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厚生年金基金の上乗せ部分の選択肢(2)

2014-01-21 09:30:18 | 厚生年金基金

今年の4月以降、厚生年金基金の改正法が施行されると、基金のほとんどは
5年以内に解散することになる?はずです。

代行部分を抱えているのは、リスクが大きすぎますから。
解散すると思います。

さて、先週、基金解散後の上乗せ部分は、選択制DCか個人型DCということを
書きましたが、その前に、厚生労働省が打ち出している上乗せ部分の選択肢に
ついてです。

①確定給付企業年金基金(DB)や確定拠出年金(DC)の移行
  ⇒基金解散後、既にあるDBやDCへ事業所単位で移行できる仕組みの創設

②簡易型DBの対象を拡大する。
  ⇒中小企業等への企業年金の普及を促進するため、簡易な制度設計(例・数理計算)
    や手続きで設立できるDBの対象を拡大する。

③確定拠出年金への移行を支援する。
  ⇒基金を脱退した事業所の従業員が基金から既存のDCへ資産を移換できるよう
    規制緩和をする。
  ⇒上乗せ部分の不足分の一括拠出をしないで移行できるようにする。

④中小企業退職金共済への移行を支援
  ⇒基金解散後、企業単位で中小企業退職金共済制度へ移行できる仕組みの創設
  ⇒既に加入の中退共に基金解散時の分配金を加算する仕組みの創設

以上は、代行割れしていない基金の場合に当てはまる措置です。

代行割れ基金の場合は・・・来週へ続く。

 

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