『 ヘボのアルバム 』

“ヘボ”ちゃんをこよなく愛する蜂狂さんとのコミュウニケーションの場です・・・

     『 昆虫とは? 』

2011-01-15 23:42:53 | Weblog
                


端境期、これから『蟲』の話をしたいと思っている。
『蟲』と言えば、大方、昆虫を意味する。 蜘蛛等別の種族も居るが、アバウト、昆虫でイイだろう?
そして、昆虫と言えばどんな特徴を持っているか?
この問いに答えられる御仁は、タイシタものだ!!! センター試験でも合格点を得られるだろう・・・
では、昆虫とは?
   「 昆虫とは、頭、胸、腹の3つの部分に分かれ、頭には、1対の触角と複眼、それに1~3個の単眼、胸には、3対の脚と2対の翅、腹には、消化器系や生殖器系を有している… 」と、答えられれば合格点!!!
蟲の仲間には蝶(チョウ)、蜻蛉(トンボ)、蝉(セミ)、蜂(ハチ)等形は様々だが、総て、この定義に当て嵌まる! 最も蠅(ハエ)や虻(アブ)等後翅が極端に小さくなって翅は2枚しかないように見え、働き蟻は成虫になっても翅が無い等種類によって、多少、当て嵌まらないように見える事はが、原則としてはなんら変わらない!
裏付けになる面白い話を…
発生学的に追及していくと、実は、昆虫の卵の胚(はい)発生を見ると、細胞分裂を繰り返した胚がミミズのような形になり、この時、体は21節に分かれている!!! この21節にも意味があり、興味深い! そして、更に、発生が進むと、前から6節が一つの塊になり、次の3節、そして残りの12節がそれぞれのブロックになって形成され、区分される…
そして、夫々が、頭、胸、腹になる。 しかも、面白い事に、一つの節に原則として1対の脚があり、例えば、頭部の場合、この脚が触角や複眼、口器の大顎、小顎等に変わっていく・・・  
胸部の脚は、其の侭残る。 翅は?と言うと、外皮が発達、進化したものだ!
腹部の脚は、退化して亡くなってしまった結果だし、産卵管は、実は、脚が変化した成れの果てである・・・

発生学を勉強すると、なる程!!!と、頷けられ、実に、興味深いし、面白い・・・

これから、話はドンドンと核心部に展開されて行くので、昆虫:蟲の何たるかが段々に判っていくだろう? 実によく出来た構造物?:動物である!!!
今後のお勉強の為に、今日、茲に取り上げた昆虫:蟲の模式図を掲げた。
是非、頭の中に叩き込み、記憶して頂きたい。 今後、これがベースとなり、何かと役立つだろう・・・