『 ヘボのアルバム 』

“ヘボ”ちゃんをこよなく愛する蜂狂さんとのコミュウニケーションの場です・・・

     『 梯子型分散脳(神経節) 続き・・・ 』

2011-01-25 10:17:03 | Weblog
                  


梯子型神経節のアラマシが理解出来ただろうか?
悪餓鬼の頃から虫にも脳はあるだろう?とは思っていたが、このように体中にあるとは知らなかった!
体中に分散した神経節(脳)は、夫々の機能分担を迅速にこなしている… 例えば、蜂を例に採るなら、胸部神経節は、歩く!飛ぶ!に特化された神経節で非常に高速飛行、歩きが出来る運動系をこなしている!!! そして、眼や触角、その他の関係器官で察知した情報をそれ司る神経節と脳で速やかにニューロン交換をして高次の指令神経節:脳からの指令でそれに見合った歩行、飛翔へと導かれる・・・

蟲の諸器官で不要な物は、全く、無い。 夫々によく出来ている。 取り分け大事な器官は、頭部に集中している。 触角然り、複眼然り!!! 単眼とて同じだ! ついつい、最近まで単眼の重要性が理解出来ていなかった。 何となく照度計の働き?位の理解度だったが、そこにはトンデモナイ秘策が隠されていた。 飛行の水平度を保つ働きに重要な役目を果たしている!!!と。
まだまだ、有る! 朝明け、夕暮れのセンサーとしての働きも大きい! また、あの暗い穴蔵の中で、建設工事や育児が出来るのも単眼に負う所が大きい!!!
複眼や単眼の解剖学的理論解析はかなり進んでいて、その光学メカニズムは、略、解明されているようだが、人間を始めとする哺乳動物の光学システムとニャリーイコールの所が面白いと思った。

何と言っても蟲の神経節、体中に分散していて、夫々が指令系統としての働きを果たしつつ、細部の統括指令は脳によって決定付けられる所に驚嘆を憶える! そして、この統括指令情報システム、中々の物で微小脳と雖も侮れず、その何たるか?にツイツイ引き摺り込まれて行く・・・

ここの神経節、脳に付いて解説を加えよう・・・

(注)
蟲の神経節は、種に依って夫々、異なり、色々なタイプがある・・・ その画像を載せておこう…  一例を挙げるなら、