猫じじいのブログ

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礼を欠くと泉健太を非難し細田博之を守る自民党は盗人たけだけしい

2022-10-07 22:47:55 | 政治時評

きょうの読売新聞によると、立憲民主党の泉健太代表が10月5日の衆院本会議で細田博之議長に質問したことが礼を欠いた行為だとして、6日の衆院議院運営委員会理事会で、委員長の山口俊一委員長(自民党)が立民の議運委理事を通じて注意した、という。

私は山口の「礼を欠く」という言葉が、あまりにも時代錯誤であるのに、あきれた。「礼」とは人間に身分制、位階秩序を前提した概念で、民主主義の社会では「礼を欠く」という理由で、国会で議長に詰問してはいけないとするのは、まったくおかしい。

この件は、きょうのTBSの『ひるおび!』でも言及された。政治評論家の田崎史郎は「細田博之はこれまでのなかで最低の議長」と言いながら、代表質問で細田議長を詰問するのは慣例に違反すると言った。これに対し、弁護士の八代英輝が、慣例はいずれ破られるもので、今回は細田が統一教会疑惑に紙1枚の釈明書をだしているだけで、質問に答える形の記者会見や国会説明を行っていないし、それを岸田政権が擁護していることに対する、当然の抗議であると述べた。 

私もそう思う。山口委員長は盗人たけだけしい。細田は、安倍晋三が首相のとき、安倍派を預かっていた。細田は、安倍および安倍派と統一教会との関係を知っている重要人物である。細田を国会で詰問することや記者会見で詰問することは絶対に必要なことである。

統一教会の票を、細田が割り振りをしていたのか、それとも、安倍が割り振りをしていたのか、ぜひ聞いてみたい。

きょう、衆院議院運営委員会の3人が議長公邸に訪れ、細田が非公開で釈明することになったが、2枚の紙を読み上げるだけで、質問を受けつけなかった。統一教会との接触回数が最初の釈明書の2倍になっていたが、統一教会と関係をもったことの反省も、選挙における安倍派と統一教会との関係の言及もなかった。それなのに、山口委員長はこれで細田の説明は満たされたと記者たちに語った。

私は、安倍晋三が深く統一教会と関係したことを隠すため、自民党が「礼を欠く」と言って細田を守っているのだと思う。私の記憶では、2013年にNHKが特集で安倍が新興宗教の精神的助けで復活できたと言っていた。それが、統一教会だったのだと今は思う。



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