う金融機関では、郵送とコールセンターでの対応と、
書類は郵送するが、申込は支店でというどちらかになります。基本的に
は、受付業務を委託されているので、書類の授受以外はできない、しな
いという立場です。
そのなかで、東京海上日動火災のプランを取り扱っている、大光銀行は
郵送はせず、加入の申し出を受けると、自宅まで来てくれるそうです。
また、損保ジャパンDC証券のプランを取り扱っている土佐信用組合でも
自宅を訪問して手続きと回答でした。
以上、個人型DCの金融機関を選ぶ時は多少参考になると思います。
選択に当たっては、運用商品や説明のあり方も当然重要ですが、今回の
調査では、電話による簡単なものなので、そこまで踏み込んでいません。
DC個人型への加入する場合の窓口の調査のみを行ったものです。
一部の金融機関では、電話で個人型への加入と告げると、「企業型DCか
らの移換」と勘違いされることがありました。そうではなく、個人型DCへの
新規の加入と説明すると、失望した様子が電話を通して感じられました。
企業型DCから年金資産を持って移ってきてくれるのは歓迎ということだと
思います。しかし、個人型DCは、企業型DCの受け皿としてだけ存在して
いるのではありません。残念な対応だと思いました。
個人型DCに加入する場合は、とにかく金融機関の名前で選ぶことがない
ようにしたほうがいいように思います。
商品ラインナップ、手数料、担当者の対応、コールセンターやホームページ
なども重要な要素です。
個人型DCの取扱金融機関は、こちらの国民年金基金連合会のホーム
ページにあります。
http://www.npfa.or.jp/401K/kanri/index.html
●確定拠出年金のことを、DCといいます。
DCは、defined contributionを略したものです。