『 ヘボのアルバム 』

“ヘボ”ちゃんをこよなく愛する蜂狂さんとのコミュウニケーションの場です・・・

     『 情報の受け渡し… : シナプス! 』

2011-01-31 20:51:37 | Weblog
                 


真冬日が続く・・・ 狂も寒かった!!!
今朝は、今冬、一番の冷え込み! -10℃を下回った。開田高原、軽井沢等では、-15~6℃まで・・・
これ底にして明日からは、幾分、温度が上がるらしい? そうは言っても寒い日は続く・・・

さて、シリーズものに・・・
これまでに神経節、ニューロン(神経細胞)についてオオマカ述べて来た。 何となく解った?
そして、昆虫のニューロンは、軸索(じくさく)と樹状突起(じゅじょうとっき)のよって構成されている事も述べた。
このニューロンは、哺乳動物の場合、感覚系にニューロンで見られるから興味深い!
そして、Aと言う樹状突起とBと言う樹状突起が複雑に絡み合うニューロパイルの中では、ns と言う非常に速い速度で情報のやり取りが行われ、情報はA→Bへ伝達される。こう言う伝達が、体中のニューロパイルの中で規則正しく整然と行われ一定の情報が示達されてゆく・・・
例えば、敵(捕食者)が来て飛ぶという場合、
複眼で見る、触角や剛毛で風邪の動き、匂い等を感じ取り、いざ鎌倉!逃げる!!! 脚を動かす、翅をバタつかせ飛び出す。 この瞬時の動作が夫々を司る神経節で処理される・・・ これ等の神経節からのニューロンが絡み合う部分でお互いの情報交換が瞬時に行われる・・・そして、脳からの高次の指令が統括的に発せられ、逃げるという動作に結び付く・・・食物連鎖のより下位にある動物程この動作は一般的に速い! 喰われない為だ! 先にも述べたマイヤーの考察。 
このような情報のやり取りは、蟲ばかりで無く、総ての動物について感度の差こそあれ同等に行われる・・・

このように、ニューロンとニューロンの連絡部には、電気信号の受け渡しを行う為の特別な構造があり、これを“シナプス”と呼んでいる。 電気信号を送るニューロンと受け取るニューロンの間には、僅かな隙間(20nm:20ナノメートル)がある為直接伝える事は出来ない。従って、一旦、神経伝達物質と言う化学物質の信号に変換され、受け手のニューロンで電気信号に変換されると言う方法が採られている・・・
かなり専門的な話になって来たので、これ以上の詳細は専門書に委ねるとして、概略が把握出来ればいいでしょう!
インターネットや専門書を紐解くと添付画像のような模式図が載っているが、マンガチックに判るような気がする。
これがシナプス回路である。

このような動作が瞬時に行われるのだから恐れ入る!!! しかも、人間等より、一般的に、この動作、蟲の方が早い!!!
神様が与えた神業だろうか? 体中に分散、梯子状に走る分散神経節が大いに寄与している!!! スピード・アップに貢献している訳だ! 更に、賢明な脳が、高次の指令をタイムリーに発するので、その動作は加速される。
蠅や蜂等の逃げる瞬間を見れば自ずと判るだろう・・・

さて、今日までで、基礎的な解説が終わった。
愈々、微小脳の世界に入って行こう・・・ 更に驚くべき事実が飛び出して来る・・・